大所山(1345.8m)

 

★ひとこと   「下多古から琵琶滝を経てブナ林輝く大所山へ」

下多古林道から大所山(中央)を望む

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★行った日   2006年6月12日(月)  薄曇  単独
          
★コース

高槻4:52(近畿高速、西名阪)=柏原IC(県道、R309、R169)=7:10下多古林道広場7:25→大所山分岐7:44→琵琶滝展望台7:55→大所山分岐8:08→稜線分岐9:49→9:57(1346.8m)大所山10:07→稜線分岐10:14→10:40岩稜引き返し点10:46→稜線分岐11:06→11:15大所山11:21→林道始点12:11→下多古林道広場12:20(R169、林道)=足ノ郷越13:16

 今年の春先(3月20日)に吉野から大天井岳まで縦走した際、百丁茶屋あたりから眺めると東方に大所山へ続く山脈が連なっていた。その山へ登るべくR169の道の駅「川上」を過ぎ、下多古を右折して林道へ入る。下多古川に沿った林道をさかのぼり舗装の途切れた地点の広場に駐車する。広場に2ヶ所の登山口があり、左の階段が琵琶滝へ、右の山道(小屋の左側)が大所山登り口だ。

○下多古〜琵琶滝〜大所山
 階段を上ると杉林の中になだらかな道が続いている。途中、小さい表示のあるわかり難い大所山(おおどころやま)への分岐を右に分けて直進する。立派な木道桟橋を渡ると道が少し険しくなり、吊橋を経て急坂を登ると琵琶滝滝見台だ。水量が少なかったが落差50メートルほどの2段の立派な滝だ。先ほどの分岐点まで戻って、杉林の急坂を大所山めざしてジグザグに登る。踏み跡程度の道だがこまめにテープがあるので迷うことはない。急坂を登り終えると尾根の尾から自然林に変わりシャクナゲやブナが目立ってくる。広葉樹のからみついた根を越えながら登ると大岩が正面に現れる。左へ少し下って巻き道を探したが、なかったので元に戻って岩の右へ回り込むとトラロープがぶら下がっていた。広葉樹林の古木の森を登っていくと、突然、青々としたブナ林となり、丸いピークが主稜線との交点だ。右へなだらかに下ってブナ林を登り返すと大所山頂上だ。小さな広場のある山頂からは東に少し視界があるだけで見晴らしはよくない。きょうは梅雨の中休みらしく遠方は殆ど見えなかった。

 (林道広場の琵琶滝登り口)   (杉林をなだらかに登る)   (こんな琵琶滝の道標がある)

     (大所山分岐)          (立派な木道)            (吊橋を渡る)

    (ちょっと不安な木道)       (琵琶滝滝見台)         (水の少ない琵琶滝)

 
 (急な杉林をジグザグに登る)    (シャクナゲのトンネル)  (大木とシャクナゲのジャングル)
 
  (大岩を右に巻いて登る)        (大岩の上り)         (力強い老木)

     (木の根の道)        (優雅なブナ林の頂上付近)       (大所山)

○大所山〜岩稜〜大所山〜下多古
 尾根を散策すべく主稜線の先ほどの交点ピークを越えて稜線を五番関の方向へ進んだ。落ち葉を敷き詰めた青葉のブナの林は何度見ても素晴らしい風景だ。ブナ林のなだらかな坂道をテープを目印に2つのピークを越えると眼前に岩稜が立ちはだかった。巻き道がなさそうだったので途中まで岩稜を登ったが、きょうは展望もままならず、また、元へ戻る必要もあったのでここから引き返した。再度、大所山へ戻って、今度は違う道で下多古へ下り始めた。
 ブナの稜線をなだらかに道なりに下ると、やがて稜線から右へ急坂を下るが、下り始める所からの東南方向の展望が本コース唯一の好展望所だ。大台方面が良く見えるはずだがきょうは駄目だった。展望のない杉林の九十九折れ道をどこまでも下る。途中1箇所水場があるが、このコースは琵琶滝から登るコースと比べてしっかりした道だが変化がなく、殆ど杉林の急坂ばかりが続くブラインドの退屈な道だ。前者のコースの方が圧倒的に楽しい道だ。やがてせまい林道にでるとすぐに林道広場の右の登り口に帰り着く。
 まだ昼だったので近くの白屋岳に登ることにした。下多古からR169を少し戻って武光橋で吉野川を渡り、全線舗装の旧熊野街道の武木林道を東吉野方向へ入った。旧道らしく所々道端に石仏があり、途中の風景を楽しみながら峠の地蔵のある足ノ郷越に到着した。


   (稜線分岐ピーク)        (静かなブナ林を行く)      (この岩稜をよじ登る)

 (百丁茶屋から稜線:3/20)  (ブナの谷間に誘い込まれる)     (ブナの稜線が続く)

 
            (尾根分岐(下多古への下り道)からもやった東南を望む)

   (杉林が続く下り道)      (どこまでも杉林ばかり)    (林道広場の大所山登り口)

 
★道端の花
    ガクウツギ(琵琶滝)      残りシャクナゲ(大所山)    ギンリョウソウ(大所山)
 
   ?(下多古林道広場)       ?(下多古林道広場)   ヌマトラノオ?(下多古林道広場)
 
   フタリシズカ(白屋岳)         ?(白屋岳)          コアジサイ(足ノ郷越)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  洞川

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