★ひとこと 「鳥見山公園から山頂を経て尾根伝いに貝ヶ平山へ」
鳥見山公園
★行った日 2008年2月11日(月祝) 晴 単独
★コース
伊那佐文化センター10:25(R370、林道)=(鳥見山公園)林道拡幅部11:11→11:35鳥見山公園11:43→展望台12:00→(734.6m)鳥見山12:21→貝ヶ平口バス停分岐13:00→13:16(822.0m)貝ヶ平山13:26→貝ヶ平口バス停分岐13:35→鳥見山14:04→鳥見山公園14:04→林道拡幅部14:39(R369、R369)=わかさぎ温泉笠置いこいの湯(R163、R170)=高槻
針から榛原を経て吉野方面へ向うときはR369の香酔(こうずい)峠を越えて次の信号を右折し玉立(とうだち)橋を渡る。宇陀警察署を過ぎると鳥見山公園の標識があるので右折し道なりに林道を進む。徐々に路面に残雪が増え、2WDの普通タイヤでは登らなくなってきたので林道わきの広い所に駐車した。
よく滑るのでわだちの跡を避けて林道を15分も歩くと鳥見山公園と桜井へ向かう道との分岐点だ。4WDでもここまでで、5分も雪の車道を進むと鳥見山公園だ。雪景色に赤い橋の映える公園を登ると東海自然歩道に合流し、小山の上まで登ると展望台だ。南に宇陀盆地がアメーバーのように山々の間に広がり、先ほど登ってきた伊那佐山も一握りの山塊でしかなく、さほど遠くない所に音羽三山が連なり、遠くに高見山から薊岳の台高、更には大峰山脈が白く輝き、西には金剛山や葛城山が霞の上に浮かんでいた。展望台から少し戻って鳥見山へ向う尾根道を登る。稜線の西側斜面は植林されたばかりの若木なので、下界を垣間見ながら明るい尾根道登りだ。杉林に入ってひと登りすると雌岳だ。その先、下って上り返すと鳥見山頂上だが樹木に囲まれて展望は全くない。ここから先は1人の先行者のつぼ足跡を忠実にたどり杉林の中をなだらかに下る。杉林中では目印が全くないので足跡がないと方向を失いそうだ。やがて足跡は玉立(とうだち)方向?へ下ってしまい、樹間に見える貝ヶ平岳を目標に歩きやすい所を選んでつぼ足行進だ。林道交差点にはテープがあるので有難い。鞍部で笹薮のブッシュとなり、膝までもぐる雪の笹薮こぎの登りは至難の業なので、近くの杉林へエスケープして回避する。再び尾根道に戻って少し進むと貝ヶ平口バス停分岐だ。ここから急坂だがトラロープがあったので不精してアイゼンをつけずに腕の運動を兼ねてなんとか登った。山頂手前には足元にK9、木の枝に香酔山の標識がかかっているが、道なき急坂らしいので寄り道は敬遠し、貝ヶ平山へ直行だ。すぐ先が展望のない山頂で、尾根をそのまま下ると吐山(はやま)へ行けるようだ。
山頂で一服後、往路を下り、難渋した笹薮ブッシュも下りはなんとか突破することができ、鳥見山からは解け出した水の流れる尾根道を鳥見山公園へ下った。林道では一台のワンボックスカーが脱輪し、数台の車が止まっていた。僕の駐車位置より少し上だ。雪道では無理をしないのが鉄則だ。帰途、笠置の「わかさぎ温泉笠置いこいの館」でリラックスし、R163の精華町付近の事故の大渋滞に遭遇し、一般道で夜も更けてから帰り着いた。
このところ冬型気圧配置が続き、一昨日には大阪でも積雪を見るような寒い日の連続だったがきょうは快晴のハイキング日和だった。積雪を敬遠して奈良中部の低山めぐりだが、最も寒い時期らしく雪景色が楽しめた。鳥見山山麓には東海自然歩道も通っており、コースはよく整備され、展望にも恵まれた山域だ。
(鳥見山公園) (東海自然歩道を行く)
(鳥見山展望台)
(鳥見山展望台から東南〜南〜西を望む)
(鳥見山への登り道)
(展望尾根を登る)
(鳥見山頂上)
(方向を見失う杉林) (杉林の尾根を行く)
(笹薮ブッシュもある)
(香酔山分かれ道)
(貝ヶ平山頂上) (鳥見山公園へ下る)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 初瀬
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