★コース
高槻3:46(中国道、山陽道、神戸淡路鳴門道、高松道、徳島道)=美馬IC(R438)6:15=見の越(R439)7:19=7:38名頃登山口駐車場7:49→登山口8:21→ダケモミの丘9:10→水場分岐10:02→菅生分岐10:09→10:30(1893.4m)三嶺10:54→光石分岐10:57→大タオ11:22→(1815.9m)西熊山11:48→12:12お亀岩12:22→西熊山12:45→13:21休憩13:27→光石分岐13:53→14:01三嶺14:10→菅生分岐14:17→水場分岐14:25→ダケモミの丘14:48→登山口15:17(林道経由)→15:47名頃登山口駐車場15:52(R439、R32)=大豊IC(高知道、松山道)=いよ西条IC(R11)=湯之谷温泉18:25
四国の西の雄峰、剱山の西に位置する名峰が二百名山の三嶺(みうね)だ。名頃から三嶺を経てお亀岩ピストンの計画だ。西の空の満月に照らされて出発、明るくなった明石海峡大橋から鳴門大橋を渡って久しぶりの四国だ。美馬ICから細い曲がりくねったR438で標高約1400メートルの峠を越えると剣山登山口の見の越だ。沢山の車がとまっているのを横目にR439をしばらく下り、名頃で左折して祖谷川を渡ると広い三嶺登山口駐車場だ。見の越と違って数台の車しかなく閑散としていた。三嶺林道は数年前から災害復旧のため通行止が続いており、ここから歩き開始だ。
駐車場の奥から伸びる地道林道に入り、平尾谷川に並行して樹林帯をなだらかに約1キロ進み、最初のヘアピンカーブで登山道に入る。崩れた小谷のガレ場もある急な山道を上ると先ほどのショートカットした林道に出合う。ここが第2ヘアピンカーブの第1の林道登山口だ。林道をそのまま進むと第2の林道登山口があるが遠回りなのでここから登山道に入る。カツラの大木を過ぎ、ブナ、トチ、ツガなどの大木が並ぶ原生林が続く。稜線に出ると先ほどの第2の林道登山口からきた道と合流するウラジロモミ林が広がるダケモミの丘だ。しばらくシコクシラベのなだらかな稜線が続き、稜線が急になると視界が開け、剣山、次郎笈(じろうぎゅう)から続く稜線が左に見渡せる。笹原の小灌木帯の急坂を斜めに登り、水場への道を左に分け、大きな露岩のそそり立つ斜面を登りきると池のある稜線上に到着だ。右へ行くと三嶺避難小屋を経て菅生に下るが、左へ稜線を上ると文字通り360度展望の三嶺頂上だ。東には登ってきた稜線の彼方に剣山がそびえ、南には剣山に伸びている稜線の途中に白髪避難小屋が光り、西には緑の絨毯の続く西熊山の彼方に天狗塚が三角推の姿を見せていた。
(名頃の林道入口) (登山道分岐)
(林道をショートカット)
(林道登山口) (カツラ大木のある新緑を行く) (ブナ、トチ、ツガの自然林)
(清々しいブナ林が続く) (ダケモミの丘で登山道合流)
(シコクシラベの尾根を行く)
(剣山に続く稜線) (最後の岩稜笹原を行く) (山行池畔に建つ避難小屋)
三嶺頂上から西へ笹原を少し下った鞍部で高知県側の光石へ下る道を左へ分け、台地の様な笹原を西進する。緑の笹原に少し色の濃い斑点が点在するのがコメツツジの大群落らしい。白いちっちゃな花の咲く夏頃に来て見たいものだ。大タオの鞍部から登り返すと西熊山三角点だが平らな丘のようだ。稜線をさらに次の鞍部まで下るとお亀岩だ。左下にお亀岩避難小屋があって光石にも下れ、直進が天狗峠を経て久保へ下れる三叉路に大岩が鎮座している。昼過ぎにはUターンする計画なのでここまでだ。往路通りの美しい尾根を戻るが、だんだん疲れがたまってきて大タオから三嶺へのきつい上りが非常にしんどかった。後は下りばかりルンルン気分で下山、調子に乗って第2ヘアピンカーブで登山道を見過ごし、延々と林道ばかりを下って駐車場へ帰り着いた。あすの東赤石山に備えて、細いR439と立派なR32で大豊ICを経て西条へ。
山腹のブナなどの広葉樹林帯、岩稜帯の見晴し抜群の三嶺頂上、天狗塚へ伸びる草原の稜線美など本州の中部山岳地方の山々にひけをとらない一級品だ。
(三嶺頂上から西北〜北〜東〜東南を望む)
(山頂直下で光石へ分岐) (西熊山へ続くなだらかな草原) (西熊山から三嶺を振り返る)
(北に見える菅生の集落)
(西熊山三角点) (お亀岩へ向って下る)
(西熊山から西北〜北〜東〜南〜西〜西北を望む)
(お亀岩)
(三嶺へ向って戻る) (三嶺から下る)
(笹原斜面を下る) (広葉樹林帯を下る) (林道を名頃へ向って下る)
★道で出会った花
ショウジョウバカマ(西熊山) ツルシキミ(名頃林道) ネコノメソウ(名頃林道)