小塩山(642m)


★ひとこと   「小塩山カタクリ保護地経由604尾根を経て花の竈ヶ谷へ」

イチリンソウ(竈ヶ谷)

★行った日   2026年4月12日(日)  晴   単独
 
★コース

高槻7:53(府道6、府道733)=森の案内所P8:37→9:18鉄塔9:24→(642m)小塩山9:35→御陵の谷入口9:43→Nの谷入口10:04→炭の谷入口10:24→林道出合10:44→林道別れ(金蔵寺分岐)11:01→P604尾根分岐11:04→11:20P604(昼食)11:41→府道出合12:07→東海自然歩道別れ12:14→東尾根稜線出合12:49→竈ヶ谷出合12:57→出灰川渡渉13:39→13:51森の案内所P13:58(府道733、府道6)=高槻14:41

 3月下旬から大阪の最高気温20℃超えの日が多かったので、カタクリなどの開花が例年より早まっているのでは、と考えながら小塩山のカタクリ観賞に出発だ。森の案内所を起点に小塩山のカタクリ保護地を経て竈ヶ谷の早春の花を訪ねるつもりだ。森の案内所Pは9時からだが早目に開かれた駐車場に一番乗りだ。
 大原野森林公園入口対面の巡視路マークから樹林帯に入り、小塩山西南尾根を登るべく尾根端の急坂に取り付く。尾根の乗るとなだらかになり、尾根道には赤松の点在する気持ちの良い雑木林が続くが、丁度開花時期を迎えたコバノミツバツツジと若葉が陽光に映えて美しい。鉄塔を過ぎて後方に垣間見えるポンポン山を振り返ったりしながらアセビの多い斜面を登ると朱塗りの大鉄塔だ。台地から、冬季には南にポンポン山、西北には明神岳や変電所が見えるが今は周りの枝葉が繁茂してブラインドだ。鉄塔下のクロモジの花を後にして、なだらかな疎林帯尾根を進み、外畑からの道を合わせてアセビ尾根を進む。数本の桧の下の巡視路マークを目印に左へ斜面を登ると小塩山頂上だ。倒木の多い小空間の山頂を辞して、御陵を囲む石垣に沿って正面に回り込み、淳和天皇陵の正面からアンテナ施設の横を下ると御陵の谷だ。盛りを過ぎたせいか、日当たりの悪いせいか、カタクリはしおれたままだ。探勝路を一周して御陵入口へ戻る。

   (森の案内所入口)      (尾根端の急坂を登る)    (コバノミツバツツジの尾根道)

 (コバノミツバツツジが続く)   (鉄塔からポンポン山を望む)    (朱色の大鉄塔)

  (鉄塔下で芽吹くクロモジ)  (外畑道合流点付近の疎林帯)   (アセビの道を行く)

      (小塩山頂上)           (淳和天皇陵)         (御陵の谷入口)

  (萎れたままのカタクリ)      (咲き揃うシハイスミレ)      (淳和天皇陵入口)


 木漏れ日を浴びて林道をNの谷へ向かう。林道の分岐ゲート脇から少し下ると正面のアンテナ施設の手前に見学受付があり、サインして保護地に入る。Nの谷は日当たりがよく、咲き揃うカタクリはじめ、エンレイソウやムラサキケマン/シロヤブケマンなど早春の草花を楽しむことができた。NTTアンテナ横を少し下ると炭の谷だ。ここはカタクリは無論、ミヤマハコベが一斉に小さな白花を開き、萌黄色の新緑に映える保護地の草原が美しかった。これからP604尾根に向かうべく林道まで下り、金蔵寺分岐まで山肌に点在するヤマザクラを見たり、道端の草花を探したりしてゆっくり上り坂を進む。分岐から金蔵寺へ御陵道を少し下り、P904尾根道へ右折だ。最初の谷筋の崩壊した源頭部を注意して渡り、P604めざして緩やかに登る。この辺りは高木のタムシバが多く、開花時期が済んでも周辺に遅くまで地面に花弁が散らばっている筈だが今回はまったく見かけず、このことからもカタクリ探勝は遅過ぎたようだ。P604は視界はないがヤブツバキの咲く小広場だ。きょうはコーヒーもなくコンビニパンだけで腹ごしらえを簡単に済まして、ヤブツバキの多いこの尾根を南下だ。森の案内所へ下る巡視路を右に分け直進するが、所々で道形はあるが踏み跡はなく、尾根の下りはGPS軌跡があっても派生尾根に入り込まないよう要注意だ。特に等高線500で西寄りの尾根に乗り換えるあたりを注意して下り、最後に急坂を直進すると府道擁壁の上に出るので東へ少し逃げると府道に着地、逢坂峠到着だ。

  (カタクリ保護地の地図)        (Nの谷へ向かう)          (Nの谷入口)

  (見頃を迎えたカタクリ)      (シロヤブケマン)         (咲き揃うカタクリ)

     (白いカタクリ)          (炭の谷入口)       (咲き揃うミヤマハコベ)

    (新緑の保護地)      (ヤマザクラ咲く林道を行く)     (金蔵寺下り口へ)

   (P604尾根道分岐)    (谷源頭部の崩壊地を渡る)    (P604尾根を南下)

   (P604の平地で小休止) (ヤブツバキの多い尾根道を直進)(迷い易い西寄りの尾根へ)

逢坂峠の三差路を杉谷方向へ左折してしばらく小川に沿って進むと潰れた梯子状丸太橋があり、下を渡渉して対岸に渡る。この辺りはかつてニリンソウの花咲く絨毯だったが、今回は数輪の花を見かけただけだ。だんだん疲労がたまってきているので一歩一歩着実にヤブツバキの多い谷筋を登り始める。谷筋左岸の急斜面の中腹を点在するヤブツバキをつなぐように登るが、砂礫地の急斜面をトラバースするように登るので滑落注意だ。2、3個所で倒木が斜面を塞いでいたのでそれをくぐったり乗り越えたり、何とか通過してやっと東尾根稜線に辿りつた。稜線からは整備された登山道を10分ほど下ると竈ヶ谷出合だ。ここには東海自然歩道と東尾根間は「倒木のため通行困難」と表示されている。すぐ先でフクジュソウ保護地を左に分け、渡渉を繰り返しながら保護地の柵が点在する竈ヶ谷を下る。保護柵内にはニリンソウやヤマルリソウが咲き揃い、東尾根分岐の少し下流の保護地にはヤマブキソウやイチリンソウ、ヒトリシズカなどが艶を競っていた。明るい保護地にはキツネノカミソリが青々と茂っている。森林帯に入る手前の川辺には縄暖簾そっくりのキブシの花穂がぶら下がっている。森林帯をしばらく進み、出灰川の飛び石を渡って川沿いに東へ進む。正面の斜面に咲く白いヤマザクラやピンクのコバノミツバツツジを目標に、最後の力をふり絞って斜面を登ると森の案内所だ。建物の少し先が今は満車の駐車場だ。
 きょうのコースの見所は、@小塩山西南尾根のコバノミツバツツジ尾根(見頃)A小塩山保護地のカタクリ(見頃末期)BP604尾根のヤブツバキとタムシバ(前者は見頃後者は遅過ぎ)C竈ヶ谷の早春の草花(見頃)。この周回コースは見所満載の早春の花めぐりだが、東尾根手前の倒木とP604尾根下端の迷い所が難点だ。距離10`未満累積標高500b強のハイキングコースを何とかクリアしたが、あーしんどかった。

   (逢坂峠を杉谷方向へ) (壊れた丸太橋から東尾根へ) (ヤブツバキの多い谷筋を登る)

  (倒木の多い谷筋を登る)    (東尾根の稜線を横断)      (谷筋を下る)

  (竈ヶ谷出合の小広場)   (渡渉を繰り返して竈ヶ谷を下る)  (群生するニリンソウ)

     (ヤマブキソウ)      (キツネノカミソリとヒトリシズカ)     (イチリンソウ)

   (明るい谷筋を行く)       (縄暖簾のようなキブシ)      (森林帯を北上)

  (出灰川の飛び石を渡る)      (森の案内所へ)          (森の案内所Pへ)

★道で出会った花

    コバノミツバツツジ           クロモジ            ミヤマシキミ

      シハイスミレ            ミヤマシキミ           エンレイソウ

       カタクリ             ミヤマハコベ          シロヤブケマン

      ムラサキケマン         ミヤマカタバミ            カタクリ

       アセビ              アオイスミレ?          タチツボスミレ?

      ヤブツバキ            ヤマエンゴサク          ヤマルリソウ

     ヤマブキソウ            ニリンソウ            ヒトリシズカ

     キツネノカミソリ           イチリンソウ            キブシ


★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  京都西南部、法貴

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