竜王山(604.7m)

 

★ひとこと   「上桐生から落ヶ滝、天狗岩、竜王山、狛坂磨崖佛を周回」

国見岩から


★行った日   2026年5月25日(月) 晴 単独

★コース

高槻5:38(名神)=瀬田西IC(県道16、県道108)=7:07上桐生駐車場(19℃)7:12→7:49落ヶ滝7:54→8:36北峰縦走路出合8:48→9:46天狗岩10:07→耳岩10:21→白石峰10:35→10:59(604.7m)竜王山(昼食)11:23→白石峰11:44→11:58国見岩12:06→12:17狛坂磨崖佛12:30→南谷出合12:45→水晶谷出合13:03→13:17逆さ観音13:24→上桐生駐車場13:36(県道108、R422、県道3)=笠取IC(京滋BP)=高槻15:15

 最近、毎年訪れている湖南の金勝アルプスだ。風化・浸食した花崗岩の巨岩・奇岩が連なり、滝あり岩山あり仏教遺跡ありの自然豊かな山域だ。上桐生Pを起点に落ヶ滝から天狗岩を経て竜王山へ登り、狛坂摩崖仏から逆さ観音を経て上桐生へ戻るつもりだ。久しぶりでまぶしい朝日に目を細めて走るが、名神の京都南と京都東間で事故渋滞、二輪車の事故のため約30分計画より遅れて上桐生到着だ。
 先着準備中の1台を横目に朝日を浴びて歩き出す。北谷林道の鎖ゲートを後にして木漏れ日の道を進むとすぐに鶏冠山分岐だ。右の落ヶ滝へ向かい、貯水池手前に広がる畑地縁から樹林帯に入り、沢沿いに雑木林の道を行く。沢を横切ったりしてしばらく進むと林道と交差、そのまま直進し、羊歯など草深くなってきた道を渡渉しつつ進み、鶏冠山を左に分け沢筋を直進だ。滑り台のような花崗岩の大岩を越え、羊歯の道をしばらく行くと落ヶ滝分岐だ。分岐から滝まで4、5分だ。いつ訪れても水量は僅かだが高さ18mのそびえ立つ岩盤が壮観だ。元へ戻り、滝を左から高巻くが、道端にはキンコウカの残り花が咲き残り、ツクバネウツギの花が羊歯の間から顔をのぞかせている。ロープ場を頑張って岩棚の上に出ると音羽山を背景に湖南の山里が松の木越しに望める。一旦下って落ヶ滝上流の風化した花崗岩からなる谷筋を遡行するが、谷の狭い所はロープ場もあって気が抜けないが、広い所はガンビなどの小木が散在する明るい別天地だ。ミツマタそっくりの花の咲くガンビ(雁皮)は、コウゾ(楮)やミツマタ(三股)と並ぶ和紙の原料、この山域一帯に見られるが、いずれも小木で樹皮の採取にはコスパが悪いと思う(勝手に)。最後に谷筋源頭部の急坂を登ると北峰縦走路出合だ。

 (北谷林道の鎖ゲートを通る)  (鶏冠山分岐を右の落ヶ滝へ)   (木漏れ日の沢添いに行く)

    (林道と交差して直進)      (渡渉しつつ進む)    (滑り台のような大岩を越える)

  (落ヶ滝分岐から滝往復)     (岩盤露出の落ヶ滝)      (キンコウカの残り花)

   (ツクバネウツギが点在)     (落ヶ滝を左から高巻く)     (しんどいロープ場を頑張る)

 (舗装道路のような岩盤を行く)  (枯れ谷を遡行する)       (ガンビの多い谷筋)

  (しっかりした岩盤を登る)     (広い谷筋を行く)    (急坂を登ると北峰縦走路出合)

 出合から天狗岩までの北峰縦走路は、約1`標高差130mのアップダウンを繰り返しながら上る景色の良い尾根道だ。風化した花崗岩の奇岩が点在し、所々で湖南の展望が開ける中小木の疎林帯の尾根道を行くが、小さな提灯を一列にぶらさげたような白提灯のネジキや赤提灯のナツハゼの花も眼にすることができた。ナツハゼはブルーベリーの仲間で秋には黒い実が食べられるそうだが、樹皮のねじれから名付けられたネジキはアセビと同じ有毒植物だそうだ。しんどい尾根歩きは、景色を見たり花を見たり、時々ググったりしてそれを口実に休み休み歩くとなかなか快適だ。天狗岩まで来ると岩登りの魅力に勝てず、ロープの助けを借りて岩盤の上まで頑張り、岩上でPeakFinder(スマホの山名同定アプリ)遊びだ。後続が上ってきたので岩上を明け渡し、上りより注意深く下り、岩下に降り立った。次々に現れる奇岩に多少食傷気味になりながら岩峰を巻いて登り返すと耳岩だ。耳岩下で水晶谷を右に分け尾根を直進し、大岩の間を急な階段で上ると白石峰だ。新名神の流れを見たりして休憩後、狛坂摩崖仏を右に見て左の竜王山へ向かう。

 (新緑の尾根道を天狗岩へ)   (時折り湖南の視界が開ける)(提灯行列のようなネジキの花)

   (丸い花崗岩の行列)       (歩き難い所もある)        (奇岩が現れる)

(見晴らしの良い尾根道を行く) (稀にナツハゼが姿を見せる) (稜線から天狗岩を望む)

             (天狗岩上から360度の展望、南―西―北―東―南)

   (次々と奇岩が現れる)     (奇岩をぬって歩く)     (耳岩で水晶谷を右に分ける)

  (大岩下の急階段を上る)     (白石峰三差路)      (白石峰から新名神を望む)

 すぐ先の顔面が摩耗してしまった茶沸観音を経てほぼ水平の尾根道を東に向かう。何回もこの道を通っていて気付かなかったが深紅の花をつけたベニドウダンの大樹(大きいと言っても樹高2m程度)が1本道端に茂っていた。所々で樹間から湖東の山里を見ながら東へ進み、最後に下って登り返すと竜王山三角点だ。山頂直下の八大龍王の祠裏で昼食後、下山だ。白石峰から急な階段下りだ。途中で瀬戸ヶ滝を左に分け直進、重ね岩の造形を見ながら進むと国見岩の小広場だ。岩上に立っている認識はなく、小広場の先が切れ落ち、湖南から湖東の山里やびわ湖が広がっている。小休止後、しばらく急な下りだ。急な階段を経て岩ゴロの急な谷筋を下ると、山裾の大岩に刻まれた狛坂摩崖仏だ。摩崖仏から標高差100mの谷筋を下ると南谷林道出合だ。ここは南谷の分水に位置し、左の桐生(現在通行止)、右の上桐生の三差路でどちらも流れ下っている。出合を右折して、しばらく若葉輝く木漏れ日の林道歩きだ。初めは倒木や小さな崩落のため軽四でも無理だが、水晶谷出合辺りから路面もよくなり、ルンルン気分で新名神のトンネルをくぐった先の逆さ観音の東屋に寄り道だ。瀬音を聞きながらしばし休息、生気を取り戻して歩き出し、オランダ堰堤を眺めながら潜水路を渡り、桐生若人の広場を通り抜けると駐車場だ。
 体力弱者でもゆっくり歩けば周回可能な変化のある美しいハイキングコースだ。帰りは時間に余裕があったので、工事中の新名神を眺めながら大戸川流域から瀬田川を南下して笠取ICから高速で帰阪した。笠間ヶ岳の西麓を通る工事中の新名神は、巨体な構造物は取り除かれてスマートな高架橋が姿を現しているが、枚方トンネル付近の工事が遅れ全面開通は30年代以降とも言われ、残念ながらここをドライブするのは不可能のようだ。

   (茶沸観音前を竜王山へ)   (道端のベニドウダン)       (竜王山三角点)

  (山頂直下の八大龍王の祠)  (ベニドウダン下を白石峰へ)       (重ね岩)

                  (国見岩から湖南〜湖東を望む)

    (大岩の裾を下る)        (岩ゴロ谷を下る)        (狛坂摩崖仏)

     (谷筋を下る)          (南谷林道出合)        (新名神をくぐる)

     (逆さ観音)           (オランダ堰堤)         (潜水路を渡るとPはすぐ)

★道で出会った花

      ツクバネウツギ          サルトリイバラ?          キンコウカ

        ガンビ               ニガナ              ネジキ

       ナツハゼ            モチツツジ?           ベニドウダン

      ベニドウダン               ?               タニウツギ

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  瀬田、三雲

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