所々草紅葉に染まった平原のような幅広い稜線を南下する。蝶ヶ岳の三角点や横尾分岐をすぎてなだらかにハイマツ帯を登り切ると方位板があって、その下の小屋が蝶ヶ岳ヒュッテだ。その先の丘が蝶ヶ岳最高点で、右へ下ると徳沢だが三股は左へ下る。紅葉の縞模様になった山肌を眺めながらなだらかに下るとすぐに大滝山分岐だ。機会があれば大滝山から徳本峠へ下りたいものだ。分岐を直進して樹林帯を下り、水のない蝶沢を過ぎ黙々と下るとまめうち平だ。コメツガの樹林が発達している所だ。急坂を下り、最後の水場、力水を過ぎて本沢の吊橋を渡り、本沢に沿って下るとやっと三股だ。最後の林道歩きで出発点の駐車場だ。蝶ヶ岳から3時間かかった。あすの雨飾山のため、R148を北上し2時間余で小谷温泉に到着した。
三股から常念岳-蝶ヶ岳周回コースは1泊2日で行けるルートだ。紅葉は少なかったが蝶ヶ岳周辺が黄葉のシーズンを迎えていた。10月に入ると早朝の空気が澄み渡り、夏山では見られなかった遠くの山々も展望でき、秋の常念岳から蝶ヶ岳の稜線が堪能できた。
(平地にある蝶ヶ岳三角点) (草紅葉の蝶ヶ岳の準平原) (横尾分岐付近)
(蝶ヶ岳最高点と穂高連峰) (蝶ヶ岳ヒュッテ) (蝶ヶ岳から下り始める)
(紅葉の大滝山分岐)
(紅葉し始めた樹林を下る)
(ガレ場の道を下る)
(蝶沢から見る最後の常念岳) (まめうち平のコメツガ林)
(急坂をジグザグに下る)
(最後の水場の力水) (本沢を渡る吊橋)
(本沢に沿って下ると三股)
★道端の花