高峰山(1044.8m)

 

★ひとこと   「悪路の林道の矢ノ川峠から岩峰の高峰山へ」

矢ノ川林道から賀田湾(三木里)を望む

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★行った日   2006年3月8日(水)  晴   単独
          
★コース

高槻4:43(近畿高速、西名阪)=針IC(R370、R169、R42)=矢の川林道分岐8:04=9:08矢ノ川峠9:19→テレビ中継所9:38→枯れ杉ピーク9:59→(1030m)古川山10:15→10:32(1044.8m)高峰山10:51→古川山11:16→枯れ杉ピーク11:28→テレビ中継所11:43→矢ノ川峠11:54=矢の川林道分岐12:51(R42、林道)=注連指登山口14:44

 晴の予報だが気温が高く春霞のため山々はぼーっとしていた。吉野から熊野へ出るR169は、五条と新宮を結ぶ曲がりくねったR168と異なり、道幅の広い快適な国道なので予定より早いR42の矢の川林道始点への到着だ。林道分岐点はR42の矢の川(やのこ)トンネルを出て橋を渡ってすぐに鋭角に左折する必要がある。R42の交通量が多いので、一旦対向車線側の駐車スペースに回り込み、車の切れ目を狙ってR42を横断して林道に入り込むのが安全だ。トンネル開通以前は矢の川林道が熊野と尾鷲を結ぶ唯一の道で、バスも通っていたので矢ノ川峠までの道程を安易に考えていた。しかし、皇海山の栗原川林道は悪路で有名だが、それ以上の最悪の悪路だった。河原の様な路面が続き、素掘りのトンネルや落石があり、何回かマフラーやボディーをこすりつつ最徐行した。車高の高い4駆でないと無理だ。三木里分岐から上は少し路面がよくなり林道始点から矢ノ川峠まで約9キロだが1時間強かかって疲れ果てて峠に到着した。救いは何回か鹿かカモシカが子連れで林道を横切る姿だった。
 矢ノ川峠から尾鷲方面が展望できるが、きょうは霞んでいて海は見えず山並みだけが連なっていた。峠広場の歌碑の横が高峰山登山口だ。初め針葉樹林帯の山腹を水平に進んでから潅木帯を登ると峠からも見えているテレビ各局の中継アンテナが林立しているピークだ。尾根伝いに一旦下ってから急坂を登り返すと白骨のような枯れた杉の木が立っているピークだ。ここから尾根伝いに緩やかに登るが木の間から右手に高峰山のピークが見えている。峠から約1時間で古川山だ。山頂は一寸した広場があるが展望はあまりない。

 
 (重くて動かせない落石)      (素掘りのトンネル)       (河原のような路面)

 (駐車場所もある広い矢ノ川峠)    (高峰山登山口)       (初めは針葉樹林が続く)

  (道端の杉の古木)     (日当たりの良い潅木帯)       (各局のテレビ中継所)

  (古木の散在する尾根道)  (白骨のような枯れ杉のピーク) (杉と石楠花の岩稜尾根道)

 
  (尾根道から望む高峰山)       (古川山)            (古川山山頂広場)

 古川山頂上から薄暗い針葉樹林のなかを急降下する。コルから再度登り返し、山頂近くからは岩稜を登る。登山道の所々からR42が見え、車の騒音がこんな山の中にまで響き渡っていた。山頂には岩くずの間に三角点があり、頂上の岩頭からは西北から東北にかけて山々が望めたが、霞のために遠くは望めず山名同定はできなかった。本当は青い海が見たかったのだが残念でした。山頂をそのまま直進する道があり、表示によれば尾鷲の小原野に通じているらしい。
 往路と同じ経路で下山し、矢ノ川峠から1時間弱かけて慎重に林道を下り獅子ヶ岳に登るべくR42で松坂方向へ向かった。

 
(古川山から針葉樹林を下る)    (潅木の尾根道)       (高峰山の1つ前のピーク)
 
  (急な岩稜尾根を登る)        (2本の杉古木)         (高峰山山頂)

      (高峰山山頂)       (尾根道からR42の橋)     (尾根道から尾鷲方面)

                (山頂から北西〜東北を望む)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  尾鷲

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