行仙岳(1091.8m)

 

★ひとこと   「十津川村小森から樹林帯の急坂に次ぐ急坂で行仙岳へ」

展望尾根から小原峰(左)と大森山(右奥)を望む

★行った日   2007年11月4日(日)午後  晴  単独
        
★コース

風屋ダム登山口11:20(R168)=11:45十津川村小森、行仙岳登山口11:51→峠12:30→展望尾根13:06→13:52(1091.8m)行仙岳14:10→展望尾根14:30→峠14:46→15:08行仙岳登山口15:17=温泉地温泉滝の湯16:00(R168、R24、県道)=柏原IC(西名阪、近畿道)=高槻19:30

 この行仙岳は、笠捨山の北の奥駈道の行仙岳とは異なり、その西方に位置している。R168の十津川村役場の交差点を右折、橋を渡ってすぐ右折して八幡神社の前を通って道なりに直進すると右へ登る舗装路が現れる。右折してすごい急坂のいろは坂を登りつめ、小森の集落の最上部に広場があるので車をとめさせて頂く。広場の石垣の左端に「行仙岳登山口」の消えかけた小さな表示があったのでほっとする。
 登山道入口付近から南に、小原峰が山頂にアンテナを輝かせ、斧山と小原峰との間に玉置山が頭を出しているのが望める。杉林をジグザグに登る、要所に行仙岳の表示があり、立派な石垣もあるので昔は繁昌した道のようだ。沢筋では崩落した箇所もあるが、概してしっかりした道が峠まで続いている。峠には弘化2年の地蔵が建っている。ここから厳しい尾根の急登の連続だ。小森の集落などを木の間から眺めながら急坂を登ると1カ所だけ南の視界が開けた所があり、台形の小原峰と果無山脈が展望できる。樹林の急坂が続き、最後に滑り易い落葉した粘土質の坂をこなすと行仙岳山頂だ。山頂には三角点とアンテナ中継所の痕跡?らしいコンクリートの基礎が2ヵ所あり、整地された広場だ。東方のみ樹間が開け、同じ名前の行仙岳や笠捨山が見え、アンショウ山がその前に立ちふさがっている。峠から展望の小原峰までピストンしたかったが、体力的、時間的に余裕がなかったので往路と同じ経路で下山した。帰途、温泉地温泉(おんせんじおんせん)の滝の湯で汗を流し、西吉野で今が旬の富裕柿を買って、R168で帰阪した。
 この山の位置から奥駈の山々や果無山脈の展望を期待したが樹林のため果たせなかった。今回、省略した小原峰からの眺望が素晴らしいようだ(ネット情報)。あまり一般化していないので静かな山歩きには好適な山だ。


   (小森の行仙岳登山口)   (登山口から小原峰を望む)    (植林帯をジグザグに登る)

    (要所にある表示)           (竹林を通る)        (古い石垣のある立派な道)

 (何箇所か沢筋で崩壊した道)    (峠の石地蔵)        (峠から尾根の急登が始まる)

 (尾根から見える小森の集落)    (付近の山腹の紅葉)     (展望尾根から果無山脈)

   (頂上直下の急坂)       (行仙岳の小山頂広場)     (行仙岳から東方を望む)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大峰山脈
・2万5千分の1地形図   十津川温泉

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