半作嶺(893.5m)三ッ森山(950m)

 

★ひとこと   「大垣内から半作嶺を経て見晴らしの岩峰三ッ森山へ」

平瀬から乙女の寝顔(半作嶺)を望む

★行った日   2008年3月1日(土)  晴一時曇風強し  単独
        
★コース

高槻4:51(近畿高速、阪和道、R311、県道)=8:15城戸バス停8:32→登り口8:50→ピーク10:03→P83710:29→10:42(893.5m)半作嶺10:56→半作峠11:27→展望尾根11:46→P848三角点11:54→12:31(950m)三ッ森山12:38→東峰12:45→三ッ森山13:00→P848三角点13:27→13:30展望尾根13:37→半作峠13:54→林道登山口14:07→乙女のしずく14:32→林道分岐14:55→15:03城戸バス停15:10(県道、R371)=おおとう山遊館16:00

 3年前の4月に登った時に地図を途中で落としてしまい半作嶺(はんさみね)山頂まで行けなかったので今回はそのリベンジだ。南紀田辺ICからR311を本宮方向へ、鮎川で右折し安川渓谷に向い、城戸バス停前の空地に駐車する。大阪では下弦の半月が出ていたが、ここでは晴れ間もあるが黒雲が出て嵐のような雲行きだ。
 バス停の先を右折して橋を渡り、旧道の県道に出合うので右折し、半作峠へ向う下川林道分岐を越えて直進する。この辺りで強風と共に驟雨に遭遇したがその後は降られることはなかったが風の強い一日だった。大垣内(おおかいと)の橋の手前を左折し、民家の横の細い道を通って山へ入る。杉林の急坂をジグザグに踏み跡をたどる。テープ目印があるが作業用のものもあり紛らわしいのでとに角主稜線を外さないように登る。P608を過ぎてピークを越えると少しなだらかになるが視界は全く駄目だ。P837を越え、最後に石楠花まじりの岩稜をよじ登ると半作嶺の狭い頂上だ。全方向の大展望だ。東にこれから向う三ッ森山(みつもりやま)や百間山(ひゃっけんやま)まで尾根がうねって続き、北にはあす登る予定の嶽山(だけやま)が三角形の姿を見せている。下山は所々に設置されているロープの助けを借りながらやせ尾根の岩稜を巻いて下る。ここできょう初めて林道からこられた単独行の男性と会い挨拶を交わす。半作峠には尾根途中で左へ下るが、そのまま直進すると図根三角点のあるピークに達し三ッ森山へ向う稜線が展望できる。植林帯を下ると石仏のある半作峠だ。左へ下ると下川林道の登山口、尾根を直進すると三ッ森山だ。


  (城戸バス停近くの橋を渡る) (山裾の民家のそばから登る)  (杉植林帯をジグザグに急登)

   (細い尾根を登り続ける)        (薮っぽい尾根を登る)       (岩稜も現われる)

      (雑木林を登る)       (岩をよじ登ると半作嶺三角点) (頂上からロープ付き急下降)

       (半作嶺山頂から北〜東〜東南を望む、右の尾根筋を三ッ森山へ進む)

  (南へ続く稜線の図根三角点)  (図根三角点から法師山)        (半作峠の石仏)

 峠から少し薮っぽい所を過ぎると明確ななだらかな道が現われ、20分も進むと南側が切り開かれた明るい尾根道となる。そのすぐ先が薮の中のP837の四等三角点だ。アップダウンを繰り返しながら尾根道を進み、三ッ森山手前の西のピークでは右裾の巻道を行ったが歩き難く、帰りに通ったピークの道の方が良かった。ここで三ッ森山北尾根から登って来られた休憩中の2人連れに逢い会話を交わす。やせ尾根の岩稜を木の根をつかんで登り切ると三ッ森山山頂だ。三角点の少し手前に北に突き出た岩頭があり、そこからの西北に広がる展望が抜群だったが強風にあおられそうで恐ろしかった。西にはいま歩いて来た半作嶺からの稜線、北には岩尾根が見える嶽山がひろがっている。三角点ピークからは東に百間山や法師山が尾根続きで誘っているようだ。三ッ森山は西のピーク、本峰、東峰の三つのピークから成っているので東峰まで足をのばした。本当は百間山まで行きたかったが、残念ながらGPSに地図とウエイポイントの入力を忘れたため未知の下山道に自信がなく、半作峠ピストンにした。
 石仏のある半作峠まで戻り、杉林の道を林道登山口へ下った。登山口の向かい側に薮っぽい下山路入口があり、そこを下った。道が崩れ、薮に覆われた所もあるが、調査用?の上が白で黒色のプラ杭をたどれば迷うことはない。林道をショートカットして水場「乙女のしずく」に飛び出す。あとはたんたんと林道を下って城戸バス停に帰りついた。早かったので平瀬まで行って半作嶺の眺望ポイントを経て合川の宿へ向った。
 平瀬の集落から眺めると乙女の寝顔の鼻の部分が半作嶺だ。三ッ森山は半作嶺から東へのびる稜線上に並んだ三つの岩峰だ。稜線ではしばしば強風にあおられたが晴の絶好の登山日和に恵まれて大塔山系西端の稜線歩きが楽しめた。

 (四等三角点手前の展望尾根)    (南に開けた展望尾根)      (P837四等三角点)

   (石楠花の多い尾根を行く) (尾根下の歩き難い巻道を行く)    (薮っぽい笹原を行く)

 (三ッ森山岩頭から半作嶺)   (三ッ森山の見晴らし岩頭)    (三ッ森山三角点)

   (三ッ森山の見晴らし岩頭から西南〜西〜北〜東北を望む、左が半作嶺、右が嶽山)

           (三ッ森山三角点から東北〜東〜南を望む、中央が法師山)

     (半作峠へ戻る)          (林道へ下る)           (林道登山口)

 (林道登山口から山道を下る)  (乙女のしずくで林道へ合流)       (林道分岐)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図   合川

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