三ッ峠山(1785.2m)

 

★ひとこと   「母の白滝コースで三ッ峠山を経て府戸尾根経由周回」

三ッ峠山


★行った日   2013年10月31日(木) 晴時々曇 単独

★コース

高槻2:55(名神、新名神、東名阪、伊勢湾岸道、東名、新東名)=御殿場IC 7:10(R138)=須走IC(東富士五湖道)=富士吉田IC(R137)=8:18河口浅間神社P8:27→母の白滝8:53→鉄塔9:30→9:50林道登り口9:57→(1732m)水無山10:56→11:20(1785.2m)開運山(三ッ峠山)11:24→11:34休憩11:45→水無山11:55→12:45鉄塔12:53→稜線別れ12:57→林道出合13:08→林道別れ13:23→鉄塔13:44→鉄塔13:50→鉄塔14:02→登山道出合14:23→14:26鉄塔14:33→母の白滝14:51→河口浅間神社P15:07(R137)=御坂町上黒駒

 今年の紅葉登山は、連休期間中の裏日本の天候が思わしくないので、新潟方面に行きたかったが富士山を眺めながら甲府周辺の低山歩きだ。三ッ峠山(みつとうげやま)から始まって黒岳(くろだけ)、乾徳山(けんとくさん)、茅ヶ岳(かやがだけ)の計画だ。高速の深夜割引に間に合うよう早朝出発、走り易いが無味乾燥な新東名で御殿場IC、箱根裏街道のR138が渋滞したが、青空に浮かぶ冠雪した富士山を満喫しながら東富士五湖道を通り、御坂(みさか)みちのR137のバイパスができたりしてちょっとうろうろしたが、快晴の河口浅間神社(かわぐちせんげんじんじゃ)駐車場に予定通りに無事到着だ。
 巨大な杉並木の参道を進み、本殿に手を合わせて裏口を出て車道に合流、バイパスの橋をくぐって右に富士山を眺めながら進む。今回の山行ではこの美しい富士の姿は最初で最後の見納めだ。民家の横から山道に入り、砂防ダム堰堤には鉄階段がかかった遊歩道を寺川(てらかわ)沿いに約30分進むと豪快な滝、母の白滝(ははのしらたき)だ。かつて富士登山の身祓(みはらい)をここでしたそうだ。滝の右岸を鉄階段で上り、滑の川床に沿って進み、黄葉した樹林の遊歩道を登り、松林やカラマツ林を通り抜けると林道出合の視界の広がった鉄塔広場だ。林道をショートカットして美しい紅葉の道を登ると西川林道出合だ。林道登り口から急な稜線登りだ。黄葉を愛でながら約1時間頑張るとカラマツ林の木無山(けなしやま)で稜線到達だ。笹原林床のカラマツ林の尾根道を開運山(かいうんざん)へ向かうが、途中に展望岩が右に張り出し、富士吉田方面と開運山の屏風岩(びょうぶいわ)の絶好の展望台だ。四季楽園の前を通って登りつめると開運山山頂だ。絶好の展望広場だが、肝心の富士山は雲隠れだが、あす登る予定の黒岳が両翼を張った美しい姿だ。少し北にアンテナ林立の御巣鷹山(おすたかやま)が見える。木無山、開運山と三峰で三ッ峠山と称するそうだ。

 (河口浅間神社参道を行く)   (R137バイパスをくぐる)       (最初で最後の雄姿)

 (寺川に沿って遊歩道を進む)       (母の白滝)        (滝の右岸を巻いて進む)

 (居るづき始めた樹林を登る)    (松林の自然林を行く)       (鉄塔で林道出合)

(木漏れ日を浴びて樹林を行く)  (林道登り口で稜線取り付き)   (色づいた広葉樹林を登る)

   (水無山で稜線出合)      カラマツの稜線を開運山へ)  (展望岩から富士吉田方面)

    (開運山の屏風岩)       (四季楽園と御巣鷹山)     (開運山の三ッ峠石碑)

             (三ッ峠山(開運山)から黒岳と霞んだ富士山を望む)

 先ほどの木無山から府戸(ふと)尾根先端の天井山(てんじょうやま)めざして稜線を下る。下ってからの車道歩きが鬱陶しいのと尾根からの展望があまり良くないので、途中から短縮コースだ。鉄塔から河口湖や立派な黒岳の雄峰を眺めてから、すぐ先の十字路から地形図の点線通りに山ノ神川に沿って下るべく右へ下る。快適な黄葉のトラバース道を下ると西山林道へ下り立ち、沢筋を下る点線の道を探すが見当たらず、最悪、往路の鉄塔出合まで戻るつもりで林道を北上だ。展望の良い林道を河口湖を眺めつつ、しばらく進むと巡視路と思われる小径が左へ下っているのでこれをたどることにする。黒岳を正面に見ながら、気持ちの良い日当たりの良い高圧線の切り開きを、小尾根を横切って進む。3本の鉄塔が過ぎた所で切り開きがなくなり、巡視路も倒木や崩壊地で行方不明だ。小沢を渡り、小尾根を無理やり越えて進み、やっと往路の山道に合流だ。あとは夕日に映える黄葉を愛でながら下り、母の白滝からしばらく歩くと大杉の並ぶ河口浅間神社だ。近くのコンビにであすの食料をゲット、R138の長い御坂トンネルで笛吹市に入り、御坂峠の入口を確認後しばらく進むと今回の登山基地の上黒駒(かみくろこま)だ。ここは武田騎馬軍団の名馬産地の一つだそうだ。
 三ッ峠山は富士山の展望で知られた山だ。富士山は雲の中だったが河口湖や御坂山から黒岳に続く山並みが雄大だ。浅間神社の巨大杉並木、母の白滝、木無山への黄葉の登り道、開運山の屏風岩など、見るべきものが多い所だ。

   (稜線を霜山方面へ下る)   (稜線上の展望の良い鉄塔)   (鉄塔の先で尾根から左へ)

              (鉄塔から河口湖とあす登る黒岳を望む)

      (林道を進む)       (林道から巡視路?を下る) (高圧線の下の切り開きを進む)

  (薮っぽい巡視路を進む)   (切り開きの3本の鉄塔を通る) (巡視路消失で薮コギ開始)

   (何本かの小沢を渡渉)   (やっと往路の登山道に合流)     (紅葉の道を下る)

   (母の白滝を横目に下る)     (浅間神社まで戻る)       (神社正面で振り返る)

★道で出会った花

   フジアザミ(府戸尾根)      イナカギク(府戸尾根)      リンドウ(府戸尾根)

   ヤマニガナ?(切り開き)     ヤマラッキョウ(鉄塔)     リュウノウギク?(鉄塔)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       富士山
・2万5千分の1地形図  河口湖東部

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