浄土山(2831m)雄山(2991.6m)大汝山(3015m)


★ひとこと   「立山、剱縦走第1、2日:室堂から雄山、内蔵助山荘を経て剱山荘へ」

浄土山から雄山を望む

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★行った日   2004年9月1日(水)  晴後曇   単独
          
          2004年9月2日(木)  雨後曇   単独
          
★コース

(第1日)9月1日
高槻5:04(名神、北陸道)=立山IC=9:31立山駅前駐車場10:00(ケーブル)=美女平(バス)=11:05室堂ターミナル11:12→浄土山登山口11:55→12:02カルデラ展望台12:13→浄土山登山口12:18→(2831m)浄土山12:57→五色ヶ原分岐13:15→13:38一ノ越13:43→(2991.6m)雄山14:50→(3015m)大汝山15:11→(2999m)富士ノ折立15:20→大走り分岐15:47→(2861m)真砂岳16:01→内蔵助山荘16:10
(第2日)9月2日
内蔵助山荘7:04→別山分岐7:40→別山合流7:50→8:02剱御前小舎8:21黒ゆりのコル分岐9:12→剣山荘9:27

(第1日)
 台風16号はオホーツク海で熱低になり、週末までは晴れるとの予報に基づき出発した。大阪の早朝は曇で見通しが悪く京滋バイパスでは少し時雨模様となり、今回の山行の天候を暗示しているようだった。北陸道へ入っても伊吹山も雲の中だったが、日本海側へ抜けると晴れ間ものぞくようになり、白山は見えなかったが立山ICでは晴天になりほっと胸をなでおろした。週日のせいか立山駅前駐車場には2、3台分の空きスペースが残っていた。
 ケーブルを乗り継ぎ、弥陀ヶ原を走るバスの車窓から左に大日岳連峰、右に鍬崎山、薬師岳が綺麗に見えた。立山駅から約1時間強で海抜2400メートルの室堂に着く。紅葉には早過ぎるが室堂平は観光客で大賑わいだ。
 立派な遊歩道を一ノ越方向へ行き、浄土山は途中から右へ分かれている。高度順化なしに突然この高度で歩き出したので、急坂ではないがずっと上りが続くしんどい坂道だ。夏山の例に漏れず昼が近づくとガスが湧き出し、立山カルデラ展望台からの眺めも雲間からの覗き見になってしまった。ガラ場の急な登山道を登ると祠のある浄土山山頂だ。富山大学の建物のある場所で五色ヶ原方面と別れ一ノ越へと下る。ここから見える雄山は貫禄のある姿だ。右には後立山南端のスバリ岳、針ノ木岳も望める。また、一ノ越から黒部平へ通じる道が山腹を一直線に下っている。黒四建設時にはこのルートをブルドーザーで資材運搬したらしい。

 
(室堂平から)
   (富士ノ折立)(大汝山) (雄山)       (一ノ越)           (浄土山)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (浄土山中腹から立山連峰)  (浄土山中腹から大日連峰)      (浄土山登山口)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     (浄土山山頂)             (浄土山山頂から雄山と後立山の一部)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (展望台から立山カルデラ)       (五色ヶ原分岐)    (後立山、左:スバリ、右:針ノ木)
 
 
 
 
 
 
 
 


 一ノ越からガレ場の急坂が続くので落石を起こさないように慎重に登る。途中、雄山から学童登山の一団が下山してくるのに出会った。全員が派手に挨拶してくれるので返事を返すのが大変だが気持ちがいい。雄山山頂はすっかりガスってしまい、雨も降りだしそうな気配なので大汝山、富士ノ折立を急いで通過する。内蔵助カール上の稜線でとうとう降り出したが本降りになる前に内蔵助山荘に到着した。夕方には一時晴れ上がり、7月に歩いた後立山連峰を見渡すことができた。

 
(雄山から下山する学童集団登山) (雄山中腹から室堂)    (雄山中腹から浄土山方向)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      (雄山三角点)           (雄山神社)              (大汝山)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       (富士ノ折立)        (内蔵助カール稜線)       (内蔵助山荘)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内蔵助山荘から夕刻の後立山連峰を望む
   (唐松)      (五竜)            (鹿島槍) (布引)    (冷乗越)    (爺)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    (岩小屋沢)(新越乗越)(鳴沢)    (赤沢)        (蓮華) (スバリ)(針ノ木)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(第2日)
 夜半から山小屋の屋根を叩く雨音と風の音が激しくなり、朝になっても止む気配はなかった。計画ではきょう剱岳の予定だったが滞留に決し、とりあえず剣山荘まで移動した。風雨の中を出発したが、尾根筋の風は凄まじく、顔に当たる雨粒が痛く、ザックカバーがまくれ上がったり、雨具のフードがはがれたり、と雨よりも強風のダメージが著しいことを実感した。この風雨の中でも雷鳥が歩いているのを見て野生の命の厳しさを感じた。とりあえず、別山をバイパスして剱御前小舎へたどり着き一息入れた。
 別山乗越を過ぎると風が弱く雨だけとなり、名残りの高山植物や雷鳥を楽しみながら約1時間下ると剣山荘だ。ここで今日は停滞だ、多くの登山者があすの剱登山に備えてゴロゴロしている。午後から雨もあがり、夕方には夕映えを楽しむことができた。蛇足ながら、剱山荘は風呂があり、トイレは水洗便所なので快適な山小屋生活をおくることができる。

 (雨にかすむ内蔵助山荘)  (真砂岳付近を先導する雷鳥1羽)  (別山乗越交差点)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (剱沢付近の仲のよい雷鳥)  (夕日に映える五竜、鹿島槍)   (夕日に映える別山)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

★道端の花
  アキノキリンソウ(剱沢)        ?(剱沢)          ヨツバシオガマの実(剱沢)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    ウサギギク(剱沢)      チングルマの茶髪(剱沢)   コバイケイソウの実(剱沢)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

★ルート断面図

 

 

 

 

 

 

★地  図
      (1)室堂〜内蔵助山荘             (2)内蔵助山荘〜剱山荘

 

 

 

 

 

 

 

 

(参考地図)
・山と高原地図       剱・立山
・2万5千分の1地形図  立山、剱岳

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