越前大日山(1319.6m)


★ひとこと   「大日峠から急坂のやせ尾根で別名、越前甲へ」

越前大日山(越前甲山)頂上広場
                                      
★行った日   2009年6月8日(月)  曇一時霧雨   単独
 
★コース

佐野温泉8:00(R416、林道)=林道ゲート9:20→林道登山口9:56→10:30大日峠10:36→P1180 11:15→11:40(1319.6m)越前大日山11:50→P1180 11:58→大日峠12:15→林道登山口12:36→12:58林道ゲート13:04(林道、R157)=温見峠(R157、県道、R417、R303)=マキノ温泉さらさ(R161、湖西道路、名神)=高槻

 越前大日山は石川県との県境にある古い火山で越前甲山とも言う。薮の具合にもよるが加賀大日山までピストンしたかったが、昨日から引き続き悪天候なので断念した。勝山からR416を北上し、続きの舗装林道を更に進むと大きな堰堤の下で道は終りだ。堰堤のすぐ手前に鎖ゲートがあって地道林道が続いている。道端に駐車し、鎖ゲートを通って出発だ。
 少し進むと右手に登山口表示が現われ、すぐ上にマムシ警告のある祠があり、その右横の草深い小道をたどる。草深い小灌木に覆われた沢に沿って進み、取り残されたような巡視路の鉄橋を2度渡り、約30分進むと林道に出合う。越前甲登山道の小さな標識に従って山道に入るとすぐに工事中の林道に出合う。向かい側の踏み跡に入り、ぬかるんだ急坂もある沢沿いに登りきると大日峠だ。左の小灌木のやせ尾根をたどり、ピークを越えるとトラロープの張られた急坂が続く。灌木帯の旧火口壁を登るとP1180だ。なだらかな小灌木帯を進み、最後に急斜面をこなすと切り開かれた越前甲三角点広場だ。広場の笹薮越しに白山や経ヶ岳の展望が素晴らしいらしいが、きょうは想像するだけだ。山頂から西へ加賀大日山へ向う尾根道が下っているが、晴れの日にこの稜線をたどりたいものだ。林道出合まで往路をたどり、そこから薮がおっくうなので林道を下った。

   (林道ゲートを進む)        (祠登山口を上る)       (マムシ注意の祠)

  (孤立した巡視路橋を渡る)   (雑草をかきわけて進む)    (傾いた巡視路橋を渡る)

 
      (林道登山口)     (イタドリのジャングルを進む)      (沢に沿って上る)

      (谷を上る)              (大日峠)          (稜線の急坂を上る)

 (ブナ林の急坂を延々と上る) (なだらかになると山頂が近い)  (越前大日山頂上広場)

 まだ昼過ぎなので、R157の温見峠を越えて岐阜県に向ったが、途中、根尾黒津と根尾能郷の間が今年9月まで通れず、林道を大回りして徳山ダムへ向った。関西からR303を利用して能郷白山へ登るには温見峠からではなく能郷谷からのほうがよさそうだ。R417、R303と快適国道を通り、マキノ温泉で疲れを癒し湖西から帰阪した。
 勝山から山頂を眺めるとドーム型で武将の兜に似ているところから越前甲の名があるそうだ。大日峠から山頂まで旧火口壁の急登が続く男性的な山でシーズンには多くの花が楽しませてくれる展望の山だ。

       (赤兎山から経ヶ岳と越前大日山(右)を望む(2007年6月13日撮影))

   (勝山から経ヶ岳方面)    (勝山から越前大日山方面)   (R157迂回路表示板)

★道で出会った花

 ムラキサギゴケ(祠登山口)   ミヤマキケマン(祠登山口)    ムシカリ(祠登山口)

   ヤマフジ(祠登山口)     ヤグルマソウ?(祠登山口)  ラショウモンカズラ(祠登山口)

 ホソバノキソチドリ?(林道登山口)タニウツギ(林道登山口)    ガマズミ(林道登山口)

 エンレイソウ(林道登山口)   サンカヨウの実(林道登山口)  フタリシズカ(林道登山口)

    ニガナ(大日峠)       シロバナニガナ(大日峠)      ホウノキ(大日峠)

    ユキザサ(P1180)      ツクバネソウ(P1180)       チゴユリ(P1180)

★ルート断面図

★地  図
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  北谷

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