大文字山(465.3m)


★ひとこと   「紅葉晩期の南禅寺から大文字山を経てびわ湖展望の長等山へ」

中央火床から愛宕山と京都市街を望む

★行った日   2025年12月7日(日)  晴時々曇   単独
 
★コース

JR高槻駅8:08地下鉄蹴上駅8:53→蹴上疎水公園9:02→南禅寺三門9:16→若王橋9:29→霊鑑寺9:45→円重寺手前分岐9:54→10:38大文字中央火床10:54→(465.3m)大文字山11:24→11:43雨社大神11:55→大津VOR12:16→12:21イシダの森(昼食)12:42→灰山城跡12:58→三井寺分岐13:14→△37013:22→13:30長等山テラス13:35→山上不動堂13:54→早尾神社13:59→14:20JR大津京駅14:48=JR高槻駅15:15

 この所急に寒さが募ってきた感じだが、きょうあすは小春日和の予報だ。そこで散りつつある晩期の紅葉を期待して、蹴上から南禅寺経由大文字山を経て皇子ヶ丘公園へ抜けるつもりだ。京都駅から久しぶりに地下鉄を利用、一新した新型車両だ。烏丸御池で乗り換え蹴上で下車、長いエスカレーターを乗り継いでやっと明るい地上に出る。
 観光シーズン最盛期が過ぎ去ったのか、まばらな観光客に交じってインクライン下の「ねじりまんぼ」を通り抜ける。すぐ上に上がり、シーズンには華やかな桜並木のインクラインの軌道面をさかのぼると疎水第3トンネル出口の船溜りだ。この辺りに広がる蹴上疎水公園から、日本初の水力発電所の送水管の上の桟道を渡って、水路沿いの遊歩道を南禅寺へ向かう。人のいない静かな道を南禅寺鐘楼を見上げたりして進み、鉄柵の手前から右下へ下り、水路閣を通り抜ける。振り返ると落葉盛んなモミジと水路閣とのコラボが絶景だ。定番の三門からモミジの紅の落ち葉絨毯を通り抜け、大寂門を通って猪ヶ谷通を北上だ。秋の特別寺宝展で賑わう永観堂の角を右折すると哲学の道始点の若王子橋だ。殆んど人を見かけない静かな水路沿いの道を歩き始める。いつもチャトラ、クロ、トラブチなどネコがたむろする道端を通り過ぎ、散りつつある紅葉が点々と残るコンクリ畳の道を北上し、霊鑑寺の道標通りに右折する。

  (「ねじりまんぽ」を通り抜ける) (インクラインをさかのぼる) (トンネル出口の船溜りと台車)

     (蹴上疎水公園)      (送水管の上の桟道を渡る) (水路沿いの歩道を南禅寺へ)

 
  (水路から鐘楼を見上げる)    (水路から右下へ下る)     (水路閣を通り抜ける)
 
   (水路閣を振り返る)       (三門前を通り抜ける)    (大寂門を抜けて猪ヶ谷通へ)

 (特別寺宝展で賑わう永観堂) (若王子橋から哲学の道へ)    (静かな哲学の道を北上)
 
(いつもの場所でうろつく猫たち)   (紅葉晩期の哲学の道)   (サザンカ満開の哲学の道)

 霊鑑寺を過ぎて急な車道をしばらく進み、円重寺手前の小さな手書き道標(大文字山)に従って山道に入る。猪ヶ谷貯水槽前を通り、杉林と雑木林の混在する山道をしばらく登りつめると分岐だ。銀閣寺を左に分け、右の火床をめざす。雑木林をしばらく登ると大文字左股下端に飛び出す。点々と配された火床に沿って徐々に急になる坂道を上り、ついで急な階段を一直線に上ると祠の祀られた火床中央広場だ。大勢の人が憩っている祠の前に立つと、愛宕山系を背景に京都市街が一望のもとだ。また、鳥居形を除いて五山の送り火の火床も目視できる。火床から落葉絨毯の雑木林尾根を標高差約100m頑張ると大文字山三角点広場だ。大混雑の山頂を素通りして四ッ辻付近から長等山方向へ向かう。風倒木の多い稜線を少し東へ進むと左下に祠が現れる、雨社大神だ。かつて覆われていた周辺の樹林が2018年の21号台風で風倒木帯になってしまったのを整備し、いまは明るい植林帯になっている。大きな切株で小休止後、所々で風倒木帯が植林整備地となった斜面を見ながら樹林帯の稜線を進むと大津VORだ。南側を迂回して稜線に戻ると大津VOR正面入口の草地広場だ。途中で追い抜いて行った休憩中のMTBグループを横目に林道を進み、閉鎖されているイシダの森の前で昼食だ。

  (霊鑑寺横の道を東へ上る)  (円重寺手前から山道へ)  (落ち葉を踏みしめ樹林帯を登る)

   (谷沿いに雑木林を登る)    (銀閣寺を左に分け右へ)    (大文字左股?へ飛び出す)

  (大文字左股?を振り返る)  (大文字左股?の階段を上る)    (大文字中央の火床)

             (大文字中央火床から京都市街を望む)

 (火床からしんどい坂道で山頂へ)(大混雑の大文字山三角点) (四ッ辻から長等山方向へ)

   (風倒木の残る道を東へ)    (雨社大神で一息入れる) (倒木が片づき植林地が目立つ)

   (道端のアカガシ?の大木)   (大津VORを迂回)      (VOR前広場のMTBグループ)


 熱いコーヒーの後、すぐ先のガードレールの切れ目から右へ急坂を下る。正面には山科の市街が広がり、東方には稜線越しに湖南地方が望める。すぐに急坂から等高線をたどる風倒木の目立つ道となる。突然金属をこすり合わせたようなギーギーという音が聞こえたので、音声源を探すと枯れた幹をヨコシマ模様の小鳥がつついていた。帰宅後調べるとコゲラらしい。キツツキの仲間はコツコツと響かせるものとばかり思っていたので私にとっては面白い発見だ。灰山城跡(灰山庭園遺跡)を経て大鉄塔を通り抜けると県境を越えて滋賀県だ。雑木林のなだらかな道をしばらく進むと三井寺分岐の道標があり、クマ鐘が新設されている。1回派手に鐘を鳴らしてから、行先表示はないが左折して稜線を北へ下る。右斜面に立派な巨樹のある尾根道を左の皇子山GCを樹間からチラチラ眺めつつなだらかに下ると△370だ。藪で見晴しはあまりよくない点名別所だが長等山最高点らしい。稜線を道なりにしばらく下ると絶景の岩稜、長等山テラスだ。少し霞んでいて、鈴鹿山脈までは見えなかったが湖東、湖南の山々を背景に琵琶湖南部の湖西の市街地や青い湖面が素晴らしい。ハイカーで満員のテラスを辞して道なりに落葉絨毯の道を丁寧に下り、竹藪を過ぎて、湖西道路の騒音が響き渡る尾根端の急坂を下ると山上不動堂だ。石段を上ると隣が早尾神社だ。拝殿にきょう一日の安全を感謝し、参道を下る。銀杏や楓の散りつつある紅葉が美しい皇子ヶ丘公園をブラブラ通り抜け、少し下るとJR大津京駅だ。
 黄色主体の木々、赤い落葉絨毯、人のまばらな社寺や公園など最盛期の紅葉にない晩期の景色が楽しめた。大文字山はなだらかな低山なれど、体力の弱体化したものにとっては厳しく、時間を味方につけてゆっくりをモットーに何とか登ることができた。感謝!

   (イシダの森前で昼食)  (ガードレール切れ目から右下へ)   (風倒木の多い道を行く)

    (ギーギーと啼くコゲラ)        (灰山城跡)       (クマ鐘のある三井寺分岐)

   (巨樹のある稜線を下る)    (皇子山GCに沿って下る)    (長等山△370点名別所)

             (長等山テラスから琵琶湖南部を望む)

    (満員の長等山テラス)    (落ち葉踏み踏み山稜を下る)     (竹林を下る)

       (山上不動堂)     (早尾神社で完歩感謝の合掌)    (参道の石段を下る)

   (湖西道路橋を渡る)      (皇子ヶ丘公園をブラブラ)     (JR大津京駅)

★道で出会った花

       ツワブキ             キミガヨラン              サザンカ

★ルート断面図

★地  図
(1)蹴上駅〜如意ヶ岳

(2)如意ヶ岳〜大津京駅

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都東北部、京都東南部

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