牛廻山(1206.8m)

 

★ひとこと   「牛廻越から林道を経て牛廻山お手軽登山」

牛廻越林道から白銀の弥仙、釈迦ヶ岳連峰を望む

                                       *)ブロードバンド接続の方は画像をクリックして下さい。どの画像も大きくなります。


★行った日   2006年3月4日(土)  晴   単独
          
★コース

山在峠12:37(R168、R425)=牛廻越林道分岐14:16→林道分岐(山道入口)14:41→尾根鞍部(寺垣内合流)15:02→15:11(1206.8m)牛廻山15:18→林道分岐15:40→15:59牛廻越林道分岐16:03(R425)=竜神温泉(R371、R24、県道)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻20:18

 十津川村と龍神村を結んでいるR425は殆どが1車線の曲がりくねった山間の国道だ。R425の十津川村の入り口には12月25日〜3月31日まで積雪、落石のため県境以降は全面通行止めの表示があったが、牛廻山林道の分岐点は県境にありほっと胸をなでおろした。R425は細い道路だが危険な箇所はなく時速20キロ位で走れたので、山在峠から約1時間半で着くことができた。
 R425の峠から地道林道を登る。無理すれば4駆で登れないこともないが所々がけ崩れや落石があるので歩きのほうが安全だ。林道からは東方の展望が素晴らしく、白銀の八経ヶ岳から玉置山までの大峯奥駈の峰々が連なり、足下には先ほどR425で登ってきた西川のV字谷が口をあけていた。林道を30分も登ると林道が二股に分かれ、左の林道の右側に牛廻山の小さな札がぶら下がっているので、山道に登りつく。なお、二股付近に広場があるので林道が整備されればここまで車で来ることが可能だ。初め笹の道だがすぐに桧林に入り、ジグザグになだらかに登っていく。やがて、薄く雪の残る山腹をトラバースすると、灌木がまばらに生えた明るい鞍部に着く。鞍部にはブナの大きな1本の古木が風雪に耐えて立っていた。左から寺垣内からの道を合わせてなだらかな広い斜面を登るとすぐに山頂だ。山頂付近は木々が伐採されて丘のようになっているが視界は全然ない。牛廻山はR425があるので簡単に来れるが、昔は簡単には登れない大変な山奥の山だ。
 峠まで来た道を戻り、R425で竜神温泉方向へ下った。通行止めの柵が端に避けられていたので、駄目なら十津川方向へ戻るつもりで車を走らせたが、幸いにも何の障害もなく竜神温泉へ出られた。竜神スカイラインは千米以上の尾根を通るので路面に何箇所かは積雪があったが、支障なく高野町へでて、後は順調に帰阪した。きょうは快晴に恵まれ春の息吹を感じながら紀伊半島南部の山を歩くことができた。まだ時期的に少し早いのか、休日にもかかわらず一人の登山者にも逢うことがなかった。

 (牛廻越の林道分岐点)    (牛廻山へ続く林道)      (林道から西川の谷間を望む)

                (林道から熊野奥駈の峰々を望む)

  (林道から東方を望む)     (崖崩れの多い林道)       (山道取り付き点)

    (初め笹原を進む)      (見事な桧林を登る)      (まだ雪の残る斜面を行く)

 
(明るい尾根鞍部:寺垣内分岐)   (山頂手前の雑木林)    (視界はないが明るい山頂)
 
(尾根に立つブナの巨木)        (林道分岐点)     (護摩壇山を前方に林道を下る)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  重里

Homeへ