経ヶ岳(2296.3m)
★ひとこと 「仲仙寺から南ア展望台の稜線を経て経ヶ岳」
伊那市考古資料館前から南アを望む
★行った日 2010年6月6日(日) 晴一時曇
単独
★コース
茅野7:54(地方道、R152)=諏訪IC(中央道)=伊那IC(県道203)=9:05仲仙寺9:15→10:24四合目10:32→五合目11:02→六合目11:30→11:51七合目11:59→12:46八合目12:50→九合目13:13→13:42(2296.3m)経ヶ岳13:56→九合目14:18→14:35八合目14:39→七合目15:02→六合目15:12→五合目15:25→四合目15:43→16:25仲仙寺16:35(県道203)=伊那IC(中央道、名神)=高槻21:05
経ヶ岳はあちこちにあるが訪れるのは中央アルプス北端に位置する独立峰的な2000メートル峰だ。中央道で伊那谷を北上していると左手に木曽駒ヶ岳の次に目につく山塊だ。伊那ICから権兵衛街道を進み農業公園手前を右へ入ると仲仙寺(ちゅうせんじ)だ。2、30台とまれる駐車場に3台先行車があった。
仲仙寺参道を進み、石段下から右へ入ると林道に合流するがすぐに山道になる。なだらかな道が樹林をぬう様に続き、途中に伊那養護学校のピット表示などもあり、生徒も登るような穏やかな登山道だ。朱色のツツジが点在するカラマツ林を進み、大泉ダムから来る道との合流点が四合目だ。ここから合数表示が始まる。カラマツ林のなだらかな道が延々と続き、五、六合目を過ぎて少し傾斜を増した道を登ると七合目のピークだ。南へ尾根が別れていて踏み跡らしきものが下っているが権兵衛街道に出られるようだ。この辺りからはっきりした稜線の道となって展望も徐々によくなり、笹原林床のダケカンバやカラマツの稜線を右の伊那谷を眺めながら登りつめると展望抜群の八合目だ。南には残雪の木曽駒ヶ岳、東には伊那谷の彼方に、八ヶ岳や南アルプス北部の峰々が並んでいる。
(仲仙寺石段下を右へ) (なだらかな山道を延々と進む)
(四合目)
(七合目ピークで一息入れる)
(カラマツの尾根を行く) (南ア展望台の八合目)
(八合目から八ヶ岳と南アルプス(東北〜東〜東南)を望む)
(八合目から南アルプスから中央アルプス(東南〜南〜西南)を望む)
八合目から笹原の見晴し稜線を登るが、この辺りが一番のハイライトだ。道端にミネサクラが咲く笹原尾根から、西には御嶽山が見え、振り返ると伊那谷が綺麗だ。九合目の手前の笹が道を覆い隠している辺りから、黒沢山へ向かう藪っぽい踏み跡が右へ分岐している。石碑や石仏のある奥の院跡と言われる九合目から笹が登山道を覆い隠す道となるが、赤リボンをたどって殆ど支障なく歩ける。笹で隠された道を、一度ピークを越えてから上り返して針葉樹林に入ると経ヶ岳三角点だ。石碑と石仏が林立している山頂だが視界はないので八合目付近が休憩の適所だ。この道は大半がなだらかなので、往路4時間半かかったが下山は2時間半で下れた。仲仙寺下の伊那市考古資料館前から東方の眺めは伊那谷の彼方に南アの峰々が連なる素敵な眺めだ。帰りは休日渋滞にもあわず順調に帰阪した。
経ヶ岳はなだらかな登山道が延々と続くが、七合目辺りから2000メートル峰らしくなる。八合目展望台からの木曽駒ヶ岳や南アルプス北部、八ヶ岳の眺め、八合目からの展望のよい笹原稜線がこのコースの売りだ。
(八合目から木曽駒ヶ岳) (南アを背に稜線を登る)
(霞む御嶽山)
(八ヶ岳)
(藪道になった黒沢山分岐) (九合目)
(はっきりした踏み跡の笹藪)
(樹林の向こうが山頂) (多くの石像のある経ヶ岳)
(伊那谷へ明るい稜線を下る)
(南アを眺めつつ尾根を下る) (仲仙寺へ帰着)
レンゲツツジ?(四合目) オトコヨウゾメ(四合目)
きんぽうげ(四合目)
ガマズミ(五合目) ホソバノアマナ(五合目)
クルマバソウ(五合目)
エンレイソウ(六合目) タチツボスミレ?(七合目)
ユキザサ(八合目)
ミヤマカタバミ(八合目) コヨウラクツツジ(九合目)
ミネザクラ(八合目)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 伊那・宮ノ越
Homeへ