岩湧山(897.1m)
★ひとこと 「岩湧の森から晩夏の花を求めていわわきの道で岩湧山へ」
秋海棠と岩湧寺多宝塔
★行った日 2023年9月15日(金) 晴時々曇 単独
★コース
高槻4:38(近畿道、南阪奈道)=羽曳野IC(R170、R310、府道221)=6:01岩湧の森P2
6:08→四季彩館6:26→岩湧寺6:33→登山口6:40→7:14展望デッキ7:23→ダイトレ出合7:52→8:45(897.1m)岩湧山9:34→ダイトレ別れ9:42→10:04休憩10:10→登山口10:23→10:41岩湧の森P2
11:05(府道221、R310、R170)=羽曳野IC(南阪奈道、近畿道)=高槻13:20
9月半ばになっても熱帯夜だ。うんざりしながらだるい体に鞭打って薄暗い黎明に出発、近くの名神入口が工事通行止め、仕方なく直接近畿道へ。明るくなり始めた生駒の山並みを久しぶりに眺めながら南下、富田林を経て高野街道の加賀田から岩湧の森へ向かうと高槻から1時間半かからない。きょうは、秋海棠が終盤を迎えたこのところ定番の岩湧山だ。
いにしえの道入口から石畳の道を進み、この先通行止の道標通りにおちばの道に入り、樹林帯をなだらかに登る。ホウノキの大木横の木階段を上ると四季彩館だ。開店前の静かな広場を通り抜け、杉大木の林立する秋海棠の咲き乱れる小径を岩湧寺へ向かう。花咲く秋海棠越しに杉大木の間から見上げる多宝塔の姿が秀逸だ。六地蔵の見守る静かな本堂に手を合わせ、加賀田滝畑林道の登山口からいわわきの道を登り始める。しばらく整備された石段道が続き、すぐに息があがり、休み休み身体を労わりながらゆっくり登る。薄日のさす杉樹林帯を登り、最後に岩角の道を頑張ると湧水のある展望デッキだ。大木のサワグルミの額縁から河内長野の広々とした市街地を眺めつつ、展望デッキで飲む冷たい湧水が最高だ。勾配が少しゆるくなり、等高線をなぞるように山腹の道を進み、針葉樹林から明るい広葉樹林に変わる小尾根でみはらしの道を左に分けて直進だ。徐々に勾配がきつくなる道を頑張るとダイトレ出合の稜線だ。稜線を行くしんどいダイトレを遠慮して、稜線から南へ少し下ると千石谷林道出合だ。
(いにしえの道入口) (おちばの道で四季彩館へ)
(ホウノキの木階段を上る)
(四季彩館から岩湧寺へ) (秋海棠の道で岩湧寺へ) (岩湧寺に手を合わせる)
(ダイトレ出合)
(千石谷林道出合) (道端に咲くアケボノソウ)
等高線沿いのほぼ平坦な林道を、沿道に咲くアケボノソウなどの草花をひやかしながら西進、トイレのある地点で再度ダイトレに合流だ。ここで樹林帯を抜け、マルバハギやシラヤマギクの咲くススキ原の丸太階段を上ると岩湧山三角点だ。丁度、付近のススキの開花時期、穂に小さな花が並んでぶら下がっている。それを眺めながら薄日のさす無人の山頂広場でしばし無心の境地だ。周りのススキが成長して、冬季に比べて見晴しは限定的、関空がかろうじて望める程度だ。キキョウとハバヤマボクチの探索に稜線を西へ少し下っただけで、下山開始だ。三角点を経て山頂付近が雲に隠れた金剛山を正面に下り、トイレ前からきゅうさかの道を激下りだ。急坂を下っていると、次々と登ってくる高齢の登山者に挨拶だ。私はきゅうさかの道を登るのは願い下げだが、この坂道を登るとは見上げた根性だ。汗だくになって何とか登山口着、林道を淡々と下って暑くなる前に岩湧の森P2着だ。やはり下りは楽だ。
岩湧山は秋風に揺れるススキの山として有名だが、今回はそのおおもとのススキの開花を目の当たりし、大変興味深かった。年々体力が衰え、すぐ息があがり、平衡感覚もおぼつかなくなってくきたが、何とかいつものコースを完歩できた、感謝。あせってはダメ、いまできることを少しずつ積み上げていくことが完歩につながります。
(ススキ原の丸太階段を上る)
(カヤト原に咲くマルバハギ) (岩湧山三角点)
(薄曇りの山頂広場) (かろうじて見える関空を望む) (広場から西へ少し下る)
(林立するハバヤマボクチ)
(ススキ藪に咲くキキョウ) (金剛山を眺めつつ下る)
(急な樹林帯を下る) (登山口) (秋海棠の林道を下るとP)
★道で出会った花
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 岩湧山
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