焼岳(2444.3m)

 

★ひとこと   「上高地から北アの活火山、岩峰の焼岳北峰を経て中の湯へ」

河童橋から焼岳を望む

                               2004年8月撮影

★行った日   2006年8月26日(土)  晴一時曇  単独

★コース

(第4日)
上高地アルペンホテル5:12→西穂登山口5:33→焼岳登山道入口5:44→6:44休憩6:52→長い梯子場7:10→7:51焼岳小屋7:58→8:09焼岳展望台8:24→中尾温泉分岐8:29→中の湯分岐9:23→9:30(2444.3m)焼岳北峰9:37→中の湯分岐9:42→バス停ルート分岐10:24→りんどう平10:43→11:28小さな草原11:41→R158出合11:56→11:59中の湯バス停11:59(バス)=松本バスセンター13:11→松本駅14:11=穂高駅14:41=しゃくなげ荘(R147)=豊科IC(長野道、中央道、名神)=高槻20:30

 晴天の焼岳は暑いので昼過ぎには下山する計画で朝食を弁当にして早朝出発した。朝靄に煙る梓川の右岸に沿って遊歩道を進む。ウエストンのレリーフ前、西穂登山口前を通過して30分も歩くと焼岳登山口の標識があってそこから登山道に入る。針広混交林の笹原をなだらかに登る。枯れ沢を渡り徐々に急になってくる登山道を進む。しばらく登ると、土石流で荒れた崩落谷の上にでて、この谷の左岸に沿って樹林帯を登る。樹林帯を抜けると草原の急斜面を斜めに登り、最後に長い梯子で断崖を登ると谷の上部の草原の急斜面だ。後は鞍部まで草原を登ると焼岳小屋だ。西穂への道を右に分け10分ほど小山へ登ると焼岳展望台だ。少しガスっているが急な崩落面をむきだしにした焼岳山頂部が大きく迫ってきている。展望台で朝食後、コルまで下ると中尾温泉からの道と合せて本格的な上りになる。


    (焼岳登山道入口)     (樹林帯をなだらかに登る)  (崩落の続く沢の左岸を登る)

  (初めて焼岳が顔を出す)   (険しい箇所もある登山道)      (崩落沢の上流部)

   (断崖に近づく登山道)    (長い梯子で断崖を上る)      (笹原の斜面を登る)

    (笹原を振り返る)          (焼岳小屋)         (焼岳展望台への上り)

     (焼岳展望台)        (展望台から見た焼岳)    (展望台から一旦下って登る)

    (草原のお花畑)         (中尾温泉分岐)            (急坂を登る)

 しばらくお花畑の草原を登るがすぐにガレ場の急斜面になる。硫化水素ガスの噴気孔もある急斜面から振り返ると、少し雲がかかっているが左の岐阜県側に中尾温泉、右の長野県側には上高地が俯瞰でき、中央には西穂に連なる山々が幾重にも重なって見えている。中の湯分岐を過ぎてひと登りすると焼岳北峰山頂だ。水の貯まった噴火口の向こうに南峰がそびえているが危険地帯のため入山禁止だ。沢山の人が憩っているので早々にピークを後にした。
 先程の分岐点から中の湯方向へ下り、火口縁から草原のガレ場を下る。上高地ルートのような危険箇所はなくおだやかな道が続いている。途中、中の湯バス停の表示に従って左の道を下る。ここまでに多くの登山者とすれ違ったがバス停ルートに入ってからは極端に少なくなり2組の登山者に逢っただけだ。枯れ沢の底を通る所もあるが概して整備された登山道が続く。2ヶ所の草原を過ぎ樹林帯をどこまでも下ると小さい沢を渡る。冷水でリフレッシュして少し下るとR158だ。国道に沿って100メートルほど下ると中の湯バス停だ。
 丁度来た高山発松本行きの特急バスに乗り松本バスターミナルへ。松本駅で昼食後穂高駅へJRで戻り、しゃくなげ荘でさっぱりして帰阪した。初めての表銀座縦走路だったが、幸運にも好天に恵まれ、存分に槍、穂高連峰の景観を楽しみつつ常念岳を盟主とする縦走路を歩くことができた。


 (硫化ガスの噴気の横を登る)  (左に中尾温泉を見下ろす)  (正面に見える西穂に続く山々)

  (右に上高地を見下ろす)     (ガレ場を振り返る)         (最後の急登)

     (中の湯分岐)            (焼岳山頂)          (硫化ガスの噴気)

 
                   (焼岳北峰から見た噴火口)

  (火口縁から左へ下る)      (ガレ場の笹原を下る)       (山頂を振り返る)

   (緑の濃い斜面を下る)        (笹原を下る)          (谷筋の悪路もある)

   (小さな草原もある)        (樹林を下り続ける)    (R158の中の湯焼岳登山口)

 
★道端の花

    ソバナ(沢沿い)          ムシカリ(沢沿い)         ?(梯子場)
 
    ゴマナ?(梯子場)        ?アザミ(梯子場)     アキノキリンソウ(焼岳小屋)
 
     ?(焼岳小屋)        イタドリ(中の湯ルート)      イタドリ(中の湯ルート)
 
 ヤマハハコ(中の湯ルート)    コケモモ(中の湯ルート)   ミヤマリンドウ(中の湯ルート)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       槍ヶ岳・穂高岳・上高地
・2万5千分の1地形図  焼岳、上高地

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