三国山(876.3m)赤坂山(823.8m)

 

★ひとこと   「黒河越から三国山を経て展望の赤坂山へ」

明王ノ禿から赤坂山

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★行った日   2004年4月30日(日)午前  晴   単独
 
★コース

高槻6:05(名神、湖西)=7:57黒河越駐車場8:05→三国山分岐9:05→9:21三国山9:26→三国山分岐9:46→明王ノ禿10:14→赤坂山10:30→粟柄越10:39→赤坂山10:46→明王ノ禿11:00→三国山分岐11:25→黒河駐車場12:06=野坂いこいの森駐車場13:05

 きょうは連休初日とあって普段より交通量が多かったが早朝のため予定通りにマキノ到着。黒河林道で峠まで登るが、滋賀県側の路面は荒れており普通乗用車では最悪、底をこすりそうになりながら最徐行でやっと黒河越登山口に着く。数台駐車可能な公衆トイレも完備した登山口だ。


   (黒河越登山口)        (緑に囲まれた黒河越林道)
登山口から登るとすぐに林道にでるので表示に従い左へ進む。林道をしばらく進み、山道を右へ入る。はじめ急坂だがなだらかな登りだ。今の季節はスミレ、イカリソウなどが目を楽しませてくれる。

 

    (アザラシ岩)             (湿地帯の木道)
最初の展望の良い地点にユーモラスなアザラシ岩が鎮座している。山腹をまいてなだらかな傾斜を登る。途中に湿地帯があるが今は何もない。途中の沢筋にベンチがあるので休憩場所によい。


 
    (イカリソウ)             (三国山三角点)
案内表示に従い三国山へ向かうと、香りの良いコブシが咲き誇り、カタクリやイワカガミの群落も広がっている。最後の急な階段を登ると山頂に出るがブッシュに囲まれあまり展望は良くない。三国山にはブナの樹林帯が続き、可憐な草花も咲いている。

      (カタクリ)            (カタクリの群落)          (イワカガミ)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

      (明王の禿)            (奥琵琶湖)          (東隣の乗鞍岳)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

    (ショウジョウバカマ)        (ミヤマカタバミ)

明王ノ禿は花崗岩の風化した崖だ。明王の禿から赤坂山にかけて尾根道からの展望は素晴らしく、南に奥琵琶湖、東には遠くに金糞山、近くに乗鞍岳が見えている。赤坂山は360度の展望が得られる丸い丘だ。
 

     (スミレ)               (赤坂山)            (赤坂山三角点)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

     (粟柄越の石仏)         (粟柄越の峠)     
赤坂山の南側すぐに粟柄越の峠があり、近くに石仏もある。水上勉の「湖の琴」の一節には、
「若狭の山奥には雪が残っていた。近江へぬける白い一本道の両側の山壁には、葉を落としたケヤキの梢が針のように空へ突き出ていて、肌寒い風が吹いていた。山は高く、空は蒼く澄んでいたが、奥へゆくほどに冷たかった。時どき、炭粉を散らしたようにツグミの群れが鳴きわたるのがみえた。栗柄村から、余呉へ出るには、一本道しかなかった。南の奥に、赤坂山というかなり高い山がそびえていた。峠路にさしかかると、道はそこから滋賀県になった。いわゆる湖北街道といわれる今津と海津を結ぶ国道へ出る山道だが、峠路からだらだら下りの曲がりくねった道を降りてくると、現今のマキノスキー場のある平坦な斜面の見える山裾へ出てくる。・・・」
とあります。栗と粟の違いがあるが、粟柄越の情景をよくあらわしています。
再度、粟柄越から元来た道を黒河越まで戻り、野坂岳に登るべく黒河越を敦賀方向へ向かった。きょうのコースは山道も整備され勾配もあまりきつい所もなく、見晴らしのよい、季節によっては花にあふれた家族向きハイキングコースです。

★ルート断面図


 
 
 



★地  図

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  駄口、海津

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