五大尊岳(825m)

 

★ひとこと   「山在峠から大峯奥駈道を経て五大尊岳へ」

山在峠尾根から三里橋、冷水山を望む

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★行った日   2006年3月4日(土)  晴   単独
          
★コース

高槻4:43(近畿高速、南阪奈)=葛城IC(R24)=五条6:00(R168)=8:14山在峠8:24→P530 9:05→9:20(573.6m)大黒天神岳9:29→金剛多和の宿跡9:41→10:44(825m)五大尊岳11:00→金剛多和の宿跡11:36→11:53大黒天神岳11:58→P53012:12→山在峠12:37(R168、R425)=牛廻越林道分岐14:16

 きょうは移動性高気圧にカバーされて快晴の予報だが放射冷却で寒い朝だ。五条からの十津川街道は奥吉野の山間部にかけて濃霧に閉ざされていた。高度が高くなると霧も晴れ天辻峠付近は薄く積雪があり路面は凍結していた。十津川沿いでは路面も乾き、曲がりくねったR168を順調に進み、和歌山県に入った所の三里大橋で8時丁度だ。橋を渡ってすぐ右折し、細い1車線の舗装林道で数台分の駐車スペースのある山在峠に予定通り到着した。
 山在峠には大峯奥駈道らしく経路の説明図があり、少し五大尊岳方向へ入ったところに仏塔が建っている。赤テープに導かれて尾根筋をなだらかに登っていくが、左側斜面の樹木が切り払われて、果無山脈を遠景にしていま通ってきた三里大橋はじめ熊野川が足下に広がっているのが見える。林間の小道を進み1本目の鉄塔を過ぎて急坂を登ると2本目の鉄塔だ。ここからも西方が素晴らしい展望だ。尾根伝いに北上し2つピークを越え3つ目のピークが大黒天神岳だ。視界はない。10分ばかり下ると左は上切原、右は篠尾に通じている4叉路の六道の辻だ。すぐそばに金剛多和の宿跡があり地蔵が祀られている。
 この辺りから石楠花が増えだし、時々尾根の右側が開けて子ノ泊山が見えていた。山頂が近くなると気の根っこを掴んで登るような急坂が続き、六道の辻から約1時間で狭い山頂の五大尊岳だ。山の名称から期待した何物も山頂にはなく手製の名前札が木にぶら下がっているだけだった。樹木に囲まれて展望はないが、少し下ると樹間から展望を楽しむことができる。南北は山にさえぎられて見えないが、冷水山、伯母子岳、子ノ泊山などが確認できた。近くの大森山や玉置山は見えず、玉置神社に続く林道が山肌を縫っていた。山頂の石楠花には蕾がつき春が近いことを知らせていた。また、僕はいままで見たことなかったが石楠花の実(昨年の)もあった。
 同じ経路で下山しR168、R425で牛廻山へ向かった。

   (山在峠奥駈道入口)       (山在峠近くの仏塔)   (熊野川を左下に尾根を進む)

                  (尾根道から西方の大居集落を望む)

 (伐採された斜面の道を行く)      (緑の小道)         (二本目の高圧鉄塔)

 (東側に視界が開けた尾根)  (見通しのない大黒天神岳)       (六道の辻)

   (金剛多和の宿跡)      (沿道に石楠花が増える)      (急登が続く)

  (視界のない五大尊岳)       (石楠花のつぼみ)      (石楠花の実:ピンボケ)

  (山頂から西方の冷水山)   (山頂から北西の伯母子岳)  (山頂から東南の子ノ泊山)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  伏拝

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