恵那山(2191m)
★行った日 2004年7月2日(金) 晴時々曇
単独
★コース
岩寿温泉7:50=9:00神阪峠長野側登山口9:10→9:15尾根出合9:32→神阪峠分岐ピーク9:47→(1550m)鳥越峠10:05→10:50(1695.9m)大判山10:55→主稜出合13:08→避難小屋13:30→黒井沢方向へ10分13:40→13:58(2191m)避難小屋裏岩山14:08→主稜出合14:26→15:50大判山15:55→鳥越峠16:30→神阪峠分岐ピーク17:00→17:10神阪峠長野側登山口17:25=クアリゾート湯舟沢=恵那IC(中央道、東名、名神)=高槻22:30
(強清水の水場、入山届あり) (神坂峠登山口) (神坂峠長野側登山口)
(分岐ピークから南へ延びる稜線) (神坂峠分岐ピーク) (分岐ピークから西へ向かう稜線)
分岐ピークから高度差で約150メートル下ると鳥越峠だ、ヘブンズそのはら(左)、恵那山(直進)、強清水(右)の4叉路になっている。直進するとしばらく平坦な歩き易い道が続き、小さなピークを越えるとウバナギ付近だ。中津川方向には中央道の橋梁が見え、近くにはがけ崩れ跡と緑とのコントラストがイタイタしい山腹が見える。反対側には園原に下る林道が見えている。ウバナギ付近からピークを登りつめると笹原の見通しの良い大判山だ。これから登る恵那山が幾つかのピークの彼方にどっしりと翼を広げているのが展望できる。御嶽山をはじめ北、中央、南アルプスも見えるらしいが今日は霞んで見えなかった。
(大判山三角点) (大判山から恵那山へ続くP1820) (P1820から大判山)
この季節には花は殆ど見られず、ここまでに出合ったのはハナニガナとゴゼンタチバナのみだった。サラサドウダンは一房だけ残り花を見かけた。大判山から急坂を下り、再びP1820へ登ると西北側が切れ落ちた天狗ナギだ。道は原生林のなかを急登し、登りつめると恵那山に続く主稜に着く。以前はこの主稜出合から落合釜沢や恵那神社へ下る道があったらしいが今は廃道になっている、と記しましたが近年、恵那神社に通じている歴史的な正統派の登山道、前宮ルートが整備されたそうです。
(原生林の尾根道) (石コロだらけの登山道) (主稜への合流点)
主稜線上の縦走路は比較的なだらかな道が、トウヒ、アオモリトドマツ、コメツガ、シラベなどの原生林の中を通っている。大台ケ原と同じく立ち枯れたトウヒが目立っていた。大台ケ原では鹿の食害や酸性雨が原因と言われているが恵那山の原因は何だろうか?祠を二つ通り過ぎると立派な避難小屋とトイレのある広場だ。ここでまた失敗、山頂広場へ行くつもりでトイレの前を通り10分位下っていったが、この道は黒井沢へ下る道らしい。再び避難小屋まで戻り、小屋裏の岩山へ登り展望を楽しんだ。恵那山ピークは直ぐ近くに見えたが高さは岩山がわずかに高く、また、すでに午後2時を過ぎていたので三角点まで行くのをあきらめて下山した。岩山から神坂峠長野側登山口へ丁度3時間かかった、特に鳥越峠から分岐ピークまでの最後の上りがしんどかった。
(主稜線上のなだらかな縦走路) (典型的な標識) (立ち枯れたトウヒ)
梅雨の合間であったが比較的見通しも良く、山歩きを楽しむことができたが少しばかりハードであった。神坂コースの縦走路は大峰奥駈道に似て、幾つものピークがあり、石コロみちの悪路があり、長靴がほしいぬかるみあり、鎖場こそないが急坂あり、ナギと称する切り立った崖上の道ありで、ミニ奥駈道だった。概して昨日登った御嶽山より厳しく、一人の登山者と出逢うこともなく、自然と自分に向き合う山歩きだった。帰りは、クアリゾート湯舟沢温泉で汗を流し、中央道、東名、名神で帰阪した。
(参考地図) |