三星山(548.8m)

 

★ひとこと   「信仰の竜神山から岩尾根をよじ登って三星山へ」

竜神社参道から田辺湾を望む

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★行った日   2006年2月13日(月)  晴   単独
          
★コース

高槻5:20(近畿道、阪和道)=みなべIC(R24、県道)=8:24佐向谷林道終点8:40→竜星の辻9:00→平岩・表参道分岐9:19→竜神社9:35→三星山分岐9:44→9:51八幡社9:58→三星山分岐10:05→竜星のコル10:31→11:04(548.8m)三星山11:20→西岡のコル11:39→(469m)暗谷山11:58→林道始点12:24→12:50佐向谷林道終点13:05(県道、R425、R424)=犬ヶ丈山林道分岐14:35

 春のような暖かい快晴の登山日和に恵まれ、ひき岩と呼ばれる奇岩地帯にある田辺市の三星山へ出かけた。ちなみに、ヒキガエルに似た形の岩が沢山あるのでひき岩と称するらしい。泉佐野辺りの阪和道から右下の海が俯瞰でき、夜明けの薄明かりに浮かび上がる街明かりと沈みゆく満月とのコントラストが素晴らしかった。みなべICから渋滞の田辺市内を通り、右会津川に沿って県道を竜神方向へ進む。佐向谷(さこだに)口で右会津川を渡り、佐向谷の林道を終点までさかのぼると小さな鳥居があり数台分の駐車スペースがある。
 左の橋を渡り、沢沿いに上流へ20分ほど登ると竜星の辻だ。右は西岡のコルを経て三星山、左は竜神社だ。祠の前を通り20分も登ると平岩・表参道分岐だ。右の竜神社方向へ進み修験坂と呼ばれる手すりの付いた急坂を登り、更に尾根道を登ると見晴らしのよい岩稜の上に出る。田辺湾から紀伊水道が眼下に広がっている。県の天然記念物、ウバメガシの古木を神木とする竜神社はすぐだ。紀州備長炭(白炭)の原木のウバメガシは和歌山県の木だそうだ。ここから八幡社までの尾根道はウバメガシのトンネルもある明るい尾根道だ。八幡社は尾根の先端の岩稜上にあり、見晴し抜群の岩には4等三角点が設置されていた。

 (佐向谷林道終点の鳥居)     (沢沿いの佐向谷道)      (杉林のなかを行く)

     (竜星の辻)           (竜星の辻近くの祠)       (平岩・表参道分岐)

    (支尾根の登り道)          (展望岩稜)           (展望岩稜)

                  (展望岩稜から田辺湾を望む)

        (竜神者)       (ウバメガシのトンネル道)     (岩峰上の八幡社)

    (岩峰上の八幡社)     (八幡社前の4等三角点)   (岩峰上から紀伊水道の眺め)

 
 元へ尾根道を少し戻り、分岐点から三星山へつながっている支尾根を下る。ここは岩稜の間に小さな松と背の低いウバメガシの生えている明るい尾根だ。三星山に近づくと大きな岩が立ちはだかり、なかなかの迫力で迫ってくる。竜星のコルは4叉路で、左は古屋谷、右は佐向谷、直進がこれから直登する三星山だ。木の根を頼りによじ登るが、要所にはフィックスロープが設けられているので注意して登れば問題ない。途中の幾つかある岩棚で展望を楽しみつつ30分も登ると三星山山頂だ。東には高尾山や槇山、その向うに果無山脈が連なり、南には表参道の山並みの彼方に田辺湾が広がる展望の名所だ。
 ウバメガシの急坂を下ると西岡のコルだ。右へ下ると竜星の辻へ下りられるが、まだ早かったので三星山縦走路を直進した。次のピーク(暗谷山)から振り返ると三星山がピラミッド型になってそびえていた。ウバメガシの多い尾根道を三星山から1時間も進むと急坂を下った所が林道始点で梅林が広がっている。ここから2万5千の地形図にある道通りにみかん畑を下ったが沢に突き当たった所で道は消えてしまった。土砂崩れとともに自然にかえってしまったらしい。GPSを見ながら道なき沢筋を下ると途中から道の跡らしい地形となり、鳥居の所へ予定通り戻ることが出来た。
 きょうのコースは標高はあまりないが、展望抜群で適度の岩登りもあって、低灌木帯を行く素晴らしい山歩きが楽しめる道たった。帰途、今年の干支の山、犬ヶ丈山へ寄るべく、竜神村を経て矢筈ヶ岳方面へ向った。
 
   (三星山へ向う支尾根)     (支尾根から三星山)     (支尾根から古屋谷方面)

    (三星山の近景)           (竜星のコル)          (三星山の急坂)

    (三星山の岩登り)     (三星山の岩稜を見上げる)       (三星山)

 
                   (三星山から南方を望む)
 (三星連山縦走路尾根)      (田辺湾)    (重善山から続く表参道尾根)

                   (三星山から東方を望む)
       (果無山塊)             (槇山)       (高尾山)

  (明るい疎林帯の縦走路)      (西岡のコル)      (縦走路からは三角錐の三星山)

  (明るい疎林帯の縦走路)       (急な下り)          (林道始点の梅林)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  秋津川

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