★ひとこと 「名色から豪雨被害の林道を経て展望の蘇武岳へ」
蘇武岳へ続く林道から但馬盆地の朝の雲海を望む
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★行った日 2004年12月14日(火) 晴後曇
単独
★コース
高槻5:06(中国道、播但道)=和田山IC(R9、312、482)=8:10名色林道横8:17→林道鎖ゲート8:35→備前山分岐9:24→9:32林道登山口9:37→コル(右下林道)10:17→10:40(1074.4m)蘇武岳10:47→コル(左下林道)11:05→林道登山口11:28→備前山分岐11:35→林道鎖ゲート12:05→名色林道横12:18(R482、312、妙見蘇武林道)=大ナル登山口13:25
冬の星座オリオン座が西の空にかかる星空のもと早朝に出発、和田山周辺で明るくなる。きょうは晴天で気温が下がったためか、八鹿から日高町に入ると濃い濃霧に閉ざされていたが名色に入ると雲海の上に出て朝日が輝いていた。名色のバス停から5差路の一番手前を左折して別荘地に迷い込んでしまったが、正解は二番目の広い道を左折して200メートルほど直進すると蘇武岳登山道の標識があるので左折して道なりに進むと林道へ入る。林道入口には通行止の表示があったが、通れなくなった所で駐車するつもりで車止めの横を通り、約600メートル進むと崩壊現場に突き当たったので道端に駐車した。
駐車地点からは後方に神鍋高原名色ゲレンデが朝日に照らされ、前方は今年の但馬地方の豪雨禍で崩れた土砂が道をふさいでいる。幾つかの崖崩れ現場や倒木を越えて林道を進むと、この林道唯一の展望のよい場所がある。雲海に覆われた但馬盆地や朝日に映える名色集落から神鍋高原が眺められる。さらに進むと、備前山の分岐点を過ぎ蘇武岳へ続く登山道が現れる。雑木林をおだやかに登り、次にロープが張られた急坂を登ると尾根に出てブナ林に入る。少し下ったコルからは舗装林道がすぐ下に現れる。午後に訪れるつもりの妙見山から続いているらしいが今は通行止のようだ。杉林を通り抜けると明るい草地に出る。ひと登りで展望抜群の蘇武岳山頂だ。南に妙見山、西南に氷ノ山、西に扇ノ山、東に東床尾山などの関西百名山が見えている。しばし景色に見とれてから往路と同じ経路で下山し妙見山へ向かった。
但馬地方は今秋の豪雨禍の跡が色濃く残り、気楽な山登りをしているのが申し訳ないような気がした。円山川の河川敷中の木々はその梢まで流れてきた浮遊物を巻きつかせ、所々堤防がえぐられ、山の斜面では多くの箇所で地肌を見せているのを見て災害の大きさを再認識した。
(名色からの林道)
(林道の崩壊1) (林道の崩壊2)
(灌木帯の林道) (名色の集落から神鍋高原) (但馬地方の朝の雲海)
(林道をふさぐ倒木) (備前山への分岐点) (林道の登山道入口)
(灌木帯の登山道)
(整列した灌木) (頂上直下の林道)
(蘇武岳頂上) (方位板) (山頂から(南)妙見山)
(山頂から(西南)氷ノ山) (山頂から(西)扇ノ山) (山頂から(東)東床尾山)
★ルート断面図
★地 図
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 栃本