天王山(270m)十方山(304.3m)


★ひとこと   「JR山崎駅からミツマタロードを経て天王山経由水無瀬の滝へ」

ミツマタ

★行った日   2025年3月25日(火)  晴   単独
 
★コース

JR山崎駅9:37→林道入口9:55→10:31休憩(峠)10:40→10:53(270m)天王山10:57→水無瀬分岐11:24→11:36(304.3m)十方山(昼食)11:59→展望岩12:02→12:38水無瀬の滝12:47→JR山崎駅13:16

 春の彼岸も済んで季節外れの寒さも和らぎ、やっと春らしい暖かさになったので陽気に誘われて天王山のミツマタ見物だ。今回はJR山崎駅から初めて通るミツマタロードで登り、天王山を経て水無瀬の滝へ下る予定だ。
 小ぶりの駅舎を出て大阪へ戻る方向へコンビニと郵便局の間の細道を道なりに少し進み、小さな水路(大阪・京都府境)沿いの歩道へ右折、狭いガード下トンネルを背をかがめて通り抜けると線路沿いの山側車道だ。右折して急な細い車道を頑張って上り、大阪福祉専門学校前を通り、道なりに進むと最奥の建物前の広場だ。鈍く光る淀川や霞む高層ビルを眺め、ミツマタロードと称する地道林道へ入る。美しい竹林の斜面を九十九折れの道でなだらかに高度をかせぐ。地形図上で名神の天王山トンネル真上の海抜200mに達すると、沿道にミツマタが現れ、ハイカーで大賑わいのミツマタ街道がしばらく続く。ミツマタ点在の道をしばらく進み、天王山頂上の西側から短絡路の急坂を頑張ると山頂広場だ。三角点はないが小高い丘に山頂標識がある。

  (JR下のトンネルをくぐる)     (右へ急な道を上る)    (大阪福祉専門学校前を通る)

  (最奥の広場からの展望)    (九十九折れの林道へ)       (竹林を進む)

 
  (海抜200mミツマタ群生地)    (ミツマタの花アップ)      (ハイカーで大賑わい)
 
  (山頂への短絡路入口)       (天王山頂上広場)         (山頂標識)

 山頂からハイキング道を楊谷寺方面へ向かう。龍神池、ミツマタロード、サントリー山などの分岐を経て、水無瀬の滝分岐を十方山へ向かう。小倉山の小広場を横目にしばらく進むと、大阪・京都府境の十方山だ。見晴しのない林間の三角点だが、岩頭に座って木漏れ日を浴びて小鳥のさえずりをおかずに食べるカップラーメンもおつなものだ。根が生えそうなので早々に切り上げ、ちょっと南下すると展望岩だ。眺望の良い岩稜だが、黄砂のため淀川の流れや樟葉の高層ビルがようよう望める程度だ。しばらく雑木林の尾根道を下り、見事な竹林の丘陵地帯を経て、足下に名神高速が通る支尾根突端だ。よく通る8車線の名神高速の眺めは壮観だ。尾根端を回り込むように下り、名神沿いに進み、天王山トンネル入口手前を左へ入ると、水無瀬の滝だ。草深い岩壁に沿って流れ落ちる高さ20mの細い滝で歴史的にも知られた滝だそうだ。名神の騒音が気にかかる滝を早々に辞去、名神の高架橋の下から住宅街に出て、うろうろ散歩しながら旧西国街道でJR山崎駅へ帰り着いた。
 天王山へ花の季節に訪れたことはなく、初めてのミツマタの花鑑賞だ。丁度満開の時期を迎え存分に楽しむことができた。花は多数の小さな花弁が放射状に並んでゴルフボール大の球状になり、甘酸っぱい香りを漂わせている。和紙の里は越前との認識があったので、和紙と無関係?の山崎にミツマタの群生地があるとは知らなかったのだ。

(ハイキング道を楊谷寺方向へ) (十方山分岐を水無瀬の滝へ)      (十方山)

   (見晴らしの良い展望岩)    (木漏れ日の雑木林を下る)       (竹林を下る)

  (黄砂にかすむ水無瀬方面)  (名神展望地から大阪方向)  (天王山トンネル方向へ下る)

   (心細い水無瀬の滝)     (名神をくぐって住宅街へ)       (JR山崎駅へ)

★道で出会った花

       ヤブツバキ            ミツマタ              カラスノエンドウ

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  淀

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