斑尾山(1381.8m)

 

★ひとこと   「下荒瀬原から釜石山を経て斑尾山ピストン」

大明神岳から野尻湖と黒姫山を望む


★行った日   2013年10月12日(土) 晴一時曇 単独

★コース

高槻5:00(名神、中央道、長野道、上信越道)=信濃町IC(R18、県道96)=11:36下荒瀬原(即心院)11:44→(1020m)釜石山12:41→(1350)大明神岳13:26→13:33(1381.8m)斑尾山13:48→13:54大明神岳14:07→釜石山14:29→下荒瀬原(即心院)15:02(県道96、県道36)=戸隠中社16:00

 今週は台風が過ぎ去って弱い西高東低となり、連休初日は日本海側は時雨模様だが長野は晴れ間がのぞく模様なので北信五岳(妙高山(みょうこうさん)、飯縄山(いいづなさん)、戸隠山(とがくしやま)、黒姫山(くろひめやま)、斑尾山(まだらおやま))の内、未踏の後者3峰だ。1日目は半日しかないので簡単な斑尾山、トリッキーな戸隠山は結果的に2日目になったがどちらか風のない登山日和に、残りの日に黒姫山の計画だ。上信越道の信濃町ICから県道でカーナビの命ずるまま下荒瀬原(しもあらせはら)へ、斑尾山登山口の標識通りに左折、即心院(そくしんいん)近くの農道に路駐だ。
 即心院横の林道を蕎麦畑沿いに北上、右から来た車道と合流して少し進むと登山道の表示があって山道に入る。カラマツ林をなだらかに進み、3回目の林道出合から急坂だ。近頃話題になっている信濃町から十日町へ信越国境をたどる信越トレイルの出発点として、案内板がある。雑木林に栗絨毯の道が続くが、今年はクリやドングリが豊作のようだ。急坂を登りつめ、稜線に達すると菅川(すががわ)から来た道との合流点の釜石山(かまいしやま)だ。雑木林の稜線を進み、蟻のと渡(ありのとわたり)の表示のある石原山(いしはらやま)を過ぎるとブナ尾根が続く。半分紅葉した灌木帯の急坂を登ると大明神岳(だいみょうじんだけ)だ。昼過ぎから強風とともにガスってきたので素通りし、ガスに閉ざされたブナ尾根をしばらく進むと斑尾山一等三角点頂上だ。ガスがなくても展望はあまりよくなさそうだ。信越トレイル(80km:アプローチを含む)はこの山頂から天水山(あまみずやま)までだ。

 (下荒瀬原の斑尾山登山口)  (即心院横の林道を北上)      (カラマツ林を歩く)

     (雑木林を行く)           (栗絨毯を行く)       (信越トレイル掲示板)

  (釜石山から稜線を行く)    (気持ちの良い雑木林を行く)  (紅葉しかけた灌木帯を登る)

   (ガスり始めた大明神岳) (ガスったブナ並木の尾根を行く) (展望のない斑尾山頂上)

 山頂わきに祀られた十二薬師に手を合わせ、ブナ林尾根を戻る。途中で急にガスが散れ、大明神岳から大展望だ。足下に下荒瀬原から登ってきた稜線や野尻湖、正面に左から飯縄山、五地蔵山(ごじぞうやま)と雲に隠れた戸隠山、黒姫山、妙高山の北信五岳の4峰、の素晴らしい景観だ。いつまでも飽きない眺めにお別れして飯縄山を正面に見ながら紅葉しかかった灌木帯の急坂を下り、往路通りに即心院へ帰り着いた。あすからの戸隠山、黒姫山に備えて登山口を調べながら県道36を戸隠中社へ向かった。なお、戸隠一帯にはコンビニはなく、中社に小さな食料品店が1軒あるだけだ。
 斑尾山は野尻湖をはさんで飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山と対峙し、他の北信五岳と比べて標高がかなり低いにもかかわらず、独立峰的な存在のため野尻湖や他の4峰の展望台だ。本コースに限れば急坂もなく道標も完備した歩き易い道が続き、美しいカラマツ林やブナ林が誰でも楽しめる山だ。

   (山頂の十二薬師石像)   (ガスの晴れたブナ林を戻る)    (大展望の大明神岳)

       (大明神岳から望む野尻湖と北信五岳の四峰(妙高、黒姫、戸隠、飯縄))

     (灌木帯を下る)         (カラマツ林を下る)       (即心院まで戻る)

★道で出会った花

   マツヨイグサ(林道)        ヒメジョオン?(林道)       ゲンノショウコ(林道)

   ツリガネニンジン(林道)      イナカギク?(林道)      アキノキリンソウ(釜石山)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       妙高・戸隠・雨飾
・2万5千分の1地形図  飯山、替佐(かえさ)

Homeへ