中山(1255.0m)


★ひとこと   「馬場島から立山杉の尾根を経て剱岳展望台の中山へ」

早月川橋梁から剱岳と中山(中央手前)を望む

★行った日   2011年9月26日(月)  晴時々曇  単独
 
★コース

高槻3:10(名神、北陸道)=立山IC(県道3、県道46、県道333)=8:00馬場島8:20→中山登山口8:29→草地9:24→9:47(1255.0m)中山10:02→鞍部10:15→東小糸谷出合10:57→林道出合10:51→11:10菊石11:19→林道出合11:32→馬場島11:45

 中山(なかやま)は剱岳早月尾根(はやつきおね)登山口のある馬場島(ばんばじま)から手軽に行ける剱岳岩峰群の展望台だ。高速深夜割引の利く早朝に出発すると大阪から馬場島までおよそ5時間だ。馬場島荘で宿泊手続き後中山周回コースに早速出発だ。
 馬場島荘から車道を10分ほど下って立山川を渡った所が中山登山口だ。大きな駐車場があるが紅葉時には満車になるそうだ。登山口から丸太階段が続くが支尾根の道沿いに京都北山の芦生杉(あしうすぎ)そっくりの立山杉の巨木があるので退屈しない。登山口から1時間ほど登ると草地があり、剱岳を初めあす登る予定の大猫山(おおねこやま)への急な支尾根が望めた。ここから少し頑張ると稜線に達し、巨木の立山杉の並ぶだらだら坂の稜線を進むと間もなく中山頂上広場だ。山ガールで賑わう山頂からは、少しもやっていたが素晴らしい剱岳の岩峰群が間近に望め、左には猫又山(ねこまたやま)、右には大日山も望めた。山頂から東南へ少し下り、クズバ山との鞍部から東北へ小さい沢を丸太橋で渡りながら下る。やがて東小糸谷に出合って谷間を下ると立山川河原の林道出合だ。車止めゲートを越えて1キロほど林道を進むとサイホン式送水管があり、その傍らで下半分砂に埋まった縞々の巨石が横たわってるのが菊石(きくいし)だ。巨石の上から立山川を見渡せるが、その昔、立山地獄谷の硫黄が人に背負われてこの川沿いに運ばれてきたそうだ。そんな事を想いながら立山川沿いの林道を馬場島へ向かった。なつかしい早月尾根登山口で道草を食いながら馬場島荘へ昼前に帰り着いた。夕食時、岐阜県の巣本市から来られた50代後半の男性と話が弾み、奥美濃の山談義に花を咲かせた。きょうは剱岳を日帰り往復して、更に中山へ登られたそうだ。
 中山はハイキング気分で登れるしっかりした道のある山だ。沿道の立山杉の巨木と山頂からの剱岳展望がウリだ。客室から正面に剱岳岩峰群が見える清潔な馬場島荘も素晴らしく、紅葉シーズンには是非訪れたい所だ。

              (早月川橋梁から剱岳〜大日岳の峰々を望む)

       (馬場島荘)          (路傍の剱岳表示)         (中山登山口)

    (丸太階段を上る)     (立山杉の多い尾根を登る)      (ブナ林もある)

 (途中の草地から大猫山方面)  (立山杉古木尾根を進む)   (山ガールで賑わう中山山頂)

                 (中山頂上から剱岳を望む)

     (自然林を下る)         (沢沿いに下る)         (河原の林道出合)

  (車止めゲートを越えて進む)     (縞々巨石の菊石)       (サイホン式送水管)

★道で出会った花(猫又山とともに記載)

     カニコウモリ(中山)     アキノキリンソウ(中山)      テンニンソウ(中山)

     ムシカリ(中山)        イヌトウバナ(中山)       ミヤマニガウリ?(中山)

     アキギリ(中山)        イブキボウフウ(中山)       モリアザミ(中山)

      イタドリ(林道)       サラシナショウマ(林道)      マツミシソウ(菊石)

    ダイモンジソウ(菊石)     ヌッコウキスゲ(大猫山)   ギョウジャニンイク(大猫山)

    ヤマハハコ(大猫山)       ヤマゼリ(大猫山)     ゴゼンタチバナ(大猫山)

    チングルマ(小猫)        オヤマリンドウ(小猫)     タテヤマリンドウ(小猫)

   ナナカマド(ブナクラ峠)    オヤマボクチ?(ブナクラ峠)    ヨメナ(ブナクラ峠)

   ノリウツギ?(ブナクラ谷)   ヨツバヒヨドリ(ブナクラ谷)     ?(ブナクラ谷)

    ゴマナ(ブナクラ谷)      ヤマボクチ?(ブナクラ谷)  ミヤマコゴメグサ(ブナクラ谷)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       剱・立山
・2万5千分の1地形図  剱岳

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