日本コバ(934.2m)

 

★ひとこと   「政所如来堂から小滝の続く藤川谷を経て日本コバへ」

八風街道わきの高木集落から日本コバを望む(中央奥)

★行った日   2006年12月11日(月)  晴  単独
        
★コース

高槻5.17(名神、R421)=6:55政所如来堂登山口7:02→岩屋8:30→政所川西分岐8:41→9:08(934.2m)日本コバ9:22→政所川西分岐9:43→(870m)衣掛山9:53→大山谷林道分岐9:56→支尾根別れ10:10→政所川西登山口10:51→11:06政所如来堂登山口11:10(県道)=君ヶ畑バス停11:28

 一風変わった日本コバという名称に惹かれて登ることにした。移動性高気圧に覆われたきょう一日だけの快晴だ。半月の輝く月の光に送られて出発、やっと明るくなりだした八日市IC付近のいつものコンビニで昼食を仕入れて、一路八風街道を東へ向かった。永源寺ダムを過ぎて多賀へ向かう県道が分岐している政所(まんどころ)如来堂登山口付近の道端に駐車する。
 日本コバの小さな表示のある石段を登り、薄暗い杉林に入るとすぐに右下のかわいらしい社を見ながら直進する。明るい藤川谷に沿って、何度か渡渉しながらなだらかにさかのぼる。炭焼窯跡が散在する灌木の二次林が美しい所だ。谷が細くなってきた辺りで左の疎林の急坂を登ると大きな石灰岩の下に着く。フィックスロープのある崖を巻いて登ると岩屋の上の台地に出る。台地からはたどってきた藤川谷や下山時に通る予定の尾根の彼方に藤原岳や竜ヶ岳が東に見えていた。台地から少し上り、政所川西に下る道を右に分け、だらだら坂を少し下ると小川の流れる日本庭園のような湿地帯にでる。湿地帯を過ぎて灌木林をなだらかに登ると日本コバ山頂だ。


    (政所如来堂登山口)    (杉植林帯をなだらかに進む)    (右下に社がある)

   (二次林の間を進む)        (沢を渡渉する)       (明るい灌木の林を行く)

   (谷筋に残る炭焼き窯跡)      (再々沢を渡る)         (灌木の急坂を登る)

  (石灰岩の岩頭を登る)     (岩屋の上の快適な台地) (台地から望む藤原岳、竜ヶ岳)

    (政所川西分岐)         (庭園の様な湿地帯)    (自然林をなだらかに登る)

  日本コバ山頂は広いが西南と北を除いて見通しは良くない。西南には近江盆地が広がり三上山が特徴ある姿を見せている。きょうは空気が清んでいるために北の伊吹山の右奥に白山が白く輝いていた。
 戻りは政所川西をめざして岩屋手前の分岐を左にとって尾根を衣掛山方向へ進んだ。往路の谷道と異なり殆どが尾根をたどる快適な道だが雑木が茂っているため見通しはきかない。律儀につけられている赤テープに導かれながらどこまでも下ると、最後に杉林の急坂に至って人家の横に出る。いまは枯れているが茶の古木の表示が畑に建っているが登山口の標識はない。政所川西から登る時は、辺谷林道始点の標識の所から林道へ入り100メートル程進み人家の間を左へ入ればよい。藤川谷ルートは一部岩稜登りがあるが、川西尾根ルートは危険な所もなく家族連れなどには好適だ。川西登山口から山沿いに約1キロ下流側へ戻ると如来堂登山口だ。
 次ぎの天狗堂へ登るべく君ヶ畑へ向かった。


 (明るい日本コバ山頂広場)   (北に真っ白の白山が見えた) (三上山(中央)と近江盆地)
 
  (なにも表示のない衣掛山)   (雑木林の尾根道を下る)     (大山谷林道分岐)

    (アセビの尾根道)       (支尾根から下る)        (雑木の間から竜ヶ岳)

   (支尾根を更に下る)    (表示のない政所川西登山口)(登山口は右の辺谷林道を行く)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  百済寺

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