木の根や岩角を掴んで登る場面もしばしばあるが要所にフィックスロープがあるので楽だ。時々通過してきた尾根筋を振り返りながら登り、杉ヶ越からの道を合わせて少し進むと後傾頂上だ。大崩山系や祖母山系が絶景だ。本傾との間のコルまで下り大白谷コースを合わせて本傾を登りつめ三ツ尾コースを合わせると傾山頂上だ。山頂の大きな岩、立ち枯れた白い幹、青い松とのコントラストが絶妙だ。頂上からの絶景は言うことなし。
きょう帰阪の予定なので早々に頂上を後にして往路と同じ経路で下山した。
(明るい稜線を登る) (杉ヶ越分岐) (明るい稜線を登る)
(手前ピークから祖母山) (谷間越しにピークを望む) (ピーク間の稜線を渡る)
(岩峰の間から見える祖母山) (大白谷コース分岐) (三ツ尾コース分岐)
(傾山頂上)
(傾山三角点) (山頂から通過してきた稜線)
五葉山の姿を眺めつつ奥村林道を下り、県道6で杉ヶ越トンネルを通過して大分県側を下った。杉ヶ越トンネル西口には数台の登山者の車が駐車していたので、このコースも繁盛していると思われる。大分米良ICから大分道で北上し、めっぽう風の強い別府SAで一服、北上を続け小倉東ICから高速で帰阪した。夕暮れ時の関門海峡大橋は素晴らしく、おまけに自衛艦まで夕日に映えていた。0時過ぎに大阪に着いたので高速の深夜割引額は3450円だ。
今回の南九州の山歩きは一日雨にたたられたが、シーズを少し外したせいもあって静かな印象深い山旅だった。火山の博物館のような高原漫歩の韓国岳縦走路や高千穂峰、山登り気分を満喫できた市房山、本当はもっと厳しいと思われるがハイキング気分の祖母山、ダイナミックな岩峰と展望の山、傾山、など夫々特徴ある山々を堪能できたのは幸せであった。
(奥村林道から東〜南を望む)
スミレ(黒仁田林道) 杉ヶ越登山口(トンネル西口) 大分県側県道6から傾山
(別府湾SAから別府湾) (めかりPAから関門海峡大橋) (めかりPAから下関方面)
★ルート断面図