甲斐駒ヶ岳(2965.6m)

 

★ひとこと   「北沢峠から双子山を経て白亜の甲斐駒ヶ岳へ」

駒津峰あたりから甲斐駒ヶ岳を望む

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★行った日   2005年8月6日(土)  曇時々晴後雨   単独
          
★コース

白根御池小屋4:30→広河原山荘5:55→6:10広河原バス停6:50=7:15北沢峠バス停7:20→(2649m)双児山9:11→(2752m)駒津峰9:58→10:27六方石10:38→摩利支天分岐11:03→11:35(2965.6m)甲斐駒ヶ岳12:00→駒津峰12:49→双児山13:28→14:30北沢峠14:45=15:50仙流荘16:40=伊那IC(中央道、名神)=高槻21:30

○白根御池小屋〜広河原=北沢峠〜駒津峰
 広河原の吊橋付近から北岳が遠望でき大樺沢の雪渓も眺められた。きょうは晴天の土曜日とあって人出は多く、広河原からのバスも補助席まで満席の数台が連なって北沢峠へ到着した。初日は仙丈ヶ岳へ左の登山道を登って行ったが、きょうは反対の右の登山道に入りシラビソの樹林帯をひたすら登って行く。5日目ともなると疲れが貯まり、急坂になると呼吸を整えつつ休みながらゆっくり登らざるを得なかった。樹林帯を抜けるとハイマツ帯に入り、すぐに双児山だ。ここから駒津峰や甲斐駒ヶ岳山頂が望めるが、恒例の8時を過ぎるとガスの中に入ってしまった(画像は下山時のもの)。一旦コルまで下り、駒津峰の登りにかかる。すぐ近くに駒津峰頂上が見えるが上り坂がきつく、ハイマツの中にダケカンバが点在する斜面を何とか登りきると沢山の登山者が休憩している駒津峰頂上広場だ。ガスさえなければ素晴らしい展望台だ。

 (野呂川右岸から広河原吊橋)   (広河原から北岳を望む)  (北沢峠甲斐駒ヶ岳登山口)

 (シラビソ林のジグザグ道)   (登山道から仙丈ヶ岳を望む)    (双児山ハイマツ帯)

    (双児山頂上)       (双児山から駒津峰、木曽駒)  (駒津峰と双児山間コル)

    (駒津峰登り)           (双児山を振り返る)         (駒津峰山頂)

○駒津峰〜甲斐駒ヶ岳〜北沢峠

 駒津峰を過ぎると急に岩稜帯に入り、頻繁に岩の上り下りを繰り返しつつ岩尾根を進む。巨岩の積み重なった六方石を過ぎると直登コースの尾根と分かれて右の岩稜を登る。しばらく進むと白い花崗岩帯になり、花崗岩の砂からなるザラ場の急坂となる。この辺りは何本もの踏み跡があり、何れをたどっても頂上に行けるので心配ない。ただし、下りは道を失う怖れがあるので登山道を外さないようにする必要がある。摩利支天への分岐を過ぎて一登りすると大きな花崗岩が点在する山頂で、一等三角点や駒ヶ岳神社の祠がある。
 下山時に駒津峰でガスの晴れ間があり、白亜の甲斐駒ヶ岳から鋸岳に続く岩稜尾根を眺めることができた。この時期、このコースには花が非常に少なく駒津峰周辺にキバナシャクナゲが咲いているだけだった。有名な山域のためかきょうは登山者が非常に多く、北沢峠から臨時のバス便があって待つことなく仙流荘バス停へ帰りついた。幸いにも山では降られず、仙流荘に着く少し前から夕立が始まり、仙流荘で汗を流し伊那市内に入るまで降り続いていた。
 今回は初めての南アルプス登山だったが、感想として、北アルプスとの差は北が壮年期の山々とすれば南は老年期に入っており、一概に言えないが女性的な山容の山々が多いように感じた。地理的には東京に近く、北ほど関西弁が目立たず関東の人が多いような気がした。

 (駒津峰から山頂へ続く稜線)     (六方石付近)        (直進は岩稜直登コース)

    (花崗岩帯の登り)       (ザラ場の登山道)       (蟻の行列の登山者)

     (摩利支天)        (山頂の駒ヶ岳神社奥社)   (大賑わいの甲斐駒ヶ岳山頂)

(駒津峰付近からの展望)
        (鋸岳)          (七丈ヶ滝尾根)    (甲斐駒ヶ岳)

 
★道端の花 (キバナシャクナゲ以外見かけなかった)

★ルート断面図

★地  図

(参考地図)
・山と高原地図       北岳甲斐駒
・2万5千分の1地形図  仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳

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