吾妻耶山(1341m)


★ひとこと   「紅葉を愛でつつ谷川連峰展望の山へ」

斜め後姿の仏岩

★行った日   2011年10月25日(火)  曇一時小雨  単独
 
★コース

高槻3:17(名神、北陸道)=柿崎IC(R8、米山林道)=米山・大平コース登山口9:35(米山林道、R6)=柏崎IC(北陸道、関越道)=水上IC(県道291、県道270)=12:29仏岩ポケットパーク12:43→赤谷峠13:07→仏岩13:12→赤谷分岐13:38→14:12(1341m)吾妻耶山14:23→赤谷分岐14:46→仏岩15:03→赤谷峠15:06→15:16仏岩ポケットパーク15:27(県道270、県道291)=水上IC(関越道)=沼田IC(R120、R401)=尾瀬戸倉温泉17:30

 当初、「米山さんから雲が出た・・・♪」の三階節で知られる越後の米山(よねやま)へ立ち寄るつもりで北陸道の柿崎ICから米山林道を進み大平コース登山口をめざした。しかし、山頂へ2時間半の所で通行止めだ。折から雨も降り出したので米山を中止し、太平洋側の天気を期待して、簡単に登れる谷川岳展望と紅葉で知られる吾妻耶山(あづまやさん)へ目的地を変更した。関越道のトンネルを過ぎ、水上ICから猿ヶ京(さるがきょう)へ向かって進み、トンネル手前の仏岩ポケットパークに駐車だ。車道沿いにはイチゴ大のサクランボのような真っ赤な実を沢山つけているヤマボウシが紅葉していた。
 仏岩(ほとけいわ)登山口の標識通りに山道に入り、植林帯をしばらく登るとる稜線に達し、直進すれば川古(かわふる)温泉に下る赤谷峠(仏岩峠)だ。峠から落ち葉の稜線を少し南下すると大きな奇岩がそそり立つ仏岩だ。ちょっと行き過ぎて南側から見上げると仏像の斜め後姿のようだ。緑と黄と赤の広葉樹が混在する美しい稜線を、左前方に真っ赤なカエデ越しに吾妻耶山、左に薄くかすんだ谷川岳方面の稜線を垣間見ながら落ち葉の上を進む。最高の稜線だ。やがて、稜線の直登部が通行止め、指示に従って右の巻道を進むと赤谷方面へ向かう道を右に分け、ブナ林を尾根へ向かって登る。

 (ヤマボウシ実る仏岩登山口広場)   (仏岩登山口)          (植林帯を登る)

   (川古温泉分岐の赤谷峠) (落葉を敷き詰めた尾根を南下)      (仏岩)

  (ブナとカエデの道を行く)    (カエデ越しに見える山頂)    (薄く見える谷川連峰)

  (直登は通行止め、巻道へ)        (赤谷分岐)          (ブナ林を登る)


 間もなく、なだらかな稜線歩きから木の根の絡まった急登が始まる。しばらく息を切らして登りきると苔むした岩塊原の谷間を飛び石伝いに進み、途中で谷間から右へ台地に抜け出すと黄色の葉っぱも散ってしまったカラマツ林だ。縦走路の大峰山を右に分けてしばらく台地を進むと三基の石祠が並んだ神社境内のような吾妻耶山頂上広場だ。北方に武尊山(ほたかさん)や谷川連峰が望める筈だが、残念ながら雲の中だ。山頂掲示で我慢するしかないようだ。東南の沼田市方向はまだましだが赤城山は雲に隠されたままだ。帰りも往路通りに下山し、あすの至仏山(しぶつさん)に備えて沼田から尾瀬戸倉温泉に向かった。
 残念ながら期待した山頂からの展望は想像するしかなかったが、三色の紅葉に彩られた稜線歩きが素晴らしかった。仏岩ポケットパークから2時間半で山頂を往復できるので、奇岩の仏岩、天気がよければ谷川岳の展望、紅葉見物などお手軽に楽しめる山だ。

   (稜線から水上温泉方面)    (木の根の急坂を登る)      (岩塊原の谷筋を行く)

   (岩塊原の岩壁とカエデ)    (落葉したカラマツ林を行く)       (大峰山分岐)

   (三基の石祠が並ぶ山頂)    (本当は好展望の山頂)      (谷川岳方面の眺め)

                 (吾妻耶山頂上から東南の眺め)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       谷川岳・苗場山・武尊山
・2万5千分の1地形図  水上、猿ヶ京

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