羽束山(524m)

 

★ひとこと   「香下から珍しく雪のつもった雑木林の里山へ」

大岩ヶ岳稜線から羽束山を望む

★行った日   2008年2月25日(月)  晴  単独
        
★コース

高槻6:25(R171、府道、県道)=8:19香下寺駐車場8:28→六丁峠8:51→(431m)甚五郎山8:57→六丁峠9:01→9:20(524m)羽束山9:30→峠9:49→10:04(500.5m)宰相ヶ岳10:15→峠10:27→10:41香下寺駐車場10:44(県道)=千刈貯水池駐車場11:19

 昨日、大阪の山沿いは珍しく数センチの積雪がありスリップを恐れて外出しなかったが、きょうは一日だけの晴の予報だったので三田方面へ出かけた。しかし、きょうも薄く積雪があり、僕は2WDのノーマルタイヤの悲しさ、近道の能勢の山越えの道は通行不能の恐れ大なので、R171で都市部を大回りして三田の香下(かした)に到着し、薄雪の坂をスリップしながら上って羽束山(はづかやま)登山口のある香下寺駐車場に止めさせてもらった。
 香下寺横の登山口から丁石に導かれて雪道の参道を進み、石段を登り始めたが雪が10センチ位になってきたのでスパッツをつける。九十九折れの参道を20分も登ると甚五郎山分岐点の六丁峠だ。5分ほど雑木林の尾根をおだやかに登ると南に視界の開けた甚五郎山だ。眼下に白く彩られたゴルフ場が広がっている。六丁峠まで戻って参道を進む。所々から東方の山々が俯瞰できるなだらかなトラバース道を行くと、頂上まで450メートルの標識があって石段が始まる。祠もある巨木の森の石段を登り切ると観音堂や羽束神社のある羽束山山頂広場だ。岩場には展望図もあり、雪をかぶった三田の丘陵地帯が綺麗だ。
 観音堂まで戻り、左横の小さい標識「木器」(こうづき)に従って小道を下る。雪の雑木林の急坂を九十九折れに下ると、太いロープの垂れたちょっとした岩場が現われる。ここで大失敗、ロープに頼りすぎて雪の付いた岩の斜面で足を踏み外して頬を強打、甘く見たわけではないが雪の山道は慎重な行動が必要だ。雑木林の急坂を下りきると鞍部の峠で、右は木器、左は香下寺、直進は宰相ヶ岳(さいそうがだけ)だ。道端の木々を手掛かりに滑らないように雪の急坂を登り切ると宰相ヶ岳三角点だ。山頂から西側の展望が開け、東南には間近にずんぐりした羽束山が鎮座している。山頂から峠まで木々を掴みながら急坂を下ったため、翌日は腕の筋肉痛になってしまった。峠からはなだらかな一本道を順調に下り、ため池の堤防を越えると香下寺の駐車場はすぐだ。まだ時間が早いので大岩ヶ岳ヘ登るべく三田市街経由千刈へ向った。
 羽束山は近くの大船山や大岩ヶ岳から眺めると特徴のある双耳峰のとんがり帽子だ。その姿に誘われて、雪のない近場の低山を選んだつもりだったが、雪の里山スノーハイキングだった。


   (香下寺右横の登山口)     (照葉樹林帯を登る)        (石段の参道を登る)

 (九十九折れの参道が続く)        (六丁峠)             (六丁峠の地蔵)

  (雑木林をなだらかに登る)       (甚五郎山)        (六丁峠から照葉樹林を行く)

  (東の視界が開けた所もある)    (石段の参道が始まる)       (山頂の観音堂)

    (羽束山の展望所)     (羽束山から雪の急坂を下る)         (峠)

    (よく滑る雑木林を登る)     (稜線から見える北の山)      (宰相ヶ岳三角点)

                  (宰相ヶ岳から西南〜西〜西北を望む)

   (宰相ヶ岳の展望所)    (峠から樹林をなだらかに下る) (香下寺横の峠への登山口)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   木津、武田尾

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