都会近郊ダムでは珍しいロックフィルダム堰堤で仕切られたダム湖が竜王山を背景に足下に広がっている。安威川ダム完成に伴い周辺を整備して2024年に都市公園「ダムパークいばきた」がオープンし、今年2月にはバンジーもできる日本最長の歩行者吊り橋も完成した。自然豊かな周辺を活用して一過性でない都会近くのオアシスとして発展していくことが望まれる。展望台からダム法面の急階段を経て、派手な黄色の花が特徴のジャケツイバラの多い斜面を下ってダム左岸道路に合流だ。前方に長さ450mの吊り橋を眺めながら、山裾のタニウツギが道端を彩る車道をしばらく進み、合流して2番目の谷筋へ下る。参考までに1番目の谷筋はちょっと藪コギがあるが武士自然歩道を経て阿武山口だ。しばらく整備された歩道が支谷左岸に沿って続くが2番目の支谷終点から整備前の崩落しそうな杣道だ。やがて左岸上縁に古い作業小屋が見え、谷も浅くなって樹林帯の谷筋を行くと府道115のガードレールの隙間に飛び出す。出口には火の用心マークもあり、この谷筋沿いの高圧線の巡視路のようだ。約1`府道を萩谷へ向かって北上すると萩谷総合公園入口だ。
(ダム展望台から安威川ダムを望む)
(吊橋と竜王山を望む)
(ジャケツイバラの斜面を下る)
(下りてきた斜面を振り返る)
(道端に咲くタニウツギ)
(左岸道路を進む) (谷筋へ急な階段を下る)
(整備された支谷左岸道もある)
(崩落しそうな左岸道もある)
(古い小屋から樹林帯の道)
(府道115出合) (萩谷総合公園入口) (萩谷総合公園マップ)
曇り空の平日とあって、人影の少ない静かなツツジ満開の園内に入り、閑散としたわんぱく広場を経て野球場横を通り抜ける。初夏の花、ヤマボウシの咲く東屋を通り、サッカー場前から摂津峡へ抜ける山道に入る。折からの陽光に映える緑の広葉樹に覆われた尾根道をたどり、最後に急な丸太階段の小尾根を下ると東海自然歩道に出合い、すぐ下が白滝だ。見た所、高さ5、6mの可愛い滝だが、疲れ果てて滝壺近くのベンチに佇んでいると癒される。すぐ下流で摂津峡の主流に合流し、流れの右岸沿いの遊歩道を峡谷を楽しみつつ北上すると車道出合だ。少し先の三好山登山口から山道に入り、川沿いに進んでから山間を少し登ると芥川山城跡の郭(くるわ)だ。三好山までの稜線を平らに削って造られた郭を渡り歩き、堀切を過ぎて大手道の石垣を左に見て竹林を抜けると視界が一気に開け、主郭下の展望のよい郭だ。きょうは霞んでいるが眺望の良い日には、金剛山系を背景に阿倍野ハルカスや梅田のビル群が望める。足下の高槻市街や北摂の山里を眺めながらゼリー休憩だ。三好長慶の祀られた祠もある山頂の主郭を経て下山開始だ。広い谷筋をゆっくり下り、城山集落から来た車道に合流してしばらく下ると塚脇BSだ。
さほど気温があがらなかったので、阿武山から三好山まで、古墳から始まってダムパーク、運動公園、山城跡を草花を愛でながら何とか歩き通すことができた。老化により心肺機能が低下すると身体を動かすのが億劫になり、物事に消極的になりがちだ。精神的/肉体的フレイルを防ぐために、これからも努力を怠らないつもりだ。例えばウオーキングとストレッチの自分の実行可能な上限付近の目標値を決め、@習慣にするA記録をつけるB言い訳しない、の3条件を守って実行だ。
(わんぱく広場)
(園内に咲くヤマボウシ) (サッカー場前から摂津峡へ)
(樹林尾根を白滝へ)
(白滝) (摂津峡の夫婦岩付近)
(摂津峡説明板) (三好山登山口) (芥川山城跡郭(くるわ)を行く)