京都一周トレール(1)
東山コース(伏見稲荷〜大文字山〜比叡山)
大文字山(466.0m)比叡山(848.3m)

 

★ひとこと   「伏見稲荷から東山三十六峰を経て比叡山へ」

大文字火床から京都市街(正面は愛宕山)を望む

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★行った日   2006年1月22日(日)  晴後曇   単独
          
★コース(画像タイトルの数字はその場所の標識番号を示す)

JR高槻駅7:22(JR)=7:52JR稲荷駅7:56→四つ辻8:25→泉涌寺8:47→R1地下道9:28→清水山三角点9:49→10:07東山山頂公園10:14→尊勝院10:35→蹴上10:46→日向大神宮11:02→218基準点11:14→七福思案処11:19→(466.0m)大文字山12:09→12:21大文字火床12:33→京都一周トレール合流12:49→哲学の道出合12:54→法然院分岐12:58→白川今出川東分岐点13:10→バプテスト病院分岐13:22→大山祇神社13:27→瓜生山合流13:52→白鳥山分岐13:55→北白川出丸13:58→地獄谷分岐14:05→曼殊院分岐14:07→修学院分岐14:20→てんこ山分岐14:30→石鳥居14:38→14:50水飲み対陣跡(修学院、赤山禅院分岐)14:56→千種忠顕石碑15:22→ケーブル比叡駅15:36→スキー場跡15:48→山頂駐車場16:00→大比叡三角点16:08→16:42ケーブル延暦寺駅17:00(坂本ケーブル)=ケーブル坂本駅17:20(江若バス)=17:28JR比叡山坂本17:32(JR)=JR高槻駅18:16

 かねて念願だった京都一周トレールを歩くべく東山コースへ出かけた。JR稲荷駅の隣には赤煉瓦造りの旧東海道線の建物がランプ小屋として残っている。駅前の大鳥居を入り本殿の横から千本鳥居のトンネルをくぐると東山コースの起点1の標識があり、いよいよ一週60キロのコースの始まりだ。坂道の参道を登ると見晴らしの良い四つ辻だ。標識に従って鳥居のトンネルをくぐらずに左の雑木林の遊歩道を進む。東福寺の東側に位置する住宅街を標識通りに通過し、再度、山域に入ると宮内庁管轄陵墓の北側が泉涌寺だ。朝が早いせいか参詣人は殆どいないが犬の散歩の人がいやに多い道だ。西国第15番札所今熊野観音寺参道の赤い橋の下を通り、今熊野の住宅街入って剣神社の手前を右折する。ここと北白川が道迷いの難所だ。電柱や道路壁の案内に注意して住宅街を進み、正規の標識の所から六条山へ登る。山道を進むとやがて火葬場へ向かう舗装道路へ出るので左折する。渋谷街道から1号線地下道を通り、公益社の横の階段を登ると東山ドライブウエーに出て、六条天皇御陵石碑の所をすぐに清水寺方向へ左折する。右の清水山への登り口が現れるので久しぶりの急坂を登る。石灯籠を通り越すと清水山三角点近くの標識があり、右に50歩入った所に視界の全然ない三角点がある。

  (稲荷駅前のランプ小屋)   (全国お稲荷さんの総本山)      (千本鳥居)

 (京都一周トレールの始点:1)   (東山コース始点標識1)      (泉涌寺山門)

           (伏見稲荷四つ辻から京都市街南部を俯瞰:2)

(今熊野観音寺西国第15番:8)(今熊野市街の目立たない標識)   (六条山登り口:11)

..

  (R1の渋谷街道標識:14)      (R1地下通路)    (東山ドライブウエー分岐点:18補)

   (清水山登り口:18補)   (清水山三角点手前の石灯籠)   (清水山三角点:18-2)

 一旦、尾根を下って高台寺への分岐を過ぎて上り返すと見晴らしの良い東山山頂公園だ。これから向かう予定の比叡山山頂がすぐそこに見えている。将軍塚の手前を左に入り稜線を度々現れる標識通りに進むと尊勝院だ。粟田口の街中を抜けると三条通だ。三条通を東進した突き当りが蹴上だ。赤煉瓦の水力発電所跡を左下に見て直進し、古めかしい煉瓦のトンネルでインクラインをくぐり、インクラインに沿って坂道の遊歩道を登る。インクラインは昭和の初め頃まで使われ、琵琶湖疎水を利用した舟を落差のある水面まで運搬するための台車の軌道だ。大神宮橋でインクラインを越えて坂道を登ると日向大神宮だ。階段と坂道で急坂を登ると水準点218だ。ここからほぼ尾根伝いに雑木林の道で高度を徐々に上げ、最後に一周トレールとも別れて最後に登りつめると大文字山山頂だ。西南の見晴らしは良いが多くの団体さんで満員だったので早々に山頂をあとにした。


 (清水寺方面分岐尾根:19)   (高台寺方面分岐点:20)      (東山山頂公園)

(東山山頂公園から見た比叡山)    (将軍塚:22)            (尊勝院:27)

     (粟田口:28)          (三条通出合:29)          (蹴上:30)

   (インクラインと並行路)       (疎水溢水門)         (インクライン台車)

    (大神宮橋:32)          (日向大神宮:33)        (松林の尾根道:36)

     (水準点218)      (大文字山へ続く尾根道:42)     (大文字山山頂)

              (大文字火床から京都市街と妙法、舟形、左大文字を望む)

 山頂から尾根伝いに10分も下ると展望抜群の大文字火床だ。京都市街が一望の下に望まれ、鳥居を除く五山(足元の大文字、正面の左大文字、少し右の舟形、右の松ヶ崎の妙法)も見ることができた。送り火を下から見ると大きな炎に見えるが、煉瓦を二組置いた火床の小ささが意外だった。大の字の右下方向へ下ると住宅地に出た所で、山頂手前で分かれた一周トレールと合流する。霊鑑寺横を通って下ると哲学の道と出合い、疎水の桜並木に沿って銀閣寺方面へ北上する。シーズンオフのせいか観光客の姿も少なく静かな散歩が楽しめた。銀閣寺橋から銀閣寺道(今出川通)を疎水に沿って西進し、白川通の浄土寺橋から20メートルほど手前を北東へ右折する。この辺りは標識がなく今熊野とともに道のわかり難い場所だ。道なりに直進し、次のT字路を右折して道なりに進むと御蔭通りとの三叉路だ。三叉路手前右側の乗願寺ガレージ壁面に久しぶりの標識がある。三叉路を左折して御蔭通を一筋西進して右折すとバプテスト病院へ向かう道だ。
 標識に従って進むと大山祇神社があり、ここから山道の一本道だ。瓜生山へ向かう道を左に分け、しばらくしてその道と再び合流する。次に地獄谷への道を右に分け、すぐに曼殊院へ続く道を左に分けると林道となり、更に修学院へ続く道を左に分けて直進すると石鳥居だ。ここから山道となり音羽川を渡り、更に支谷を二つ渡って登り返すと雲母坂(きららざか)の水飲み対陣跡だ。左は修学院の雲母坂登山口、直進は赤山禅院、右は比叡山だ。通いなれた雲母坂を登っていくと残雪が増え出し、千種忠顕碑横を通りケーブル比叡駅に着くと真っ白だ。ここが東山コースの最終点74だ。
 昨年末は大雪だったが1月14日の雨で融け路面の雪はさほどでもない。スリップに注意しながら旧スキー場跡から山頂駐車場へ向かった。夕方から風が強くなり雪も降り出したため展望はあまり利かない。駐車場から中継所めざして更に登るとアンテナ塔の傍らに大比叡三角点がある。汗が冷えて寒くなって来たので早々に下り、阿弥陀堂、根本中堂をへて坂本ケーブル延暦寺駅へ最終17時の便に間に合うように下山した。
 きょうは好天の休日のため多くのハイカーと出合った。ちょっと強行軍の感ありだが、当初修学院までの計画だったが、次がケーブル叡山駅が目標となり、とうとう坂本ケーブル延暦寺駅まで行き着いてしまった。夕方になって風も出て天気がくずれだしたが、好天の東山三十六峰歩きは、京都市街を眼下に、なかなか風情のある山歩きだった。

 (大文字中心火床)        (大文字右下の火床の列)        (霊鑑寺)

    (哲学の道)        (銀閣寺道(今出川通)遊歩道)    (御蔭通三叉路:53)

  (バプテスト病院分岐:55)      (大山祇神社:56-1)     (比叡山へ続く山道:56-2)

(松ヶ崎(法)が見える尾根道:62)  (雑木林の尾根道:63)   (曼殊院分岐:64から林道)

(石鳥居:67から林道を離れる)   (音羽川の上流を渡る)      (水飲み対陣跡:69)

   (山腹の凍った道:73)   (ケーブル駅、東山ルートの最終:74) (東山コース案内図)

 (山頂駐車場から見た横高山)    (山頂駐車場)          (大比叡三角点)

      (阿弥陀堂)            (根本中堂)        (ケーブル駅から見た琵琶湖)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(1)伏見稲荷大社〜将軍塚       (2)将軍塚〜大文字山〜瓜生山

(3)瓜生山〜石鳥居〜比叡山

(参考地図)
・新 阪急ハイキング65コース
・山と高原地図       京都北山1
・2万5千分の1地形図  京都東南部、京都東北部

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