(見晴し尾根から東北〜東南〜南西を望む、中央:三草山)
(大坂山へ続く見晴し尾根)
(鎖のある一枚岩) (尾根を見下ろす)
山頂は木々に囲まれた狭い空間で東南方向のみ展望が開け、これから進む尾根の先に尖った最高峰がそびえている。最高峰に向かう尾根道はしっかりした踏み跡があり赤テープも残っているが灌木が茂り所々にイバラもある殆どかがんで通る道だ。仏谷の地形図の点線の延長と思われる分岐を過ぎてなだらかなアップダウンを繰り返すうちに大坂山から30分余りで最高峰だ。ここも展望はあまり良くなく西北の切り開きから比延方向が見えている。下り尾根も薮っぽく帽子を木の枝に引っ掛けたりイバラに手を引っ掻かれたりしながら下る。稜線と分かれて激下りしてしばらく進むとコルの馬瀬への分岐だ。道端の木にテープが沢山つき手書きの小さな「馬瀬」案内札がかかっている。赤テープを頼りに雑木林のガレ場の急坂をしばらく下ると林道跡にでて道なりに進むと貯水池だ。貯水池の堰堤から通ってきた稜線を見通すことができる。馬瀬で国道にでて大型トラックにおののきながら山口公民館へ帰り着いた。国道沿いに合戦の記念壁があり、ここが源平の騒乱期に源義経が三草山山麓で陣を敷き待ち構えていた平資盛軍を不意の夜襲で敗走させた三草合戦のモニュメントらしい。帰りはいつもの通り、篠山から亀岡経由一般道で帰阪した。
きょうは絶好の好天に恵まれ低山ながら見晴らしの良い播磨の山が楽しめた。特に、大坂山の山頂までの尾根歩きは素晴らかったが、山頂以降の薮歩きはマニアックな所もある。一般的には鉄塔No.167の尾根からNo.166の尾根へ続く関電巡視路を歩く周遊がお勧めだ。
(大坂山頂上から東南の三草山を望む)
(東南のみ開けた大坂山頂上)
(東の尖がり最高峰) (雑木林の尾根道)
(最高峰の小さい広場)
(最高峰から西北の比延方面) (薮っぽい尾根道を進む)
(ピークからこれから下る尾根)
(イバラもある羊歯類の茂る道) (尾根からの馬瀬方面分岐)
(荒れた谷筋を下る) (貯水池から歩いてきた稜線を望む) (源平三草合戦の記念碑)
★道端の花(花は殆どなし)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)