医王山(939.1m)


★ひとこと   「加賀と越中国境の医王山へ」

鳶岩

★行った日   2011年9月28日(水)  晴時々曇  単独
 
★コース

馬場島5:34(県道333、県道46、県道3)=立山IC(北陸道、東海北陸道)=福光IC(R304、百万石道路)=7:25堂辻7:32→金山峠7:37→沢出合8:07→鳶岩登り口8:25→鳶岩8:49→8:55ピーク9:02→金山峠分岐9:08→沢出合9:28→金山峠10:11→10:16三千坊10:30→堂辻10:36(百万石道路)=夕霧峠展望台10:48→奥医王山登山口10:50→11:10(939.1m)奥医王山11:14→奥医王山登山口11:32→夕霧峠展望台11:38(林道、県道209、県道22、県道189、R8)=金沢西IC(北陸道、名神)=高槻15:54

 医王山(いおうぜん)は石川・富山県境にあって金沢市の近くに位置し、関西で言えば六甲山に似て、多数のハイキングコースを有する身近な山だ。福光ICからR304で金沢方面へ、途中から百万石道路で医王山に向かい鳶岩(とんびいわ)登り口の堂辻(どうつじ)到着だ。
 堂辻からなだらかに登り、金山峠(かなやまとうげ)で三千坊(さんぜんぼう)を左に分け雑木林を下る。急な梯子坂(はしござか)を下ると沢があり、渡渉して道なりにカニの横ばいと称するへつりを進む。草つきの濡れた岩壁に沿って鎖を掴みながら横にはって進む。木々の下にちらちら沢が光っており、意外に緊張する場面がしばらく続く。ここを抜けると、直進が大平池だが鳶岩は左へ入り、約45度位の岩壁に張られた鎖に取付く。見た目には垂直に近い岩肌を100メートルほどよじ登ると、やっとトンビの嘴に似た鳶岩だ。振り返るとかなり高度感がある。このルートは下りは禁止されており、雨の日も止めたほうがよい。西側が切れ落ちた尾根を進み、ピークを過ぎて日本庭園のような稜線をなだらかに下ると金山峠分岐だ。雑木林を下ると沢筋に出合い、爽やかな沢を2、3度渡渉しつつ下ると、先程の沢出合だ。金山峠から三千坊に寄り道し展望台に上がってみたが、周りの木々が成長して展望はいまひとつだった。堂辻に戻って、車にて奥医王山に向かった。

 (百万石道路の医王山表示)     (堂辻の登り口)         (三千坊分岐の金山峠)

   (梯子坂の急坂を下る)       (沢出合で渡渉)      (濡れているカニの横ばい)

    (鳶岩へ岸壁を登る)       (ひたすら登り続ける)       (鳶岩の岩頭)

(崩落壁面上をピークへ向かう)   (日本庭園のような尾根)      (沢伝いに下る)

    (金山峠に向かう)        (沢出合付近の滝)        (三千坊展望台)


 夕霧展望台下に車を止め、奥医王山登山口に向かって車道を下る。小さな鳥居から丸太階段を上って30分ほど尾根伝いに進むと奥医王山三角点広場があり展望台も建っている。きょうは少し霞がかかってあまり遠望は利かなかったが途中の見晴台から砺波(となみ)平野の彼方に奥美濃の山々が望めた。帰りは、夕霧峠から林道で金沢に出て、金沢西ICから順調に帰阪した。
 医王山と名のつく山はなく、奥医王山を最高峰とする一帯の山域を称したものだ。崖、深い谷、美しい滝などがあり、スキー場や縦横にハイキングコースが通じあって、都会から近いのでレクセンターの趣だ。

 (夕霧峠展望台から登山口へ)   (奥医王山登山口)        (丸太階段が続く)

           (イオックス・アローザスキー場の向こうに広がる砺波平野)

 (奥医王山頂上の展望台)   (夕霧峠展望台に向かって下る) (ハイキングコース案内図)

★道で出会った花(花はなし)

    アキギリ(金山峠)       アキノキリンソウ(金山峠)    シロヨメナ?(金山峠)

    ホツツジ(カニの横ばい)     ママコナ(鳶岩)       イブキボウフウ(沢出合)

    カニコウモリ(沢出合)     ヤマボクチ(沢出合)       クルバマハグマ(金山峠)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  福光

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