(さわやかなブナ林を進む) (落葉盛んな尾瀬沼分岐点)
(見晴の小屋群前)
見晴から温泉小屋まで尾瀬ヶ原の東端を横断する。山頂から見ると平らな大草原だが意外に凸凹して、へこんだ所に川が流れている。左の彼方の至仏山を見ながら30分も歩くと温泉小屋だ。ここから尾瀬ヶ原の水を一手に引き受けて流れる只見川に沿って山腹を下る道だ。途中、手すり付きの岩稜があって、左下に流れが見えるのが平滑(ひらなめ)ノ滝だ。滝と言うよりも急勾配の河床全体に水が流れている優しい滝だ。さらに川沿いに下り、御池を右に分けてしばらく進むと三条ノ滝だ。手すりなしの急な階段を下った所が展望台だ。深くて滝つぼは殆ど見えなかったが、紅葉の岩壁から豊富な水量が豪快に流れ落ちているさまは感動ものだ。先ほどの御池分岐まで戻り、見晴分岐まで急坂一辺倒のしんどい上りだ。この辺りのブナ主体の広葉樹林は丁度紅葉の最盛期を迎えて輝いていた。吊橋を渡って、樹林と湿地帯が交互に現われ、天神田代、西田代、ノメリ田代、上田代、姫田代、御池田代を過ぎると三条ノ滝から2時間半かかってようやく御池の駐車場だ。あす会津駒ヶ岳に登るべく桧枝岐村へ向った。
燧ヶ岳は東北一の高さを持ち、麓に尾瀬沼や尾瀬ヶ原を配する四季折々に輝く名山だ。花の季節も華やかだと思われるが、紅葉の季節も、山頂からの展望は草原、山、湖沼と三拍子そろい、ブナをはじめとする広葉樹が色付いて華やかだ。高層湿原が黄金色に輝き、おまけに名瀑、三条ノ滝の紅葉とのコントラストが素晴らしかった。
(尾瀬ヶ原から至仏山を望む) (枯野の尾瀬ヶ原を進む)
(温泉小屋)
(尾瀬ヶ原の360度の展望、見晴近くから東北〜東〜南〜西〜北〜東北を望む)
(川に沿って山腹を進む) (平滑ノ滝展望台から)
(ブナの道を進む)
(豪快な三条ノ滝) (滝付近の紅葉)
(御池へ戻る道のブナの大木)
(幾つかの田代(湿地帯)を行く) (鮮やかな広葉林を行く)
(吊橋を渡る)
(針葉樹林が交互に現われる) (上田代を過ぎるとすぐゴール)
(やっと御池駐車場)