千ヶ峰(1005.2m)飯森山(900.7m)

 

★ひとこと   「高坂峠から飯森山経由千ヶ峰を経て作畑へ下山」

雨乞岩から笠形山へ続く稜線を望む


★行った日   2013年9月27日(金) 晴時々曇 単独

★コース

高槻5:03(中国道)=福崎IC(R312、県道8、県道367)=6:58作畑7:02(自転車デポ)(県道367)=7:16岩屋・地蔵堂前7:24→高坂峠8:10→8:18鉄塔8:29→高坂峠北9:06→飯森山南9:49→10:05(900.7m)飯森山10:15→多田坂峠10:39→11:17多田坂峠北11:28→岩座神分岐11:47→雨乞岩12:12→12:22(1005.2m)千ヶ峰13:05→林道始点13:56→作畑14:16(県道367)=自転車(8.8km)=14:51岩屋・地蔵堂前15:00(県道8、R427、県道566、R372、府道407、府道46)=高槻17:50

 笠形山(かさがたやま)から千ヶ峰(せんがみね)へ縦走路を歩く後編だ。千ヶ峰は東播磨の北端に位置し、尾根伝い以外に東の多可町、西の神河町から登山道が通じている展望豊かな人気の名山だ。後半は高坂(たかさか)峠から尾根伝いに千ヶ峰を経て作畑(さくはた)へ下る計画だ。R312から県道に入り、越知(おち)川に沿ってどこまでも進むと千ヶ峰石風呂ルート起点の作畑だ。バス停から越知川を渡って少し石風呂林道を進むが、ゲート手前で荒れた路面となり、車は進めないのでここで自転車をデポ。来た道を引き返し、岩屋で越知川を渡って地蔵堂前の空き地に駐車だ。
 地蔵堂から旧県道を田園地帯をぬいながら進み、県道8を渡って通行止めゲートを通り、前回に下った道を以前のままの土石流跡を越えて高坂峠へ向かう。高坂峠には車の跡がないので多可町側からも通行止めのようだ(未確認)。飯森山登り口の表示に従って植林帯をちょっと登ると鉄塔だ。木々が切り開かれた入相山(いりあいやま)も見える明るい休憩の適地だ。左が植林帯、右が自然林の稜線をしばらく登ると展望のないP731の高坂峠北四等三角点だ。時々、東側の展望が開けるが殆んどが植林帯の尾根を進むと林間の飯森山南四等三角点だ。ここから一旦下って登り返すと北側が展望の開けた飯森山だ。三角点広場から大畑(おおはた)の集落や千ヶ峰が望める。正面に千ヶ峰を眺めながら稜線を下ると地道林道の多田坂(たださか)峠だ。少し西よりの梯子を上がって再度稜線を少し登ると先程の飯森山が眼前に望める明るい鉄塔だ。美しい植林尾根を過ぎ、しばらく登り続けるとP834多田坂峠北四等三角点だ。梢越しにだいぶ近づいてきた千ヶ峰が望める。樹林帯を進み、岩座神(いざりがみ)を右に分けしばらく登り続け、稜線から笠形山へ続く稜線を振り返りながら進むと雨乞岩の岩稜だ。

(作畑バス停石風呂コース入口) (岩屋の地蔵堂前に駐車)  (旧県道入口の通行止めゲート)

 (土石流を越えて高坂峠へ)   (高坂峠の飯森山登り口)   (鉄塔から入相山を振り返る)

  (高坂峠北四等三角点) (植林(左)自然林(右)の尾根道を行く)  (飯森山南ピーク)

(飯森山山頂から千ヶ峰を望む)  (稜線を多田坂峠へ下る)   (多田坂峠の飯森山登り口)

  (鉄塔から飯森山を望む)       (美しい植林帯を行く)    (多田坂峠北四等三角点)

     (岩座神分岐)         (美しい雑木林を行く)       (見晴し尾根を行く)

 雨乞岩の岩頭から視界が開け、東方の六甲山から南の笠形山にかけて箱庭のような景色が望める。ここから展望のよい稜線を一旦下って登り返すと360度さえぎるもののない絶景ポイントの千ヶ峰山頂だ。まさに兵庫の山々の展望台だ。眺望を楽しんだ後、稜線をちょっと戻って、石風呂コースの表示通りに西へ下る。あまり歩かれていないらしく、羊歯が道を覆い、所々倒木もあって歩き易い所を下っている内に、下るべき尾根筋を間違ってしまい、正しい尾根に戻る場面もあった。植林主体の尾根をどこまでも下ると沢筋に出合い、崩れた所もある道を下ると石風呂林道出合いだ。所々で土砂崩れのある地道林道をしばらく下るとゲートだ。ゲートの先で自転車をゲット、下り道を快調に岩屋の地蔵堂へ帰りついた。なお、作畑から越知川名水街道と名付けられた自転車ルートが整備されており、見所をたどりながら戻ることも可能だ。
 健脚なら笠形山から千ヶ峰へ1日で歩くことができるが、単独ではアプローチが難しいのと9月初めの豪雨禍の影響も考えて2日計画とし、前回の笠形山から高坂峠に続く後編だ。植林帯の尾根歩きが多いが、稜線上の飯森山や雨乞岩、山頂一帯が草原からなる千ヶ峰からの展望が素晴らしい。千ヶ峰・笠形山縦走多可町仙人ハイクもあるので道標やルート情報は万全だ。

   (雨乞岩の岩稜を登る)     (雨乞岩から振り返る)      (千ヶ峰へ最後の急登)

                  (千ヶ峰から東〜南〜西の展望)

                  (千ヶ峰から西〜北〜東の展望)

      (千ヶ峰山頂)        (千ヶ峰から笠形山を望む) (山頂から石風呂コースを下る)

 (草深い尾根を間違えて下る)   (植林帯の登山道を下る)     (草深い谷筋を下る)

   (崩れた歩道を下る)        (石風呂林道始点)        (林道のゲート到着)

★道で出会った花

  アケボノソウ(石風呂林道)   ミカエリソウ?(石風呂林道)   ゲンノショウコ(地蔵堂)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       氷ノ山・鉢伏・神鍋
・2万5千分の1地形図  生野、丹波和田

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