東床尾山(839.1m)西床尾山(843m)

 

★ひとこと   「渓谷と急坂と展望の尾根歩きの山」

登山口前の糸井の大カツラ

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★行った日   2005年4月23日(土)  晴   単独
          
★コース

高槻(中国道、播但道)5:30=和田山IC(R9、県道)=8:00糸井渓谷登山口8:10→尾根分岐(床嶺の家上部の尾根)9:08→小屋9:18→9:24(839.1m)東床尾山9:33→尾根分岐9:45→10:23(843m)西床尾山10:30→らかん谷出合10:49→林道出合11:19→糸井渓谷登山口11:40(県道、R9、県道)=与布土登山口12:50

 播但道の和田山ICからR9で鳥取方向へ向かい、直ぐに出石へ通じる県道を右折する。その後、出石へ向かわずに直進すると糸井渓谷に沿った林道に入る。最後に「糸井の大カツラ」の標識に従って左折して未舗装林道に入るとほどなく林道終点に「大カツラ」があり東床尾(ひがしとこのお)山登山道入口だ。カツラの主幹(4.4×3m)は朽ち大小約80本の「ひこばえ」がその周囲から発生し旧主幹を保護するような形で林立している。国の天然記念物だ。
 登山道はカツラの木の保護柵の左奥の立派な歩道橋を渡り、昨年の台風23号で荒れた渓谷に沿って登る。途中、谷の対岸に見事な桜が咲いていたが勘右衛門大桜と言うらしい。しばらく進むと谷に沿って小広場があり、そこは昭和初期まで稼働していた金の精錬所跡だそうだ。谷を離れると杉林の急斜面をジグザグに登り、尾根に近づくと疎林帯となり、やがて西床尾山と東床尾山の尾根分岐点に着く。すぐ下方には床嶺の家が見えている。右へ緩やかに下って登ると小屋があり、更に登りつめると東床尾山頂上だ。山頂には1等三角点があり、さえぎるもののない360度の展望だ。遠くは霞んでいるが東南に鉄鈷山(かなとこやま)、西南に西床尾山、西北に豊岡方面が望めた。


     (登山道入口)          (勘右衛門大桜)       (糸井渓谷沿いの登山道)

(昨年23号台風で荒れた沢道) (気持ちよい尾根下の疎林帯)     (尾根分岐点)

  (東床尾山へ続く尾根道)     (東床尾山頂上直下)         (東床尾山)


   (山頂から西床尾山)    (山頂から鉄鈷(かなとこ)山)    (山頂から豊岡方面)

 
 先の尾根分岐点まで戻り、緩い斜面の尾根道を左へ下る。疎林帯の尾根道をアップダウンしながら進むと東床尾山から約1時間で西床尾山だ。この尾根道は急坂もなく明るい灌木帯の気持ちのよい散歩道だ。西床尾山頂上は杉林の中だが東側のみ視界が開け東床尾山が望める。
 山頂から南へ続く尾根道と、東の支尾根を下る道があるが後者を下る。下り口の表示がなく赤テープしかないので注意が必要だ。支尾根は急坂で踏み跡も殆どなく、所々倒木でふさがれており、目印テープの間隔も広いので尾根の背を外さない様に慎重に下った。らかん谷へ出会ってからはひたすら下流へたどれば、金の精錬所跡などを通って林道へ出る。ただ、らかん谷の荒廃は著しく、昨年の豊岡地方の洪水の物凄さを物語っていた。林道合流点には何の表示もなく、更にらかん谷から西床尾山への取り付き点もわかり難いので、この経路は西床尾山からの下山路に使ったほうが良さそうだ。林道出合からは、車で通った林道を逆にたどれば20分ほどで登山口だ。
 午後は粟鹿山へ登るべく、R9で矢名瀬へでて山東町(今は朝来市)の与布土へ向かった。

(尾根分岐から西床尾山へ向かう)  (明るい尾根疎林帯)  (西床尾山から東床尾山を望む)

  (西床尾山からの急な下り)  (L字型の根が並ぶ急坂)     (荒れた「らかん谷」)

   (荒れた「らかん谷」)      (らかん谷林道合流点)     (らかん谷林道合流点)


★道端の花

     (ヤマルリソウ)          (キケマン)            (ミヤマカタバミ)

★ルート断面図

★地  図

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  直見、出石

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