金峰山(2595.0m)

 

★ひとこと   「富士見平から大日岩を経て奥秩父の雄峰、岩稜の金峰山へ」

瑞牆山から金峰山を望む

★行った日   2006年10月30日(月)  晴一時曇  単独
        
★コース

(第6日)
増富温泉5:56(林道)=瑞牆・金峰登山口駐車場6:19→P1722 6:53→7:07富士見平7:12→鷹見岩分岐7:54→8:03大日小屋上8:08→大日岩下8:33→8:44小川山分岐8:50→P2317 9:21→稜線9:48→金峰山小屋分岐10:20→11:00(2595.0m)金峰山11:26→金峰山小屋分岐11:49→稜線12:07→P2317 12:24→小川山分岐12:45→大日岩下12:55→大日小屋上13:10→鷹見岩分岐13:19→富士見平13:47→P1722 13:57→14:16瑞牆・金峰登山口駐車場14:28(林道)=増富の湯15:50(県道、中央道、名神)=高槻21:50

(第6日)
 嬉しいような悲しいような最終日だ。6日間の連日登山にわれながら感心する。薄暗いうちに増富温泉を出発、朝もやの林道を通り昨日と同じ所に駐車する。
 昨日と同じ登山口からシラカバ林に入り、日の出を迎えて近くの山が明るくなりだした富士見平に到着。昨日の喧騒がウソのようなミズナラがたたずむ静寂な富士見平だ。瑞牆山への道を左に分け富士見山荘前を右へ進み、ミズナラの斜面を斜めに登って行く。カラマツ林を右に見て更に登ると飯森山の尾根筋に達し、シラビソなどの針葉樹林帯の尾根中央をしばらく登る。やがて飯盛山の南側を巻いて樹林帯を進むと水平道となり鷹見岩の分岐点だ。ここから下り坂となり大岩の先の小広場に着く。右下に大日小屋が建っている。水場も小屋近くにあるらしい。
 しばらく急坂を登ると左上に見上げるような巨大な大日岩が現れる。この岩下の岩頭から三角錐の飯森山や鷹見岩が朝日に照らされて鮮やかだ。さらに登りつめると林間の空地にベンチもある小川山分岐だ。朝もやの針葉樹林帯にさす朝日の光条が神秘的だ。シラビソ林を進み千代の吹上の倒木や岩角の急坂を登りきると突如視界が開け岩稜にでる。

 
   (薄暗い登山道入口)     (昨日と同じ里見平を登る)       (富士見平)

   (ミズナラの林を登る)    (シラビソの尾根筋を登る)     (シラビソの樹林を行く)

   (大日小屋上の小広場)        (大日小屋)         (大日岩と飯森山)

 (花崗岩の大日岩の絶壁)        (鷹見岩)         (小川山分岐点の小広場)

    

     (朝もやの光条)        (千代の吹上の急坂)        (岩稜に出る)

 ここは森林限界を越え、ハイマツのなかに点々と頭を出す岩稜の尾根筋が素晴らしい。八ヶ岳や南アルプスは雲の彼方だったが、西には堂々たる岩山の瑞牆山、東には金峰山の五丈岩までの稜線が望めた。また、西南の下方には五里山山塊(左下画像)が盛り上がりその右に金山山荘が見えている。北アルプスの稜線を歩く気分で一つ一つ突起を越えて進み、金峰山小屋への道を左に分けて展望を楽しみつつ進むと五丈岩だ。近寄ると巨大で北側から登ることができる。方位板もある平坦部を過ぎて少し岩場を登ると金峰山頂上だ。山頂の朝日岳側にはケルン群のある広い平坦部があり、大弛峠へ向かう縦走路が続いている。きょうの上りでは殆ど登山者に逢わなかったが、山頂では多くの人が憩っていた。聞いてみると、大弛峠からは2時間で登ることができ駐車場もあるので金峰山へはこの登山路が繁昌しているそうだ。
 帰りも同じ経路で下山した。帰途、芋の子を洗うような大混雑の増富の湯で汗を流し須玉ICから中央道、名神でゆっくり帰阪した。今回の奥秩父紅葉観光兼周遊登山は遠方まで視界の開けた晴はなかったが、一日も雨に降られず計画通りの山行ができた。なんとか6日連続の登山に持ちこたえたが、さすがに最終日は疲れがたまりやっと帰ってきた次第だ。健康な身体をくれた両親と天候に感謝!

 (稜線から金山山荘(中央右))    (稜線の先の五丈岩)          (五丈岩)

  (近寄ると巨大な五丈岩)       (裏側から登れる)         (金峰山頂上)

  (頂上付近のケルン群)         (山頂の方位板)         (稜線と瑞牆山)

 
                (金峰山頂上から西南〜西〜北〜東を望む)

(斜光に映える富士見平の紅葉)  (金山山荘前から金峰山)      (本谷川の紅葉)

★道端の花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金峰山・甲武信・奥秩父
・2万5千分の1地形図  瑞牆山・金峰山

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