文化の日から4泊5日で群馬県西部の山々を訪れる計画だ。日本列島は出発日前日に季節外れの寒波に見舞われ高山や峠道は積雪の情報だ。計画通り、荒船山に向うべく碓氷軽井沢ICから妙義荒船林道に入ろうとしたが、引き返してきた車の人に聞くと通行止だそうだ。積雪のせいだと1人合点して、再度、上信越道に入り、松井田妙義ICから妙義山へ向った。晴れで祭日の妙義山は紅葉狩りの人で満杯だ。妙義神社付近の駐車場はすべて満車なので素通りし、中之岳神社駐車場にチャリンコをデポ、途中のふれあいの湯に車をとめさせてもらった。
ふれあいの湯は妙義神社より中之岳神社寄りに位置し、大混雑が予想されるので妙義神社をカットして近くの中間道登り口から遊歩道に入った。杉林中の丸太階段を上ると妙義神社を右に分け、更に登り続けると大の字分岐だ。右の大の字を経て相馬岳へ至る尾根道はザイル必携と掲示されている。分岐から左の中間道を進むとすぐに第2見晴だ。第2見晴の岩稜から金鶏山(きんけいざん)へ続く屏風岩が正面に見え、切れ落ちた足下から紅葉しつつある稜線が立ち上がっているのが絶景だ。中間点と記された自然石の本読みの僧を過ぎると紅葉し始めた広葉樹林にあずま屋が建っている。この辺りから少し険しくなり、長い鉄梯子を上るとオーバーハングした岩壁をくりぬいた道があり、続いて石門や大砲岩などがある奇岩の林立するこのコース一のハイライトだ。
(県道196から白雲山の岩峰)
(妙義山中間道登山口)
(息を切らして丸太階段を上る)
(大の字分岐)
(爽やかなトラバース道)
(第2見晴)
(第2見晴から屏風岩を望む)
(ほぼ中間点の本読みの僧) (爽やか遊歩道を行く)
(あずま屋)
(紅葉越しの屏風岩)
(長い鉄梯子を上る) (岩肌のくりぬき道を行く)
(大砲岩への岩稜道)
(鎖場が続く)
(天狗の評定の上が大砲岩)
大砲岩への分岐から鎖場が続き、鎖を頼りに岩稜を上り下りするが渋滞待ちだ。天狗の評定の上に大砲岩があるが割愛だ。ちょっとビビッタせいもある。天狗しか行けない様な岩峰が続いているのが見事だ。米国西部のアーチーズNPのトンネル岩を小形にしたような第四石門をくぐるとあずま屋やあり、その先の見晴台からの眺めが素敵だ。先程の大砲岩がそびえ立ち、紅葉の中の岩峰尾根が眺められた。石畳の急坂を下ると中之岳神社だ。拝殿から石段を下ると県道わきの中之岳神社駐車場だ。ここからの金洞山の岩峰も撮影ポイントだ。ここでデポしたチャリンコをゲット、歩けば1時間半かかる下りばかりの県道を30分弱で戻れた。松井田妙義IC近くのR18のコンビニであすの食料をゲット、スタンドに寄ってから裏妙義へ直行。
過去、上信越道から奇岩林立の妙義山を眺めながら一度寄ってみたいと思っていたが今回やっと念願がかなった。稜線を行くだけの技量はなく、中間道を通っただけだが期待に違わず、奇岩の連なる岩峰を眺めるだけでも素晴らしいが、その一部に上がっただけでぞくぞくするような気分が味わえた。
(天狗しか行けない岩峰)
(第4石門) (天狗の評定から先の岩峰)
(大砲岩のアップ) (第4石門下のあずま屋) (見晴台分岐)
(見晴台から金鶏山の支尾根を望む)
(見晴台)
(中之岳神社への下り道) (中之岳駐車場から金洞山岩峰)
(中之岳駐車場から荒船山方面を望む)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 西上州
・2万5千分の1地形図 松井田、南軽井沢
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