月山(1979.5m)

 

★ひとこと   「志津温泉からリフト利用で強風吹きすさぶ霧の月山へ」

 牛首の草原から雲に隠れた月山を望む

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★行った日   2003年10月6日(月)  曇一時雨   かみさんと2人
 
★コース

(第1日目)
高槻6:20=(名神、北陸道、日本海東北道)=鶴岡=(山形道)=志津温泉16:30
(第2日目)
志津温泉7:20=姥沢小屋7:50=リフト上駅8:20→牛首9:10→稲荷神社10:00→10:10頂上10:15→牛首10:55→姥沢分岐11:20→11:50リフト上駅(雨宿り)→姥沢小屋=(山形道)=(鳥海ブルーライン)=大平山荘

   姥沢小屋駐車場           月山リフト山麓駅        月山リフトの紅葉風景
   
          
 
 
 
 
 


   月山リフトの紅葉風景        リフト上駅、寒河江方向      姥沢から牛首へ向かう道(右)
   
          
 
 

 



  珍しく紅葉したナナカマド  牛首からリフト上駅へ向かう木道    牛首周辺の草原

   
          
 
 
           
 
 


   牛首周辺の草原           整備された木道           湯殿山分岐点(牛首)
   
          
 
 
 
    
 


山頂近くの雪対策した稲荷神社    山頂付近の岩場           山頂付近の祠
   
          
 
 

 



庄内平野の山形道から鳥海山 庄内平野の山形道から鳥海山    鉾立から日本海
   
          
 
 

 



     鉾立駐車場        鉾立展望台から奈曾渓谷     日本海へ沈む太陽1
   
          
 
 

 



   日本海へ沈む太陽2       日本海へ沈む太陽3        日本海へ沈む太陽4
   
          
 
 

 



(第1日目)
 安定した秋晴れが来週いっぱい続くとの天気予報に基づき、かねて計画していた東北山歩きドライブに出発した。北陸道をすぎて新潟から7号線で鶴岡へでるが、月山、鳥海山とも雲の中、あすからの山歩きが思いやられる。山形道から志津温泉までの山間部はブナ林が続き、小さい静かな山あいの里、志津温泉が近づくと紅葉真っ盛りとなる。夕方、志津温泉から見える月山は山頂に少し雲がかかる程度だったのでほっとする。
(第2日目)
 朝から泣き出しそうな天気に少し気落ちして宿を出発、姥沢の大駐車場がガラガラなのでリフト乗り場近くの姥沢小屋下の小さな駐車場まで行って車を止める。今回の山歩きドライブの初日登山に勇躍して歩き始める。登山道整備の200円を入山料として払い、リフト乗り場までの約300メートルの急坂舗装道路を登り始めるが下界はガスのため見通しはきかない。週日で天候も悪いためか登山客はチラホラ程度でガラガラのリフトに乗る。勾配はあまり急でないリフトに20分位乗るが、途中からガスのため紅葉を見ることができなかった。
 リフト上駅から緩い斜面を登るとほどなく木製の遊歩道が整備されているので歩き易くなるが、足元しか見えない雲の中なのでただ黙々と歩くのみだ。湯殿山への分岐点の牛首まで緩斜面の草原が続き、時々ガスが薄くなった時に素晴らしい景観の紅葉(黄葉)した草原を見ることができた。牛首から急勾配のガレ道となり道端には点々と残雪が目につくようになる。数日前に降った初冠雪の名残のようだ。牛首から約1時間で山頂に近づく。頂上付近は強風が小雨まじりにガスとともに吹きつけ目もあけていられない状況なので月山神社まで行かずに退却した。
 牛首までおりてくると晴れ間がでて、月山の中腹まで見え、紅葉した草原が日の光に輝き、寒河江方面に続く六十里越街道を遠望できた。この辺りの紅葉は赤色が少なく、葉が赤くなる筈のナナカマドは実だけ紅く葉は枯れ葉となっている。この景観の中で休憩していると、急に雲の中に入り雨も本降りになってきたのでリフト上駅の休憩所へ急いだ。雨宿り後小降りになってきたのでリフトで下界へ下りたが姥沢も雨だった。
 車で山形道の月山ICまで下ると雨も上がり、庄内平野からは月山方面は雲に隠れているが鳥海山は明媚な姿を見せていた。鳥海ブルーラインで鉾立まで行って登山口を確認後大平山荘まで戻る。鳥海山の中腹以上では紅葉の見頃を迎えている。鉾立からは下界には飛島が点景となった日本海が広がり、上方には山頂は見えないが広葉樹林帯が紅葉に輝いていた。
 夜は快晴となり月齢10で星空を見上げるには明る過ぎるが、それでも都会では見られない鋭い光を放っている天の川を見ていると川端康成の「雪国」の一節を思い出した。
<「・・・天の川。きれいねえ」駒子はつぶやくと、その空を見上げたまま、また走り出した。ああ、天の川と、島村も振り仰いだとたんに、天の川の中へからだがふうっと浮き上がっていくようだった。天の川の明るさが島村を掬い上げそうに近かった。旅の芭蕉が荒海の上に見たのは、このようにあざやかな天の川の大きさであったか。裸の天の川は夜の大地を素肌で巻こうとして、すぐそこに降りて来ている。恐ろしい艶かしさだ。・・・>

 
★道端の花
   枯れかけたイワギキョウ       枯れかけたアザミ     アオノツガザクラの名残花
   
          
 
 
 
 
 


★ルート断面図

カシミール3Dにより作成

★地  図
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 

昭文社刊山と高原地図から転載

(参考地図)
・山と高原地図       鳥海山・月山
・2万5千分の1地形図  月山、湯殿山

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