大和葛城山(958.8m)


★ひとこと   「青崩から夏の花を求めて天狗谷道で大和葛城山へ」

初夏の大和葛城山草原(キアゲハとノアザミ)

★行った日   2023年6月17日(土)  晴   単独
 
★コース

高槻5:18(名神、近畿道、南阪奈道)=羽曳野IC(R170、R309)=6:29青崩P6:37→田圃上端6:49→谷筋別れ7:24→7:53ベンチ7:59→ダイトレ出合8:49→(958.8m)大和葛城山8:55→ダイトレ合流9:35→府県境10:08→水越峠10:34→10:59青崩P11:09(R309、R170)=羽曳野IC(南阪奈道、近畿道)=高槻13:25

 暑さが厳しくなってくると老化もあいまって身体を動かすのが億劫になり、出不精になりがちだ。しかし一念発起、帯状疱疹発症以来10ヵ月、後遺症の神経痛もしびれが残る程度なので、やさしい山歩きに出かけることにした。梅雨の中休みに、大和葛城山の初夏の風情を楽しむつもりだ。青崩から天狗谷道で山頂を経て水越峠へ周回の計画だ。涼しいうちに下山するべく早朝出発、晴れの土曜日とあって車の出足は早く、青崩Pの残りのスペースに滑り込みセーフだ。
 R309のトンネルを横目に陸橋を渡り、竹藪のだらだら坂を下ると天狗谷道登山道に合流だ。しばらく、刈り払いされた農道のようななだらかな上り坂を進むと右手に広がる段々畑の上端だ。田植えを終えたばかりの水面に映る金剛山の姿が、初夏の装いだ。ここから樹林帯に入り、谷沿いに渡渉を繰り返しながら遡行だ。歩くのに支障ない程度に荒れた沢筋を大岩を乗り越えたりしながら谷をつめ、標高600m付近で沢筋を離れて山腹を巻くように急斜面を休み休み登ると尾根端のベンチだ。一息入れてから、勾配の緩くなった樹林帯の尾根道を登り、甘酸っぱいモミジイチゴを摘まみ食いしながらヤマアジサイの咲く道を進み、花の終わったショウジョウバカマの群生地を過ぎると弘川寺方面から来た林道出合だ。すぐ先でダイトレと合流、右手の草深い草原に取り付き、ハナニガナやムラサキツメクサの咲くミヤコザサの急斜面を登ると大和葛城山の山頂広場だ。きょうは透明度が悪く、眼下の市街地も霞んでいるが、涼風の海抜950mの山頂は爽やかだ。山頂付近の笹原をブラブラするが、カワラナデシコやツリガネニンジンなど夏の花はまだ姿を見せず、金剛山を遠景に緑の草原が広がっているだけだ。

 (R309横の青崩Pを出発)    (R309の陸橋を渡る)      (道標通りに葛城山へ)

 (上端の田圃から望む金剛山)  (樹林帯の沢筋を行く)      (沢を飛び石で進む)

 (谷筋を離れて尾根へ登る)     (階段を休み休み上る)  (尾根端のベンチで一息入れる)

  (モミジイチゴを摘み食い)    (道端に咲くヤマアジサイ)    (ショウジョウバカマ群生地)

  (弘川寺からの道に合流)        (ダイトレ出合)        (ハナニガナの草原を登る)

  (大和葛城山頂上広場)    (西面のパラグライダー広場)   (草原から望む金剛山)

 葛城高原ロッジ付近から、ギフチョウは見かけなかったが蝶の乱れ飛ぶノアザミが道端を飾るツツジ遊歩道をブラブラ下る。やっと開花したばかりのササユリが現れ、未開花のカワラナデシコなどとともに美しい花園になるはずだ。すぐ先でダイトレと合流、きょうは霞と逆光で殆んど展望のきかないパラ広場を経て、府県境沿いに稜線を南下だ。やがて急な段差の高い階段だ。木漏れ日を浴びつつ、樹林帯の急階段を一歩一歩ゆっくり下り、深い笹原だが平地になってほっとする。再度、急な階段を下って、奈良側へ下る道を左に分け、山腹の水平路を進む。府県境地点から急階段を下り続け、明るい沢筋に出て金剛山の山肌を眺めながらしばらく下り、最後に導水路沿いに進むと旧R309に降り立つ、水越峠だ。金剛山登山口付近には縦列駐車が続く車道を木陰を選んで約1.5`下ると青崩Pだ。、昼食の機会は逸したが、腹の虫はおやつだけで押さえ帰宅後ビールで乾杯だ。
 6月の大和葛城山は初めてだ。夏場はヤマユリやカワラナデシコなどで山頂草原が彩られるが、この時期はササユリが咲き始め、満開のノアザミに蝶が乱舞する、花の山の夏場の幕開けだ。南木佳士「山行記」で曰く、「山に入ってまでヒトの声を聞かされるのはたまらない。過剰で、意味のない雑音から逃れたくて山に来たのに、そこで耳に入ってくる嬌声には、里山を歩いていて藪の中に不法投棄された粗大ごみに出くわした時のような嫌悪感を覚える」。幸い、晴天の土曜日にも拘らず、静かで、素晴らしい野山を楽しむことができて感謝だ。

 (草原に咲き始めたササユリ)   (アザミ咲く道をぶらぶら)   (乱れ飛ぶウラギンヒョウモン?)

  (ササユリ開花予備軍)      (ツツジ遊歩道を行く)        (ダイトレ合流)

 (稜線を府県境沿いに南下)    (急な階段道を下る)   (樹林の切れ目から望む金剛山)

  (アジサイの階段道を下る) (木漏れ日の階段を下り続ける)    (谷に沿って下る)

   (水越峠に降りたつ)     (旧R309を坦々と西進)   (道端の鮮やかなクサイチゴ)

★道で出会った花

      ホタルブクロ            ヒメジョオン            ナルコユリ

        イヌツゲ?           ヤマアジサイ            アマドコロ?

       サワギク             マムシグサ           モミジイチゴ

 咲き終わったショウジョウバカマ     カワラマツバ           ハナニガナ

    ムラサキツメクサ         コウッゾリナ?         ササユリ

      ヒメウツギ             アジサイ               ノアザミ

      ササユリ             ナワシロイチゴ           コナスビ

      キツリフメ             ヤマツツジ            クサイチゴ

     スイカズラ               ジシバリ            ジンジソウ

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  御所

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