法主尾山(1024.0m)

 

★ひとこと   「風屋ダムから樹林の美しい長い尾根道で法主尾山へ」

風屋ダム付近から稜線に頭を出した法主尾山を望む

★行った日   2007年11月4日(日)午前  朝のうち曇後晴  単独
        
★コース

高槻4:43(近畿道、西名阪)=柏原IC(県道、R24、R168)=7:13風屋ダム登山口7:22→サイレン塔7:32→展望尾根7:54→P802 8:37→P868 9:04→9:32(1024.0m)法主尾山9:45→P868 10:04→P802 10:24→10:45展望尾根10:50→サイレン塔11:04→11:12風屋ダム登山口11:20(R168)=十津川村小森、行仙岳登山口11:45

 風変わりな山名に惹かれてはるばるやって来た。R168から風屋ダムの堰堤を渡ると取水口の建物前に数台分の空地があったのでとめさせてもらった。法主尾山(ほうしゅおさん)登山口は野尻へ抜ける道でもあるすぐそばの鉄梯子を上る。下山時に地元の人がいたので山名を尋ねると、法主とはドングリをさし、ドングリの実る尾根の山を意味して上記のように言っているとの答えだった。別の案内書によると「ぼうずおやま」とも記されていた。
 梯子を上って雑木林の斜面を登ると左へ登る道が現れる。道なりに少し進むと尾根の突端の切り開きがあり、右の法面に法主尾山の小表示があるので崖をよじ登ると立派な尾根道に出る。ここから尾根をどこまでも西進する。ダムのサイレン塔を過ぎてしばらく樹林を進むと見晴らしのよい展望尾根だ。西北には伯母子岳から東へ続く山並み、正面の北側には高時山、東北には八経ヶ岳から釈迦岳に続く大峰の峰々が青空に浮かび上がっていた。樹林帯の尾根道を根気よく登っていくが、ごく最近に道の下枝が刈り払われ、歩き易くなっていた、感謝!。P802を過ぎるとアップダウンはあるがなだらかな尾根を進み、美しい広葉樹疎林の平地にでるとP868だ。方向を失いやすいので赤テープを注意深く拾うことだ。この少し先でやせ尾根となり北側が崖崩れで切り落ちている。この辺りの樹間から釈迦ヶ岳などの奥駈の峰々が望める。ここから杉林の急坂を登りつめると法主尾山三角点だ。樹林の中の小空間で全く展望はきかない。往路と同じ経路で下山し、R168で行仙岳登り口へ向った。
 法主尾山は、山頂付近からの展望は期待できないが、踏み跡から判断するとあまり登山者が多くないので静かな樹林を楽しめる山だ。このルートはP868付近以外は狭い尾根道で、要所に赤テープもあるので迷うことはない。


  (法主尾山登山口の鉄梯子) (登り口から高時山とダム水門)  (登り口から雑木林を登る)

 (小表示を頼りに尾根に登る)   (平らな雑木林を行く)          (サイレン塔)

 (尾根道をなだらかに登る)  (尾根から南方の玉置山(中央奥))    (展望尾根)

(展望尾根から西北を望む)   (展望尾根から北の高時山)  (展望尾根から東北を望む)

    (樹林帯を進む)      (P868付近の平らな疎林帯)   (北側崖崩れの尾根道)

 
(崖崩れ上尾根から東北を望む)  (山頂直下の杉林急坂)     (樹林の中の法主尾山)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   風屋

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