能郷白山(1617.5m) ★ひとこと 「能郷谷林道を延々と歩いて霧の能郷白山ピストン」 ★行った日 2011年9月11日(日) 曇一時時雨(ガス) 単独
★コース
高槻4:42(名神、北陸道)=木之本IC(R303、R417、県道270、R157、能郷谷林道)=7:46能郷田林道ゲート7:53→旧駐車場8:43→登山口9:02→9:52林道出合10:01→10:25稜線出合10:30→11:34前山肩広場11:43→P1432 12:10→12:50白山権現祠12:57→(1617.5m)能郷白山三角点13:03→P1432 13:31→13:58前山肩広場14:07→稜線出合14:47→14:59林道出合15:05→登山口15:29→旧駐車場15:42→16:13能郷谷林道ゲート16:24(能郷谷林道、R157、県道270、R417、R303)=木之本IC(北陸道、名神)=高槻19:38 能郷白山(のうごうはくさん)は越美国境の山々の最高峰で大展望の山だ。温見峠(ぬくみとうげ)から最短コースで登れるが、岐阜県側からは国道がしばしば不通となり(現在も通行止め)、今は猿楽の白山神社のある能郷谷(のうごうたに)からしか登れない。山頂にはその奥社が祀られている。大阪からは大垣IC経由で根尾川に沿って北上するコースと木之本ICからR303、徳山ダムを経てアクセスするコースがあるが、後者を利用した。大阪は晴れていたが木之本から山間部に入ると曇り空となり、能郷谷では標高1000メートル以上は雲の中だ。7年前には登山口の近くまで車で行けたが、車道崩壊のため以前より約1時間多く林道歩きが必要だ。R157を北上し、能郷から温見峠へ向かう国道(今は峠まで行けない)を右に見て能郷谷林道へ入る。白山権現神社前を通って3キロほど進むとゲートがあって4、5台の駐車スペースがあり、2台地元ナンバーの車が先着していた。 先着の若い2人連れ登山者に挨拶して先にゲートを出発、草花の多い林道を歩き始めた。中腹以上が雲に覆われた山々を眺めながら小1時間歩き、以前の駐車場広場を過ぎてやっと登山口だ。生憎、ポツリときたのでザックカバーだけをつけて山道へ入るとすぐに能郷谷を渡るが、これがなかなか難物だ。写真の丸太は単なる流木なので頼りにならず、飛び石の浅そうな所を靴のまま何とか渡った。ここからロープ場もあるブナ自然林の急坂を小1時間、汗水たらして頑張ると草ぼうぼうの林道出合だ。登山口から続いている車も通らない林道跡だ。ガスのかかり始めた中を、標柱の横から草深い山道に入り、急坂を上ると視界の広がる稜線出合だが生憎真っ白だ。ややなだらかになったブナ林もある稜線を登って、草深い道をオヤマリンドウを踏まないように黙々と進む。なだらかなピークを過ぎて笹薮や雑草が途切れた小空き地が前山肩の休憩の適所だ。ブナ大木の茂る稜線を下ってP1432を過ぎ、道を覆い隠す茂みを掻き分けて進み、笹原の急坂を登りきると白山権現社の硬く閉ざされた奥社が建っている。強風とガスのため折角の大展望の願いも叶わず、祠の陰で小休止しただけで三角点へ向かった。 (休憩適所の前山肩広場) (ブナ林を行く) (P1432の小広場) (草深い道をかき分けて進む) (小灌木笹原帯を登る) (白山権現奥宮) 折角の1等三角点だが吹き飛ばされそうな風に辟易してそそくさと下り始めた。頂上直下で駐車場で挨拶を交わした2人連れと出合い、そのすぐ下で他の2人連れと出合ったのできょうのこのコースの登山者は3パーティー5人だけだ。下りにはやや霧が晴れ始め尾根が姿を現し始めたが、肝心の能郷白山は隠れたままだ。時々姿をみせる根尾谷の山々を眺めながら、来た道を下った。最後の能郷谷の渡渉ではずぼらになって靴のまま流れを渡り、グジュグジュ言わせながら正面に雷倉を眺めつつ長い林道を下った。帰途、根尾谷から振り返っても能郷白山は雲の中だが、大阪はきょうのガスの中の山歩きが嘘のよう晴天だった。 ★道で出会った花 ヤマゼリ(林道) クズ(林道) クサボタン(林道) イタドリ(林道) ツリフネソウ(林道) ?(林道) ダイコンソウ(登山口) ツルニンジン(登山口) クルマバハグマ(林道出合) イヌトウバナ(前山) ヨツバヒヨドリ(前山) アマドコロ?(前山) ホソバノキリンソウ(前山) ムシカリ(前山) ナナカマド(前山) ツルアジサイ(前山) モリアザミ(前山) ホツツジ(前山) カニコウモリ(前山) ゴマナ(前山) ツルリンドウ(前山)
★ルート断面図
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