大菩薩嶺(2056.9m)

 

★ひとこと   「上日川峠から大菩薩峠を経て展望尾根で大菩薩嶺へ」

塩山のりんご畑から大菩薩嶺を望む

★行った日   2006年10月25日(水)  晴一時曇  単独
        
★コース

(第1日)
高槻3:13(名神、中央道)=勝沼IC(県道、R411)=大菩薩峠登山口(林道)=9:30上日川峠市営第3駐車場9:40→ロッジ長兵衛9:45→福ちゃん荘10:09→富士見山荘10:14→大菩薩峠10:49→親不知の頭11:05→賽の河原11:09→11:24神部岩11:28→雷岩11:38→(2056.9m)大菩薩嶺11:46→11:53雷岩12:10→福ちゃん荘12:47→ロッジ長兵衛12:59→上日川峠市営第3駐車場13:04(林道)=大菩薩峠登山口(R411)=丹波山村14:30

(第1日)
 しばらくの間、日本列島は帯状高気圧に覆われるとの予報に基づいて今年最後の連泊登山だ。高速の30%割引利用と今日中に山を1つ登りたかったので早朝(深夜?)に出発した。中央道からは中央アルプスや南アルプスの山々を楽しみつつ順調に進み、勝沼ICからR411(青梅街道)で大菩薩峠登山口でもある裂石に到着した。ここから舗装林道で高度を上げるに従って鮮やかさを増す紅葉を楽しみながらロッジ長兵衛の建つ上日川峠に着き、峠から少し離れた市営第3駐車場に駐車。
 昨日は雨が降ったらしく濡れた路面をたどってロッジ長兵衛まで戻り、大菩薩嶺周遊路に入る。福ちゃん荘まではタクシーだけが通れる林道と山道のコースがあるが迷わず後者を行く。ブナやオオシラビソの自然林をおだやかに登っていくと福ちゃん荘だ。数人の登山者が憩っている広場前からは大菩薩嶺のまばらに樹木の生えた稜線が見えている。福ちゃん荘から両側が笹原の明るい林道を東進し富士見山荘を過ぎて勝緑荘(休業中)前の小さな沢を越え、更に山腹を巻くようになだらかに登っていく。まわりが笹原になってくると介山荘の建っている大菩薩峠だ。少し上に方位板があり見晴らしがよい場所があるが、きょうは富士山や南アルプスは雲の中、塩山から甲府市街が眼下に広がっていた。


  (上日川峠第3駐車場から)  (駐車場から長兵衛へ向かう)      (ロッジ長兵衛)

  (大菩薩嶺周遊路入口)    (ブナ自然林を行く遊歩道)     (カラマツ林もある)

      (福ちゃん荘)          (富士見山荘付近)        (勝緑荘付近)

   (明るい笹原の道)         (終わりかけの紅葉)        (介山荘に到着)

   (大菩薩峠の介山荘)         (大菩薩峠)      (峠から親不知の頭を見上げる)

 中里介山の文学碑もある見晴らしの良い稜線を登ると親不知の頭だ。大菩薩峠より高度が高いので最高の展望台だ。ここから通ってきた大菩薩峠を俯瞰でき、これから登る雷岩の稜線を望むことができる。少し下ると避難小屋のある賽の河原だ。以前はここが大菩薩峠だったそうだ。数株の遅咲きのマツムシソウの咲く稜線を登ると標高2000メートルの神部岩だ。その直ぐ先が好展望の雷岩で休憩の適地だ。雷岩を下りて上日川峠に通じている分岐を越え、シラビソの樹林帯を登ると木々に囲まれた大菩薩嶺頂上だ。展望の利かない愛想のない山頂を後にして雷岩へ戻って昼食にする。見通しがよければ富士山や南アルプス展望の最高のロケーションだ。下山はカラマツの多い唐松尾根を下り福ちゃん荘を経て上日川峠へ帰り着いた。
 あすの雲取山に備えて、殆どが改良された快適な青梅街道R411で柳沢峠を通って丹波山(たばやま)村へ向かった。


    (塩山、甲府方面)     (親不知の頭から峠を俯瞰)   (咲き遅れたマツムシソウ)
 
                 (親不知の頭から東〜南を望む)

 (親不知の頭から雷岩を望む)     (賽の河原)        (神部岩から尾根筋を俯瞰)


        (雷岩)        (上日川峠と大菩薩嶺分岐点) (シラビソ林をなだらかに登る)
 
                 (雷岩から東南〜西南を望む)

    (大菩薩嶺三角点)       (カラマツ林を下る)     (紅葉真っ盛りの林道を下る)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大菩薩嶺
・2万5千分の1地形図  大菩薩峠

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