★ひとこと 「韮崎の深田公園から広葉樹林を巡って茅ヶ岳、金ヶ岳周回」
金ヶ岳稜線から茅ヶ岳を望む
★行った日 2013年11月3日(日) 曇時々晴 単独
★コース
上黒駒6:54(R137)=一宮御坂IC(中央道)=韮崎IC(県道27)=深田記念公園P7:39→林道出合8:03→水場8:38→9:12稜線出合9:18→深田久弥終焉の地9:21→9:38(1703.6m)茅ヶ岳9:55→石門10:11→南峰10:35→10:55(1764m)金ヶ岳11:12→林道金ヶ岳登り口12:21→林道茅ヶ岳登り口12:42→林道出合13:37→13:55深田記念公園P14:03(県道27)=韮崎IC(中央道、名神)=高槻20:28
茅ヶ岳(かやがだけ)、金ヶ岳(かながだけ)は奥秩父山地の西南端に位置し、中央道を甲府から北上すると右手にいやでも目につく山塊だ。深田記念公園から茅ヶ岳、金ヶ岳へ登り、長い林道歩きを経て周回の計画だ。韮崎(にらさき)ICから昇仙峡(しょうせんきょう)へ向かう県道を北上、途中の穂坂(ほさか)の深田記念公園駐車場が登山口だ。広い駐車場が満車に近く、紅葉シーズンの茅ヶ岳で大賑わいだ。
駐車場北側から少し進み、深田記念公園を左に見てアカマツと広葉樹の混交林のなか、幅広い道を行く。前山大明神林道を横切って黄葉の道を登り続け、涸れた沢筋に入ると間もなく女岩(おんないわ)手前の水場だ。左岸の岩場に取り付き、沢筋行き止まりの岩壁を巻くように登ると広葉樹の美しい急な幅広の沢筋だ。ジグザグに紅葉を愛でながら登り続けると稜線出合の展望岩だ。東北に奥秩父の瑞牆山(みずがきやま)、金峰山(きんぷさん)、国師ヶ岳(こくしがだけ)の峰々が並んでいるのが壮観だ。深田久弥終焉の地の石碑の横を通り、岩稜まじりのヤセ尾根の道を後ろに見える霞んだ富士山を振り返りながらしばらく登ると大賑わいの茅ヶ岳山頂広場だ。山頂は秩父の山々を筆頭に富士山、南アなどの展望台だ。満員の山頂を後にしてシラカバやコナラの急坂を北へ下り、鞍部から岩場を登り返すとアーチ岩の石門だ。
(早朝から満車の深田公園P) (深田公園から山道へ)
(自然林の山道を進む)
(前山大明神林道出合)
(涸れ沢筋を登る) (水場から女岩を左岸へ登る)
(色づき始めた樹林帯を登る)
(幅広谷筋をジグザグに登る) (稜線出合の展望岩)
(展望岩から金峰山を望む) (深田久弥終焉の地)
(岩稜気味の稜線を登る)
(茅ヶ岳から八ヶ岳〜金峰山〜富士山の大展望)
(甲斐駒ヶ岳を背景に茅ヶ岳山頂) (北尾根の急坂を下る) (アーチ岩の石門)
背後の笠雲をいただいた富士山を振り返りながら岩場の急坂をひと登りすると南峰だ。すぐ先の岩頭からは、下山予定の紅葉の稜線越しに甲斐駒(かいこま)や鳳凰(ほうおう)三山が並んでいる。ちょっと下って登り返すと金ヶ岳北峰だ。山頂付近の灌木のためあまり展望は良くない。北峰から南西尾根を下るが、ヤセ尾根に点在する岩頭から北方の八ヶ岳、西方の南ア、南方の錦衣をまとった茅ヶ岳と富士山のコラボなどが絶景だ。地形図を見るとこの南西尾根の北側に開口部を西に馬蹄形の岩稜帯があるのが爆裂火口跡だそうだ。富士山が茅ヶ岳に徐々に隠れていくのを左に眺めながら絶景のヤセ尾根を下り、やがてアカマツと広葉樹となった尾根道をどこまでも下ると前山大明神林道出合だ。長い長い林道歩きと往路の山道を経て深田記念公園に戻った。高速道路の所々で休日渋滞に出合いながらそぼ降る雨の大阪へ帰着した。
茅ヶ岳、金ヶ岳は展望と紅葉の山だ。特に、水場から稜線までの幅広谷筋の広葉樹の森や金ヶ岳西南尾根下方のアカマツと広葉樹の混交林が美しい。また、金ヶ岳付近からの富士山の展望や火口壁ヤセ尾根岩頭からの見晴しが秀逸だ。
(稜線から笠雲の富士山)
(これから下る尾根と南ア)
(金ヶ岳山頂)
(稜線から八ヶ岳を望む)
(ヤセ尾根を下る) (歩き易い幅広尾根を下る)
(美しい針広混交林を下る) (前山大明神林道出合)
(紅葉の林道を歩き始める)
(長い長い林道歩き)
(往路の自然林を下る)
(深田公園到着)
リュウノウギク?(林道)
ヤクシソウ?(林道) マツヨイグサの残り花(林道)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金峰山・甲武信・奥秩父
・2万5千分の1地形図 若神子(わかみこ)、茅ヶ岳(かやがだけ)
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