経ヶ峰(819.3m)

 

★ひとこと   「笹子谷から尾根をよじ登って嘉嶺の頭を経て経ヶ峰へ」

錫杖ヶ岳下り尾根から経ヶ岳を望む

★行った日   2006年11月8日(水)  晴  単独
        
★コース

高槻5.32(名神、R1、県道)=錫杖湖(林道)=8:20工事中林道分岐空地8:30→工事中林道終点8:40→ピーク9:07→尾根道出合9:16→9:30(788.8m)嘉嶺の頭9:38→笹子谷分岐標識9:50→錫杖湖分岐10:07→小屋10:15→10:24(819.3m)経ヶ峰→小屋10:44→錫杖湖分岐10:49→砂防堰堤11:04→林道始点11:09→工事中林道分岐空地11:16(林道)=下之垣内道路横空地11:37

 昨日は日本中強風が吹き荒れ北海道では竜巻の被害も発生したが、きょうは快晴の予報なので見晴らしの良い伊勢の低山に出かけた。朝早くからトラックが多く栗東付近のR1は渋滞だ。水口町付近から渋滞も解消し、亀山から安濃(あのう)町を経て錫杖(しゃくじょう)湖へ向かった。錫杖湖畔の経ヶ岳の表示に従って舗装林道に入り、Y字路分岐で標識は何もないが右の地道林道へ入る。右の林道を登ると少し舗装帯があるが悪路を最徐行で進み、約1キロ先の工事中の林道分岐点まで車でさかのぼった。しかし、Y字分岐のそばで道が広くなっているのでそこに駐車するのがお勧めだ。
 笹子谷の橋を渡り、工事中林道との分岐点の左の地道林道を笹子谷に沿って進む。地形図の嘉嶺(かれい)の頭へ通じている点線の道がわからなかったので右の斜面を無理やり登ると先程の工事中の林道に出てしまった。工事中林道の右側は絶壁なので数十メートル先の工事現場から右の沢を登り始めた。次に沢の右岸側の杉林の急坂の尾根を両手を使って這い登りやっとなだらかな地形に出て、少し薮をこいで主稜線めざして進み尾根道に出合った。杉林の尾根道を右へ進み、最後に急登すると見晴らし抜群の嘉嶺の頭だ。西南方向には青山高原の風車群が見え、東南にはこれから向かう尾根道の彼方に経ヶ峰が展望できた。


    (工事中林道分岐点)     (しばらく沢をさかのぼる)    (杉林の急な尾根を登る)

    (尾根上の薮を行く)    (尾根道を嘉嶺の頭方向へ)   (尾根から嘉嶺の頭)

 
                (嘉嶺の頭から西南〜西〜西北を望む)

    (嘉嶺の頭三角点)      (嘉嶺の頭から経ヶ峰)     (嘉嶺の頭から青山高原)

    (広い尾根筋の道)         (笹子山付近)      (笹子山から鈴鹿南部の山々)

  先程通った尾根道を戻り、更に進むと広い尾根道を経てなだらかなピークを通る。笹子山(770m)と言うらしい。ここからは鈴鹿山脈南部の山々が錫杖ヶ岳の稜線の彼方に連なっていた。このあたりからは標識があり登山道も整備されている。錫杖湖への道を左に分け杉林を進むと立派な安濃町の休憩施設がある。丸太階段を10分ほど登ると文字通り360度の展望が得られる経ヶ峰山頂だ。山頂にはフルカラーの方位板や展望台、休憩所がある。昨日の強風でちりが吹き飛ばされたためか伊勢湾の対岸の知多半島が霞んで見えていた。
 下山は笹子山付近の分岐点を錫杖湖方面へ下った。カヤト(ススキ?)の原っぱを左に嘉嶺の頭、正面に錫杖湖から錫杖ヶ岳を眺めながら下る快適な道だ。カヤト原が過ぎると薄暗い杉植林帯に入りしばらく下ると右下に砂防堰堤が見えてくる。沢に沿って下るとロボット雨量計?のある林道終点だ。林道を10分も下ると、往路に登りついた地点を通って工事中林道分岐点につく。笹子谷から経ヶ峰へ登るには工事中林道分岐点から左の笹子谷に沿う地道林道を最後まで詰めて登山道に入るのが標識もあるのでお勧めだ。嘉嶺の頭へ直接登る道は新しい林道工事のため道の有無がわからず、強行突破には一寸した薮こぎを覚悟する必要がある。
 次ぎの錫杖ヶ岳へ登るべく車で錫杖湖上流の下之垣内(しものかいと)へ向かった。


      (休憩施設)            (経ヶ峰展望台)        (経ヶ峰三角点)
 
                (経ヶ峰山頂から西〜北〜東を望む)
 
                (経ヶ峰山頂から東〜南〜西を望む)

    (美しい方位板)          (錫杖湖分岐)       (ススキ原を鈴鹿方向へ下る)

  (ススキ原から嘉嶺の頭)     (ススキ原から錫杖ヶ岳)        (林道終点)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  平松

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