★ひとこと 「白山から霧の別山チブリ尾根コース第2日目」 チブリ尾根から市ノ瀬方面
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★行った日 2003年9月3日(水) 曇一時雨
単独
★コース
(第2日目)
南竜山荘6:40→(2256m)油坂の頭8:05→天池8:15チブリ尾根分岐9:30→(2399.4m)別山9:50→チブリ尾根分岐10:00→(2380m)御舎利山10:05→11:10チブリ尾根避難小屋11:20→猿壁13:35→市ノ瀬14:00=白峰温泉=福井=敦賀=湖西道路=名神高速=高槻20:00
南竜山荘前トンビ岩コース標識 霧の別山尾根筋
別山神社
チブリ尾根避難小屋手前の池 チブリ尾根避難小屋 チブリ尾根稜線
尾根筋から見たブナ原生林 ブナの間から別当出合
ブナの巨大古木
ブナの巨木林 市ノ瀬の別山道入口
市ノ瀬ビジターセンター
(第2日目)
昨晩は強風が吹き荒れ、まわりはミルク色のガスで閉ざされた一夜だった。10メートル位の視界の中を出発し、南竜庭園の湿地帯の木道を通り赤谷へ下る。冷たい水が豊富に流れているこのコース最後の水場だ。所々トリカブトが群生している油坂の急坂を登りつめ2256メートルの油坂の頭へ出る。ここから別山までの尾根道にはお花畑が散在し、晴れていれば南竜の馬場から白山が望める一級品の稜線歩きの筈だが、きょうは強風が吹き荒れガスに閉ざされた尾根道だ。救いは道端に可憐な草花が咲いているのと所々に食べ頃の真っ赤なキイチゴを口に放り込みながら歩けることだ。市ノ瀬へ通じる御舎利山分岐を経て10分位で別山神社の祠のある2399.4メートルの別山山頂だ。ここからの白山連峰の眺めを期待していたのだが残念ながらガスに包まれた山頂だった。
先ほどの分岐点まで戻り2380メートルの御舎利山頂上を経てハイマツの間の急坂を下る。このあたりを御舎利の壁といって積雪期には注意を要するところらしい。チブリ尾根は見通しがあれば素晴らしい尾根道だ。分岐点から約1時間でチブリ尾根避難小屋だ。この少し手前に少し大きめの池がありここからの別山の眺めが素晴らしいらしい。小屋からはオオシラビソやダケカンバの生えるチシマザサの尾根道となる。小屋から少し下ったあたりで一瞬ガスが晴れ両サイドの尾根、チブリ尾根の笹原、市ノ瀬方向の河原などを見通すことができた。この尾根の尾を下りたあたりからトチやブナの大木の見事な原生林が広がっており、しばらく行くと右手に別当出合を望むことができる。この辺りで雨脚が強くなり、猿壁の林道出合までの約1時間は傘をさしてのブナ林の散策だった。この辺りまで下りて来ると高山植物はなくなるがウドなどの山菜が沢山採れそうだ。猿壁で砂防堰堤のそばから林道が始まる。林道に出てしばらく進むと今まで見たこともない巨大なアザミが生えている。このアザミの花は上を向かず全部下を向いており、花は周囲は花びらに覆われているが中央部はヒマワリのように平らな花だ。
南竜の馬場から7時間かけて市ノ瀬へ下りてきたが、ガスで景色が見られなかったのが残念至極です。きょうは別山付近で1人の登山者と会ったきりで静かな山歩きを楽しむことができたが、是非もう一度機会を作って見晴らしの良いチブリ尾根を歩いてみたいと思いました。帰りに白峰温泉で汗を流してから一般道で久しぶりの越前の景色を楽しみながら帰阪の途についた。
★ルート断面図
カシミール3Dにより作成
★地 図
昭文社刊山と高原地図から転載
(参考地図)
・山と高原地図 白山
・2万5千分の1地形図 白山、加賀市ノ瀬
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