昨夜半、晴れわたった空に月齢15の満月が輝き、3日後の七夕の星空は例え晴れても月の光で覆われそうだ。梅雨中休みのきょうは晴、酷暑を約束するようだ。涼しい朝のうちに戻れるように早朝出発、鏡山に登るべく竜王町観光Pに6時だ。竜王町から鳴谷ルートで鏡山を経て希望ヶ丘文化公園へ周回のつもりだ。
陽光ぎらつく蒸し暑い駐車場をでて、鳴谷ルートに向かい、早く木陰に入るべく小松点在の砂丘地帯を標識通りに通過、鳴谷ルート入口の木陰に入ってホッとする。しばらく雑木林を進み、右下の沢に寄り道、鳴谷の岩床の清流が涼しげだ。羊歯の茂る道をしばらく進むと鳴谷池の堰堤上だ。先日来の雨にも関わらず水位が低いのは、梅雨時を見越しての処置だろう。薬師希望ヶ丘を右に分けた先の東屋を通過、孤立している満水時の木道を経て、雑木林のダラダラ坂を進む。途中の石の広場に立ち寄ってみるが、石が点在する羊歯に覆われた平地だ。この辺りから勾配がきつくなり、吹き出る汗に息を切らしつつ、休み休み丸太階段を上るが、体力弱体化を痛感だ。やっと雲冠寺跡の平地で座り込み、三尊石仏に万感を込めて手を合わせる。再び、丸太階段を頑張ると稜線に達し、東端から綿向山など鈴鹿の山並みが望めるはずだが、白濁して雪野山すら視認できなかった。大石点在の杉林を登ると林間の竜王山頂上を経て鏡山三角点だ。山頂から南の視界が開け、400mに満たない低山ながら野洲川流域の彼方に、霞んでいるが、阿星山や竜王山、鶏冠山など湖南の山々が望めた。
(竜王町観光Pから鳴谷ルートへ) (鳴谷ルート入口) (鳴谷沿いに進む)