空木岳(2863.7m)

 

★ひとこと   「木曽殿山荘から空木岳を経て池山尾根」

檜尾岳から空木岳を望む

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★行った日   2005年9月11日(日)  曇   単独
          
★コース

(第3日)
木曽殿山荘5:30→(2782m)第1ピーク6:11→6:45(2863.7m)空木岳6:52→駒峰ヒュッテ7:00→空木岳避難小屋分岐7:46→小地獄8:40→9:23尻無(登山道&遊歩道分岐)9:34→9:56池山避難小屋水場10:00→林道終点(空木岳登山口)11:00→菅の台バスセンター11:45→こまくさの湯12:30=駒ヶ根IC(中央道、名神)=高槻16:10

○木曽殿山荘〜池山尾根ハイマツ帯
 昨夜半には星が出ていたが今朝はガスだ。まだ眠っている身体に鞭打って急坂を登りだしたが埼玉の2人は健脚で瞬く間にガスの中に消えてしまった。あえぎつつ約40分も登ると木曽殿越コルから見えている岩頭の第1ピークだ。ここからは急坂は終わり、岩尾根伝いに幾つかの鎖場を越すと突然空木岳山頂に飛び出す。この辺りが今回のルートで宝剣岳と同じくらい注意すべき所だった。頂上では檜尾尾根がどうにか見える程度で視界がきかず、早々に下山を始めた。
 山頂から池山尾根の表示に従いザレ場を下ると直ぐに駒峰ヒュッテだ。直進すると谷ルートの避難小屋方向に行くので、左折して一旦小屋のベランダを通って広い尾根を下った。この辺の池山尾根は巨石が点在するハイマツ林のなだらかな快適高原だ。この標高以下ではガスも薄くなり、正面にはガスの合間に伊那谷の向こうに南アルプスが連なっているのが眺められた。高原の中ほどには巨石、駒石が鎮座している。景色が雄大なので大きく見えないが人と対照するとその大きさに驚くばかりだ。


 (木曽殿山荘から稜線を急登)       (第1ピーク)        (空木岳頂上へ続く岩稜帯)

(空木岳頂上へ続く岩稜帯)    (空木岳頂上へ続く岩稜帯)   (稜線から檜尾尾根を望む)

(ガスった稜線の八王子のAさん)   (山頂近くの鎖場)         (空木岳山頂)

     (駒峰ヒュッテ)       (見晴らし抜群の池山尾根)    (大岩点在の池山尾根)

 (池山尾根の空木岳避難小屋)(巨大な駒石、中ほどの点は人)     (駒石を振り返る)

○池山尾根ハイマツ帯〜菅の台
 高原状のハイマツ帯を過ぎると空木岳避難小屋からの道と合流して、ダケカンバ等の灌木林に入り視界もなくなる。シラビソとダケカンバの混交林からシラビソの純林に入るあたりが難所の小地獄だ。今は梯子や桟道が完備され安全だが、濡れた木の根に滑らないよう注意が必要だ。小地獄を過ぎると再度ガスに閉ざさせ始めたが、霧にかすんだシラビソ林を1人歩くのは幻想的だ。山頂から2時間半で小広場の尻無(登山道と遊歩道の分岐でどちらも等距離で水場へ通じている)だ。ここから約30分で池山避難小屋の水場だ。ここで埼玉のAさんKさん八王子のAさんと落ち合い今回の健闘を称え合った。水場から林道終点の空木岳登山口まで約1時間のブナ林中のなだらかで広い遊歩道歩きだ。トイレもある小広場の林道終点の先から登山道へ入る。この登山道の途中には三本木地蔵があり、過去の空木岳遭難者の記念碑が祀られていた。何回か林道を横切ると駒ヶ根高原の空木岳登山口に着く。噴水の綺麗な駒ノ池を過ぎると菅の台バスセンターだ。駐車場から2、300メートル上った所にあるこまくさの湯で疲れを流し、往路と同じルートで帰阪した。
 今回は、北部北アルプス(白馬他)、北部南アルプス(仙丈他)、南部南アルプス(赤石他)に続いて今年最後の夏山小屋泊まり山行だった。残念ながらあまり天候に恵まれなかったが、小屋泊まり単独行は山仲間に会う機会が多く愉快な山行を楽しむことができた。

     (避難小屋分岐)       (ハイマツ帯からダケカンバ)      (シラビソ混交林)

     (仮設桟道)            (小地獄点景)          (小地獄点景)

 
      (小地獄点景)            (小地獄点景)           (シラビソ林)

    (尻無分岐点)          (池山避難小屋水場)       (林道終点登山口)

 
 (遭難者を祀った三本木地蔵)    (駒ヶ根高原登山口)           (駒ヶ池)
 
★道端の花 (木曽駒ヶ岳に記載)

★ルート断面図

★地  図

(1)木曽殿山荘〜池山尾根小地獄        

(2)池山尾根小地獄〜菅の台バスセンター        

(参考地図)
・山と高原地図       木曽駒・空木岳
・2万5千分の1地形図  空木岳

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