ここは森林限界を越え、ハイマツのなかに点々と頭を出す岩稜の尾根筋が素晴らしい。八ヶ岳や南アルプスは雲の彼方だったが、西には堂々たる岩山の瑞牆山、東には金峰山の五丈岩までの稜線が望めた。また、西南の下方には五里山山塊(左下画像)が盛り上がりその右に金山山荘が見えている。北アルプスの稜線を歩く気分で一つ一つ突起を越えて進み、金峰山小屋への道を左に分けて展望を楽しみつつ進むと五丈岩だ。近寄ると巨大で北側から登ることができる。方位板もある平坦部を過ぎて少し岩場を登ると金峰山頂上だ。山頂の朝日岳側にはケルン群のある広い平坦部があり、大弛峠へ向かう縦走路が続いている。きょうの上りでは殆ど登山者に逢わなかったが、山頂では多くの人が憩っていた。聞いてみると、大弛峠からは2時間で登ることができ駐車場もあるので金峰山へはこの登山路が繁昌しているそうだ。
帰りも同じ経路で下山した。帰途、芋の子を洗うような大混雑の増富の湯で汗を流し須玉ICから中央道、名神でゆっくり帰阪した。今回の奥秩父紅葉観光兼周遊登山は遠方まで視界の開けた晴はなかったが、一日も雨に降られず計画通りの山行ができた。なんとか6日連続の登山に持ちこたえたが、さすがに最終日は疲れがたまりやっと帰ってきた次第だ。健康な身体をくれた両親と天候に感謝!
(稜線から金山山荘(中央右))
(稜線の先の五丈岩) (五丈岩)
(近寄ると巨大な五丈岩) (裏側から登れる)
(金峰山頂上)
(頂上付近のケルン群) (山頂の方位板)
(稜線と瑞牆山)
(金峰山頂上から西南〜西〜北〜東を望む)
(斜光に映える富士見平の紅葉) (金山山荘前から金峰山)
(本谷川の紅葉)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)