★ひとこと 「森の案内所から福寿草保護地とポンポン山を8の字周回」
ポンポン山の満開のフクジュソウ
★行った日 2024年2月17日(土) 曇後晴 単独
★コース
高槻8:05(府道6、府道733)=8:49森の案内所P8:54→竈ヶ谷分岐9:02→竈ヶ谷別れ9:37→フクジュソウ保護地9:48→西尾根出合10:15→10:25リョウブの丘10:37→10:53(678.8m)ポンポン山11:03→東尾根分岐11:17→11:30大鉄塔(昼食)11:51→東尾根別れ12:04→竈ヶ谷別れ12:20→フクジュソウ保護地12:32→12:50西尾根出合12:59→13:16つつじヶ丘13:22→竈ヶ谷分岐13:40=13:48森の案内所P13:52(府道733、府道6)=高槻14:36
ネット情報を見て4年ぶりのポンポン山のフクジュソウ見物だ。予報ではきょうの晴れを最後にあすから曇りや雨が来週いっぱい続くとのご宣託、森の案内所の開門時刻9時に合わせてゆっくり出発だ。残念ながら朝方は曇り空だが、午後からの日差しを期待だ。
2番目に到着した駐車場を後にして事務所を通り過ぎ、出灰川に沿って下流へ少し下ると竈ヶ谷分岐の渡渉地点だ。水量が少なく難なく飛び石伝いに渡り、杉林の谷筋を進む。所々で唯一の彩りのヤブツバキを愛でながら、枯野の保護地が点在する竈ヶ谷を幾度も渡渉しつつ遡る。道標に従って西尾根に向かって杉林の急坂をジグザグに登り、次に明るい落葉樹尾根の急坂を登るとテントの見学者受付だ。記帳して保護地に入るが、まだ曇り空が続いてまったく日差しはなく、フクジュソウの蕾は閉じたままだ。枯葉絨毯の斜面の中のロープを張った観察路を辿るが、数少ない蕾のコロニーが点在しているだけだけ、殆んど素通りで観察路通過して西尾根出合だ。がっかりしながら午後の晴れを期待して西尾根を歩きだす。
(森の案内所から枯野を下る) (出灰川を渡って竈ヶ谷へ) (杉林の谷筋を行く)
(ヤブツバキが唯一のいろどり) (枯野の保護地点在の谷筋) (西尾根へ竈ヶ谷を離れる)
(明るい落葉樹林を登る) (記帳して保護地へ入る) (曇空では蕾は閉じたまま)
(芽吹き始めたネコノメソウ)
(西尾根出合) (落葉樹の西尾根を南下)
しばらく尾根を南下するとリョウブの丘だ。サルスベリに似た木肌のリョウブの多いベンチで小休止後コナラの多い稜線を登る。今は通行止めの出灰から来た道を合わせてひと登りするとポンポン山の三角点広場だ。下界には靄がかかり、京都方面や高槻方面は霞んでいるが、おりしも青空が覗き、人々が憩っている山頂に陽光だ。開花を期待して再度保護地を訪れるべく東海自然歩道を東へ向かう。続々と山頂をめざす登山者に挨拶を交わしつつ、倒木の片付けられた尾根道を進み、東尾根出合から尾根道を北へ向かう。コナラの目立つ尾根をしばらく進むと前方左上の藪の向こうに赤い大鉄塔が見えるので鉄塔基部で定番昼食だ。腹ごしらえができた所で尾根道に戻り、次の鉄塔を過ぎて尾根道を進み、鞍部の十字路を左折して竈ヶ谷へ下る。常緑樹の多い谷筋を下り、竈ヶ谷出合の少し下流側から、午前中と同じルートで保護地をめざす。疲れた足を引きずって急坂を登ると、陽光を受けた満開のフクジュソウが出迎えてくれた。元気百倍、数時間前には閉じられていた蕾が、全開して光り輝いている姿は感動ものだ。
(リョウブの丘で小休止)
(賑わうポンポン山広場) (東海自然歩道を東進)
(東尾根分岐) (東尾根を北上) (大鉄塔で大休止)
(東尾根鞍部から竈ヶ谷へ) (常緑樹林帯を下る) (谷筋出合)
(竈ヶ谷から保護地へ向かう) (満開のフクジュソウ) (満開のフクジュソウ)
きょうの山行に満足して、西尾根出合の広場でしばし休憩だ。西尾根北半分は殆んど通った記憶がないので新鮮な気持ちで歩行開始だ。この尾根道もコナラが多く、歩き易い尾根道をなだらかに下るとつつじヶ丘だ。シーズンには快適そうなツツジの多いベンチで休憩後急な尾根端を下ると出灰から来た道と合流だ。出灰川に沿って上流へ向かい、竈ヶ谷渡渉地点を横目に直進して丘の上の森の案内所をめざす。
ポンポン山のフクジュソウは、藤原岳や霊仙山ほど広範囲ではなく狭い谷間の保護地にひっそりと咲いているが、市街地の近くでの自然ばえの姿は貴重だ。これから4月にかけて付近の保護地には、カタクリ、イチリンソウ、ヤマブキソウ、ヒトリシズカなど可憐な草花が見られる貴重な山域だ。
(点々と咲くフクジュソウ) (西尾根出合で小休止) (爽やかな落葉樹林を行く)
(コナラの林を行く) (つつじヶ丘に立ち寄る) (出灰から来た道と合流)
(支谷の橋を渡る) (出灰川沿いに戻る) (森の案内所へ)
★道で出会った花
ヤマシロネコノメソウ ヤブツバキ
フクジュソウ
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 法貴、京都西南部
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